「うっかり湯あたりしてしまった。」人間失格 太宰治と3人の女たち Chiharuさんの映画レビュー(感想・評価)
うっかり湯あたりしてしまった。
史実、監督の作風、役者。
全てを意識しないで観てみたら、湯あたりしてしまった。
衣装、メイク、小道具、セット、ライティング、画面の隅々までのこだわり、セリフの間、象徴的に鮮やかな色を際立たせる手法、無条件の美しさに心奪われる。
好きな人の仕草や喋り方が心地よく、何度も見てしまうあの感じに似てる、観ているだけで気持ちよいのだ。
美しい物を美しく描く、単純でなかなか無い部分の満足感と、強引に自分の世界感で描く監督の力強さ、更に女性達の情念に湯あたりした。
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