「ポップでシュールなハードボイルドワンダーランド」ウィーアーリトルゾンビーズ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ポップでシュールなハードボイルドワンダーランド
ゾンビ映画ではない
映画館で観たら印象も感想も星の数も変わったかもしれない
1000円以上2000円未満の金額を出して映画館で映画を観るというのはそういうことだ
こういうわけのわからない現代劇の邦画はさんざん子供のころ観てきた
おそらく70年代あたりから目立ち始めたかもしれない
ハリウッドの主流と違い娯楽ではなく芸術に暴走してしまった時代
逆に懐かしい
21世紀ほぼ20年目なのにこんな商業映画を作るなんて驚いている
とても幻想的だ
マグリットやダリやデルボーの絵が好きじゃない人はおそらくこの映画は苦痛だろう
マグリットなんて漫画ですよと吐き捨てるような脳味噌には絶対に向かない
親を亡くした子ども4人がバンドを組む話
バンドを組むまでは虚無的な羅列が続く
バンドを組んでからも虚無だけど
子供がバンドを組むといえば『ハロー!純一』を思い出したがあっちはアマチュアだがこっちはプロ
ビートルズや聖子ちゃんと一緒にしてはいけない
大人の俳優は豪華な顔ぶれだが強く印象に残ったのは池松壮亮くらい
親を演じた役者さんたちの印象があまり残らない
さらば青春の光の人も出ていたが本人一生懸命にやったはずだが面白くなかった
子ども4人でこれから売れていくのはたぶんイクコ役の中島エナだけだろう
ハリーポッターのエマ・ワトソンと同じ構図だ
ファミコンの音が印象的
ファミコン世代だがファミコンはやったことがない
スーファミやプレステや64やゲームボーイはやったことあるけど
今はやらない
『ときめきメモリアル2』で気持ち悪くなった
ああいう絵は大嫌いだ
エンドロールの終盤にお経になりおまけあり
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