「「空母いぶき」に共通する邦画の挑戦と限界」新聞記者 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)

ホーム > 作品情報 > 映画「新聞記者」 > レビュー > AuVisさんのレビュー
メニュー

新聞記者

劇場公開日 2019年6月28日
全239件中、210件目を表示
  •  
映画レビューを書く

「空母いぶき」に共通する邦画の挑戦と限界

忖度と同調圧力が増すこの国で、現政権に異議を唱えること(フィクションではあるが、定例会見における菅官房長官との“対決”で注目を集めた東京新聞記者・望月衣塑子の著書が原案)に重点を置く劇映画を製作すること自体が、とてつもなくハードルの高いチャレンジだっただろう。主演の一人である松坂桃李をはじめ名の通った俳優を集め、公開までこぎつけたことに心より敬意を表する。

ただ、肝心の女性記者役に日本人女優をキャスティングできなかったことが、邦画界の限界を示してもいる。一定以上売れている女優に“反体制”の色がつくのを、所属事務所が嫌ったのでは。韓国人女優シム・ウンギョンは健闘したし、帰国子女という設定にして日本語ネイティブでないこともエクスキューズしたが、望月記者のトレードマークとも言えるあの執拗な質問を劇中で再現できなかったのは言語の壁が一因ではなかったか。意欲作ではあるが、傑作への道は遠い。

AuVis
さん / 2019年6月29日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:試写会
PROレビュアーとは?
PROレビュアーとは
映画の専門家として、映画.comの記事を多く執筆している方です。
PROレビュアーの星評価は、総合点への影響力がより大きくなります。
  • コメントする (コメント数 4 件)
  • 共感した! (共感した人 59 件)
fukutarou
fukutarouさんのコメント
投稿日:2019年7月13日

邦画で、権力に挑むジャーナリスト主役の映画は本当に稀有です。政権にすり寄る人たちが
多い中、よくぞ、完成させたと敬意を表します。が、みなさんがおっしゃる通り、肝心の女性記者の設定がいかにも不自然です。 シムさんは頑張ってましたが、やはり日本語のセリフが気になって気になって、物語に入り込めませんでした。

 きっと彼女が韓国映画で韓国語で生き生きと演じるときは、いい演技なんだろうな、いい女優なんだろうな、と想像はできましたが、(見てないのですみません)、この「新聞記者」では違和感が否めませんでした。

 彼女に決まった裏事情は知りませんが、もし日本の女優が見つからなかったのなら男性記者にしても良かったのでは? もっと事件を追いかける躍動感が出たと思います。
 男性記者を演じる男優なら、いくらでもイメージできます。あの人でも、あの人でも出たと思いますよ。二宮和也はちょっと難しいかな?

 金曜夜の銀座のせいか満席でした。パンフレットは売り切れでなく、代わりに望月記者の
本「新聞記者」を買っていく人が多かったです。

河童工房
河童工房さんのコメント
投稿日:2019年7月7日

全部フィクションだよね。

ぜろかげ
ぜろかげさんのコメント
投稿日:2019年7月6日

プロデューサーがインタビューで、松坂さん演じる役と恋愛感情を連想されるのを極力避けるために、初めから日本人キャストをキャスティングするつもりはなかったと発言してますよ。反体制の色がつくから、というのは深読みしすぎですね

ゆう
ゆうさんのコメント
投稿日:2019年7月5日

日本の女優さんを起用しなかったのは、そういう理由なんですかね。シムさんの演技は良かったけど、やっぱりキャスティングが、不自然でしたね。

このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi
採用情報