人間失格 太宰治と3人の女たちのレビュー・感想・評価
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映像はとても綺麗でした。
蜷川さんの作品だけあって、映像がかなり凝っていて、細かいカメラワークを駆使されているなと勝手に感じました。
酒を飲むシーンでは、ズームでずっと映しながらの映像が印象的でした。
太宰が倒れるときに、花を落とすシーンも綺麗に撮られていて、魅力的なものになっていました。
このような、人生を歩んで本を書いていたんだと、背景を知ることができ、小説も読んでみたいなと思いました。
ただ、自分の頭が弱すぎるせいもありますが、太宰の愛人、妻の涙の意図をうまく感じとれず、何を伝えてたかったのか疑問が残ってしまいました。
印象的
ハッとするような色鮮やかで印象的なシーンが多かった。3人の女優さん達が引き立っていたように思います。そういう映像が観たくて鑑賞したようなものなものなので、観てよかったという感想。内容は期待してなかったからがっかりもしない。
伝えたいことはなんだったのか、、
太宰作品を読み続け理解している人は、いろんな背景に考えや思いを巡らせることができたと思う、しかし太宰作品自体読んだことのない人には少し難しく、本来伝えたかったことが伝わりづらいのではないかと思った。しかし、映像や演出は蜷川作品ならではであり、すごかった。
波乱万丈の映画作品
やっと観に行けました!
小栗旬さんと二階堂ふみちゃんが好きなので、この作品は映画館で観たいと思っていました。
私はレビューの感想が他の方より下手なのですが、観ようかどうしょうか迷っているのなら是非映画館で観てください☺︎
ちょっとエロかもしれませんが、そこは女性監督さんならではの配慮があり清潔に出来上がっているので大丈夫です!
とにかく映像が美しくて、煌びやかでした!
小栗旬さんは本来はガッチリした体形なのですが、役柄に物凄く寄せていらっしゃました。痩せこけて筋肉を落としたやつれ具合で完璧なほどでした。その中でご自分の演じたい太宰治像を表現されていました。必見です!
二階堂ふみちゃんは愚かなほどに「女」を演じているみたいで、、、
私はまだこんなに自分を見失うほど男子を好きになったことないから、生まれ変わってまた女に生まれたら、こんな風に男子を好きになってみたいなと憧れにも似た感覚を持ってしまいました!流石、ふみちゃん♡
宮沢りえさんのでーんとした正妻の佇まい
りえさんの存在感は抜群に上手かったです!
素晴らしい作品に引き込まれて、その時代にいるみたいな感覚をプレゼントしていただきました♡
[追記] 12/21(土)
上映終了後のBD販売の際に、この素晴らしい作品が映像カットや最悪の状況になるのがとても残念というよりももう観ることが出来ないのが非常に悔しいです!
沢尻エリカさんの更生を待ちながら、本作の販売を期待しています。
ダイナーも見たけど私はこっちのがマシに思えた側 さすがに太宰が雪の...
ダイナーも見たけど私はこっちのがマシに思えた側
さすがに太宰が雪の上で吐血し、
意味分からん音楽と共に花降って来た時は引いたけど…
花で雰囲気や色彩を強調するのはええけど
それ毎回お腹いっぱいです
ところで二階堂ふみちゃんは女優をやるために生まれて来た感が最強
太宰作品は未読だけど、
これを鑑賞したきっかけで太宰だけじゃなく
本妻 愛人 共に心中した女性の本も読もうと思ったから
作品としてはイマイチでも太宰に興味を抱かせるという意味では十分文学に貢献になっているのでは
坂口安吾の地獄に落ちて書いてるか!はリアル?
好きなセリフだからリアルだったら痺れる〜
ほんで人間失格が監督失格ともじられてんの笑う
人間としての死、失格
雪の日の夜、葛藤していた太宰が道で喀血して倒れて、白いお花がたくさん降ってくる場面、まるで、お葬式のようだ、と感じた。人間津島修二としての死、つまり、ここで人間失格が象徴される。場面が変わると、作家太宰治が鬼のような雰囲気を纏って『人間失格』の執筆をはじめる。人間を失格したものにしか書けない小説、それが『人間失格』である。
愛人富栄が綺麗にしてしまった部屋を、帰ってきた妻が泣きながら、子供がこぼしたインクで自分ごと汚してしまうところが、美しくも、つらいコントラストだと思った、
監督の自己満
おはようございます。
人間失格の原作は既読です。
自分は太宰の幼少期の話が好きで、少しは描写されるかな?という期待と共に見に行きました。
感想としては、ひどい、につきました。
今期の自分が見た映画の中で最もひどいつまらない作品だったと考えます。理由は太宰がただ女好きで自堕落な人だと描写されている点とやたらと男と女の絡みが多い点です。(やたらと多いんです笑)
音に敏感な人には耐え難いと思います。
自分も音に敏感な方で途中から不快な気分になりました。
あまりおすすめは出来ません。
他にも見たい映画があり人間失格をみようかなという人は一度考え直してもいいと思います。
太宰治は胸糞悪かったが、 その周りの女3人がそれぞれ魅力的で、 そ...
