「小栗旬は芥川龍之介のほうが似合う」人間失格 太宰治と3人の女たち 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
小栗旬は芥川龍之介のほうが似合う
もうね、駄作を作ろうと思って作る監督なんて居ないんだって解ってる。
駄作だとか酷いとか思うのは、
監督の想いを受け止められなかったからって解ってる。
でもね…。
「今回も」残念な感じに受け取りました。
いっぱいいっぱい突っ込みどころがある。
実在の太宰はもっともっと女々しかったというし、
女に敵視されても居たらしいし。
映画なんだから全てを美化したのも頷ける。
蜷川実花なんだから、美意識を強調したのも頷ける。
でも!
でも!
これはなあ…。
セリフにキレがない。
見せ場の盛り上がりもいまいち。
どこに共感したらいいのか最後まで解らない。
なるほど、これが「薄い主人公」ってやつなのかと。
どうしたら良かったんだろうとこれから考えてみます。
私だったらどう演出したろうと考えてみます。
なんだか途中で退場する人が多くて、だんだん哀しくなってしまいました。
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