劇場公開日 2019年6月14日

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「まあ、広告代理店に勤める気鋭のクリエイターと言うには納得」ウィーアーリトルゾンビーズ マーティーさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5まあ、広告代理店に勤める気鋭のクリエイターと言うには納得

2019年6月14日
iPhoneアプリから投稿

観客はまばら。 なんだか見終わった後にくる、微妙な感想。

演出はCMディレクターならではの切り取り方や映像演出で引っ張っていくものの、やはりこの手の演出はPVに適していると思う。2時間持たせるには、ちゃんと映画的アプローチをふんだんに盛り込まなければ持たない。
監督インタヴューで「俺は映画が大好きで死ぬほど観てる、ゴダールとかハネケとか凄く好きだし観てる」的なことを言ってたけどね、それ野球選手で例えるなら、王貞治と松坂大輔がすごく好きって言ってるようなもんで、そんなん映画好きな人はみんな観てるし、インタビューでいちいち言うことではない。
この辺りが電通社員らしい浅薄なものの発想。あと、映画界にお金の回り方を変えるのが、自分の使命とか言ってるけど、そんなん映画制作の本質ではない。あえて言うなら、芸術とを金は切り離した方がいいし広告ではないから、お金の回り方なんか考えてたら、いい映画なんか作れないと思う。

この監督の問題は表層的な広告代理店問題定義(つまりはどこかで見たコピー)を置き換えて言ってるだけで本質的な映画論とは違う問題だ。

だからやめて欲しい。

映像も大したことないです。

ビビ