太宰治は胸糞悪かったが、
その周りの女3人がそれぞれ魅力的で、
それに加え蜷川実花監督の独特な世界観が
マッチしてとても美しかった。
やはり宮沢りえの演技力は凄い。
絶妙におもしろくない
退館するほどでも眠たくなるほどでもなく、絶妙なおもしろみのなさだった。
有名な役者さん達ばかりだったので最後まで観れたというイメージ。
昔から偉人の伝記が好きだったので興味を持った映画でしたが、“太宰治”についてよくわからなかった。
(太宰治について予備知識はなく、作品も読んだことはありません。)
わかったことは女癖、酒癖の悪さのみ。
よさが全く伝わらなかったしなぜ3人の女性が惹かれるのかも共感できず。
写真家の方の映画だな〜としか感想が持てなかったです。
もともとそのイメージがあったので、それほどの期待値は持っていませんでしたがそれを下回るものでした。
映像は煌びやかでキレイでしたが時代背景と合っているのかも微妙なところ。
絵(画?)としての美しさは伝わりましたが内容があまり頭に入らず…
映画ではなく映像作品(アート)だったように思います。
なので私はもうこの方の作品を見ることないかなと思います。
個人的には一瞬の出演でしたが、高良健吾さんの三島由紀夫役がすごくハマり役だった気がします。
役者1、映像美0.5の感想です。
大丈夫、君は僕が好きだよ。
役者が最高な作品でした。人間を失格しているのに、底知れぬ魅力を持つ太宰を完璧に演じ切った小栗旬さん。これは堕ちる、しょうがない、とまで思わせる魅力がありました。恋と名声を手に入れた静子演じる沢尻エリカさんは、あんな男に翻弄されながらも一周回ってを落ち着きを手に入れ、狂った強さを持った女性を演じていたし、とにかく可愛かった。笑妻を演じた宮沢りえさんは、芯が強くて多分誰よりも太宰と太宰の書く小説を愛していて、かっこよかった。そして今回も体当たりなシーンを演じ切った二階堂ふみさんは、やっぱり理性を崩壊させたらあの年代の女優さんの中ではぴかいちではないでしょうか。見事に堕ち切ってました。笑でもふみちゃんだけ本当に脱ぐ必要ある?ファン的にはあまり嬉しくなかった、、、
そして個人的に最も印象に残ったのは、さくら演じる成田凌さん。登場人物の中で、おそらく誰よりも常人で、かつ太宰の妻と同じくらい彼の作品を愛していたのではないでしょうか。内に渦巻いた出せない感情と、それを出してしまった時のバツの悪さのような表情、とても愛すべきキャラクターを演じていると思います。人間失格を書け、と訴えるシーン印象的です。
蜷川実花さん監督作品は、ダイナーから二作目ですが、映像の美しさを作品の良さとは感じられなかったです。明治が舞台となっているため、装束や雰囲気は現代と異なるはずですが、そこに彼女特有の原色の強い映像を使うと、時代感と映像美がどちらも中途半端に感じられて残念でした。写真で見るぶんにはとても美しいのですが。フランス語などの音楽の使い方も、おしゃれなのか寒いのか、紙一重という感じでした。
あぁこれ実は?
