劇場公開日 2019年9月13日

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「小栗旬は芥川龍之介のほうが似合う」人間失格 太宰治と3人の女たち 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0小栗旬は芥川龍之介のほうが似合う

2020年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

もうね、駄作を作ろうと思って作る監督なんて居ないんだって解ってる。
駄作だとか酷いとか思うのは、
監督の想いを受け止められなかったからって解ってる。

でもね…。
「今回も」残念な感じに受け取りました。
いっぱいいっぱい突っ込みどころがある。
実在の太宰はもっともっと女々しかったというし、
女に敵視されても居たらしいし。

映画なんだから全てを美化したのも頷ける。
蜷川実花なんだから、美意識を強調したのも頷ける。

でも!
でも!

これはなあ…。

セリフにキレがない。
見せ場の盛り上がりもいまいち。

どこに共感したらいいのか最後まで解らない。
なるほど、これが「薄い主人公」ってやつなのかと。

どうしたら良かったんだろうとこれから考えてみます。
私だったらどう演出したろうと考えてみます。

なんだか途中で退場する人が多くて、だんだん哀しくなってしまいました。

茉恭(まゆき)