人間失格 太宰治と3人の女たちのレビュー・感想・評価
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良くも悪くも蜷川美花ワールド
小栗旬の演技はもちろんのこと、脇を固めるキャストの演技には思わず引き込まれました。二階堂ふみがあそこまでやるとは、、
その分、所々で出てくる癖の強い演出やBGMがうるさい。シーンにそぐわない音楽が流れた瞬間現実に引き戻されます。映画のヘルタースケルターの雰囲気が好きな人はこれも好きなのでは、、(監督が同じなので当たり前ですが)
監督にとっては芸術かもしれませんが、それを映画に持ち込みすぎだと感じてしまいました。
個人的にこの演出の仕方は好きではないので、ちょい役でも豪華なキャスティングだったが故に残念です。
演出が精神的に疲れるので、病んでる時に観るのだけはやめた方がいいと思います。
余計ですが、劇中の藤原竜也は雰囲気が本物の坂口安吾の写真そっくりなので、是非注目してほしいです。
ん~…。微妙。
公開初日(9月13日)に、映画館で見た感想。
良かったところ↓
赤ちゃんかわいい。
二階堂ふみが素晴らしい。
エロい(結構衝撃)。
悪いところ↓
内容が薄い。
最後の入水自殺シーンは?って感じ。
もっと細かく入水自殺の様子を見たかった。
期待していたのと違う。
ああ、死ぬかと思った。
と、冒頭のシーン。とんでもなくクズ野郎が、徹頭徹尾画面に出続ける。
だいたい、個人的にダザイは嫌いだ。津軽の坊ちゃんのくせに貧乏プレーのような文章を書くし、卑屈だし、いいカッコしいだし、ひねくれてるし、女々しいくせに高慢ちき。まさに、この映画に出てくるダザイそのものだ。だから喝采を送る。その通りだと。「人間は恋と革命のために生まれてきた」と言った愛人の言葉を我が物にする浅ましさ。自分の名誉のためならば女を犠牲にするのも厭わないろくでなしだ。本人はそんな気はない、というかもしれないが、それならそれで余計に始末が悪い。
だけど、病める貝殻にのみ真珠は宿る。
まさにそれに尽きちゃうんだよなあ。俺はいいわ、真珠を手にすることができなくても。
色彩は豊か
ゲスな男太宰
色鮮やかで色っぽい作品
色彩豊か
太宰治と3人の女の物語。
実話と言うのだからいかに太宰治が女にだらし無く、そして優柔不断なダメ男だったかがわかる。
心中と言う名の自殺未遂や薬物中毒、終いには結核…酒タバコ女どれで太宰は命を落とすのか賭けのネタにされるほどの自堕落な生活。
色鮮やかな花に囲まれる映像はまるで写真集。
赤い彼岸花に桃色の梅畑、紫陽花の紫とブルー、藤の花の白、菖蒲の紫、真っ白な雪、ワンシーンワンシーンが綺麗。
キャストが豪華。
ちょい役だけど時の文豪、坂口安吾や三島由紀夫が登場する。2人ともピッタリ!
太宰は静子の日記見たさに関係を持ち、静子に言われるがまま子供を認知。
静子の日記を参考に書いた【斜陽】がヒットし注目を集めた。
静子から遠去かり富栄の元に転がり込んだ太宰。
富栄の一途な愛情に雁字搦めになるが、妻と娘に浮気現場を見られ妻から見放され、編集者からも人間失格と告げられた。
多額の税金の請求や静子から斜陽の共同作者としての連名出版を迫られるなど先が見えない状況。自殺願望が強い富栄と共に太宰は心中する。
遺作の【人間失格】と妻宛の遺書。
妻を1番愛していたと今更言われても…
太宰亡き後、妻は子供達と日常を過ごす。
雨上がりの空と庭の菖蒲の紫が清々しい。
3人の女は、皆それぞれの強さがある。
愛人の静子が1番ちゃっかりしていると思った。
斜陽をよんでみたくなりました。
監督失格
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