「3人の女たちの『戦い』の話」人間失格 太宰治と3人の女たち きたむらさんの映画レビュー(感想・評価)
3人の女たちの『戦い』の話
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自分の感想と逆で低評価が多いので、思わずコメント。
事前にDVD借りて見た、生田斗真版の人間失格がショック過ぎたのか、個人的には蜷川監督の本作は今年見た映画で一番良かった。
太宰の人間性とかイメージのギャップで低評価が多いのかと感じたが、
サブタイトルにもあるように、どちらかというと今回は3人の女たちがメインの話と思って鑑賞すれば別に違和感なく見られた。
二階堂ふみが、戦いの開始?みたいなセリフを言ってたので、最後に勝ったのが、「出版にも関わり、子供に名前までもらった女」「正妻で、一番愛していたと遺された女」「最後に一緒に死ぬことが出来た女」の三者三様であり、それを、女である蜷川監督が映像美(色彩、花、音楽)でつくっていて、太宰治と人間失格はあくまでシチュエーションの一部ではないかと感じた。
宮沢りえの涙が、家庭も壊せとは言ったけど…家のことと子供たちまで。と思うとやるせなかった。
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