とにかく世界観が安っぽく感じてしまった。
セットは寄りかかるとななめに軋む手すりに、雪降るシーンはBGMもなく明らかに雪じゃないキュッキュッっという音がなる始末。
衣装も、みんな脱ぐと現代物の下着だし、服も最近の子が「レトロ風」として着てそうななんちゃって昭和コーデみたいなのばっか。
上手く表現できないんだけど、日光江戸村でコスプレしてるようなチープさが特に前半すごく気になった。
フィクションなんで必ずしも、リアルな大正昭和を再現しろとは言わないけど、もっとビジュアルにこだわってほしかったな、、
この監督の作品ははじめて見たんですが、
好き嫌いはあれど、画がとてもキレイと聞いていたので、ビジュアルでがっかりするとは、、
でも見終わったあとにふと思った。
ああこれコメディなんじゃね?と。
作り込まれてない世界観も、安っぽいセリフも
情けない太宰と、太宰に引っ掛かるバカな女
を描いたコメディだと思えば納得できた。
まあ私は途中で時計確認しちゃったし、一緒に見に行った子は寝てたのでこの映画は合わなかったなー。
最後が残念
サブタイトルにもなっているが、太宰治を介して3人の女たちの生き様が描かれていると思う。
・自堕落な生活をする太宰を支える良妻。
・没落した華族である計算高い女。
・猟奇的に太宰を愛する愛人。
蜷川実花さんの監督作品は全て観ているが、女性をいかに美しく魅せるかに主眼が置かれているように思う。
父・蜷川幸雄劇団の豪華俳優陣を使えるキャスティング
写真家出身の映像美は流石の一言だが、最後の見せ場であるはずの入水自殺のシーンはガッカリだった。最後に目を開いたシーンは何を表現したかったのか謎。
ニナガワールド…
やはり、この監督の作品はうーんというものがある。
というのも、この人のスチールからしてあまり好きではないのだけれど、映画にもあれを無理に散りばめてくるところが嫌いだ。
今回の作品も多くのシーンでそれが見受けられて、興醒め。
ただ、役者それぞれの演技は素晴らしいから最後まで見れた。
太宰のイメージと小栗旬があっているかは知らないけれど、3人の女性のチョイスは素晴らしく、特に宮沢りえがさすが。
最後の泣きの演技、あそこは見る人によって感想が違ってくるシーンだなぁと思った。
これまでの太宰の浮気を知っていながらのあの涙は、一人の女として太宰の浮気に対する涙もあるだろうし、小説家という仕事柄、諦めというかそれを許してこそ小説家の後押しができるのだと自分に言い聞かせるような涙とも見えた。
ストーリーはそれらの演技でなんとか見れたが、セックスのシーンなどは薄かったな〜。
普通のシーンを花とかなんだか使ってあれだけ色濃く表現しているのに随分あっさりとしている。
まぁそれも良いコントラストになるのかもしれないけれど、物語としての軸をどこに置いているのかよく分からない。
恋なのか。作品作りなのか。はたまた太宰はどちらにもそれほど興味がなかったのか。
太宰の作品なんてほとんど読んだことは無いが、これを機に読んでみたくもなった。
蜷川ワールド全開
太宰治のファンには受けが悪いようだが、
太宰治についてほぼ知らなかった蜷川ファンの私には最高だった。
古きよき日本の文化に外国の文化が混じり始めてきた美しき時代を、
独特の色彩感覚で鮮やかに描いていて、最高。
この映画のためだけに作られた町のセット、壊さないでずっと置いててくれたらいいのに。
再現度は低く現実味もないが、ずっと見飽きず、美術館を見ているようで、スクリーンに釘付けだった。
切り取って見れば美しい
監督は「さすが写真家」というカットが沢山ありました。風景も色合いも芸術的。
映像美というよりは、ワンカットごとに切り取って額に飾りたくなるような美しさでした。
俳優陣は演技力で魅せるというよりも役柄にあっている人をキャスティングされていて違和感なく観れるという感じでした。
物語や登場人物の感情の深さを求めすぎず、美しい写真を見にいくつもりで観ればもっと楽しめたと思います。
蜷川実花の人間失格として
蜷川実花の人間失格としては
映像、音楽 共に良い作品だと思いました。
3人の女性にスポットを当てた
ストーリー、キャストは素晴らしく思い
蜷川実花監督の煌びやかな映画での勝負ではなくても良かったのかなと。
しかしながら、映像として楽しめる作品だと思います。
太宰治ファンには納得できないかもとしれないと感じはしましたが。
最高でした
蜷川実花が好きで観に行きましたが行ってよかったです。
3人の女たちとある通り、色恋が話の中心です。
太宰治が作品へ向き合うシーンは少ないので、作品のファンの方にとっては物足りないかもしれません。
演技の上手い人達ばかりですし、そこに蜷川実花の演出が混ざると最強です。
登場人物それぞれが苦悩するシーンは胸が痛くて仕方なかったです。とくに二階堂ふみ。
上映後、二階堂ふみの気持ちが分からん、などと言っている男性もいましたが・・・
とくに女性の登場人物の感情が難解なので、人生経験の浅い人は楽しめないのではないか、といい意味で思います。
もし私が10代の頃に見ていたら、面白くないって途中で見るのを止めてしまいそうです。
この作品は、ある程度様々な恋愛を経験した女性が1番楽しめるんじゃないでしょうか。
全282件中、101~120件目を表示