劇場公開日 2019年9月13日

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「あぁこれ実は?」人間失格 太宰治と3人の女たち ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5あぁこれ実は?

2019年10月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

とにかく世界観が安っぽく感じてしまった。

セットは寄りかかるとななめに軋む手すりに、雪降るシーンはBGMもなく明らかに雪じゃないキュッキュッっという音がなる始末。
衣装も、みんな脱ぐと現代物の下着だし、服も最近の子が「レトロ風」として着てそうななんちゃって昭和コーデみたいなのばっか。

上手く表現できないんだけど、日光江戸村でコスプレしてるようなチープさが特に前半すごく気になった。

フィクションなんで必ずしも、リアルな大正昭和を再現しろとは言わないけど、もっとビジュアルにこだわってほしかったな、、

この監督の作品ははじめて見たんですが、
好き嫌いはあれど、画がとてもキレイと聞いていたので、ビジュアルでがっかりするとは、、

でも見終わったあとにふと思った。
ああこれコメディなんじゃね?と。
作り込まれてない世界観も、安っぽいセリフも
情けない太宰と、太宰に引っ掛かるバカな女
を描いたコメディだと思えば納得できた。

まあ私は途中で時計確認しちゃったし、一緒に見に行った子は寝てたのでこの映画は合わなかったなー。

ゆき