トリプル・フロンティアのレビュー・感想・評価
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「老人と海」の現代版
アクション映画と思いきや、そういったシーンは以外と少ない。
前半の「見せ場」である強奪シーンはアッサリ成功するし、
中盤は「メンバーとの対立」がメイン。
後半にアクションがあるも、観客側に、「アクションを楽しもう」、というテンションは残っていない。
配役については、豪華キャスト。
だが、ベン・アフレックである必要はあったのかな?
主演のオスカー・アイザックはスゴイ良かっただけに、アフレックはそれを「生かす」というか「持ち上げる」ポジションだったのかも。
ベンアフレックって結構ガタイいいのね😊
とても良かった!
麻薬ギャングから大金を奪う退役米軍大泥棒
民間軍事会社でコロンビア警察と協力して麻薬王を追っているポープ(オスカー・アイザック)は、組織の情報提供者から麻薬王が住む隠れ家の情報を得ます。その家には大金が隠されているというのです。
この大金強奪を計画し、元米軍陸軍特殊部隊に所属していた仲間4人と共に現地へ乗り込み、予想以上の大金強奪に成功します。しかし、欲張りすぎて、札束を積み込みすぎたヘリコプターがその重みに耐えきれず山中に墜落してしまいます。何とか人力で運ぼうとするも険しい山中では思うにまかせず、大半を置き去りにせざるを得ませんでした。
欲に目がくらむにしても、限度というものがあるでしょう。現金というものは結局荷物でしかありえない。それを運ぶ愚かしさを大真面目に見せる皮肉たっぷりの作品です。金の亡者になると、その愚かしさがわからなくなってしまうのでしょうが、男たちは懲りた様子はまったくありません。
人の性として、富を手にするとそれを死守しようとするあまり、前後の見境を失くしてしまうようです。金に対する異常なまでの執着心が昂じて、結局その大半を失うか、下手をすれば命すら失うことになるということになりそうです。
それにしてもセコイ退役米軍人連中です。
ザ・洋画アクションだけど
男のむさい銃撃アクションだけど、中身はあまりない。
元軍人たちの集まり(?)で南米のとある領域を統べる家に強奪して逃げるまでだけど、途中隠したお金を取りに行って欲しかったし、なんでボスはあんなしょぼい終わり方したのかよくわからん。
勿体ない…
これだけ豪華な俳優陣なのにありがちな展開。。金に目がくらみ、ついつい欲張り多めに持ち帰ろうとするが文字通り重荷に、まさかの仲間も失い…ベン・アフレック死ぬとは思わなかった。ラストにチャーリー・ハナムが渡したのは捨てた金の位置情報かな。
緊張感なし
元特殊部隊の男達が、コンロビアの麻薬王から大金を盗み出すサバイバルアクション。
この作品は前半で関係性と強盗。後半は一転サバイバルアクションに変化する。
前半部分は特殊部隊で国に尽くしてきた彼らが退役後に抱く不満ややり切れなさを良く描けていた。
強盗パートも連携プレーに信頼関係を感じたし、欲に負けて徐々に歯車が狂い始める様子も描けていた。
後半のお金の積みすぎでヘリが墜落してからはサバイバルアクションになるのだが、ここから失速。
歯車が狂い仲間との関係性が揺らぎはじめ、大切な物に気付くみたいな事をしたかったのだろうが、追っ手は全然来ないし山を越えるなかで、特殊部隊の男達だからか、困難にほとんど直面しない。シリアスな展開がほとんどないのだ。
唯一のシリアスな展開で仲間が1人亡くなるが、前半に見せた家族との関係性を最後まで深掘りしなかった事で感傷も出来ない。
結局追っ手は村人と最後の少年達でボスキャラ不在。
強盗パートが緊張感のあるいいシーンだっただけに、これを越えられない。
正直、麻薬組織との戦闘に特化した方が面白かった気がする。
役者も実力のある中堅所を起用し、演技をも悪く無かっただけに残念。
男は皆大好物
軍隊OB仲間で麻薬王の大金を強奪...予定していた以上の大金を抱えるはめになり、国境を越えて逃げ延びられるか....
ジャングルから雪の山脈、岩肌の高地と、景色がどんどん変わる。長距離を苦労して移動し続け、昔の冒険小説風で面白い。
犯罪と逃走とガンアクションと金と友情。男が皆大好物な映画。どうもシーンによって良し悪しのムラがあり、何を描きたかったか曖昧な感じがある。全編を通して障害となる敵を排除する際の葛藤が差し挟まれるが、ちと中途半端。
脚本と演出次第で、もっと緊張感とロマン漂う良い映画になったと思うが、オスカー・アイザックの目力とベン・アフレックの存在感に救われ、娯楽映画として中の上くらいに食い込んだ感じ。
ほぼロードムービーだが面白い
自分があのメンバーの一員だったら…
守りにはいって、そこそこのお金を残して後はしかたない、もういいやと諦めるだろうな。
いや、大金を目の当たりにしたらやはり持てるだけ持って行くか?!
元特殊部隊という経験、仲間との意見の食い違いと葛藤、想定外のアクシデントがからんで、窮地に追いやられる。そこがなかなかな見所でした。
ラストはこうなったらいいのにと思うラストになってました。
2019 Netflix 1
久しぶりのベンアフ出演
なぜダメかを書いて見た
なんか微妙な映画だった。
それぞれのバックグラウンドにあまり興味を持たされないし、それぞれのキャラがミッションをするモチベーションみたいなものがそこまで明らかになるわけではない。
それ ぞれ現実世界の生活があって、それなのにそのミッションをしなくてはいけないという理由みたいなものがない気がする。そこでちょっとした葛藤があってもいいんだけど、後々聞いてくるわけでもないし。何個かいいアイディアというか、新しい感覚を観客に感じさせるようなところがあって。ていうのは割と前半でお金を大量にゲットするんだけど、割とあっさりとゲットするんだよね。多くの映画ではここにカタルシスと持ってくることが多いんだけど。
お金をいかに国外に持ち出すかという戦いがそこからは始まるんだけど、その過程で沢山のお金をどんどん失っていくんだけど、その感覚がすごい嫌というか、お金がもったいないと気分にさせられる。この感覚が結構珍しくて、最終的には全てのお金を失うことになってしまう。ひさびさに自分自身がお金に目が眩んだ感覚を味わってとても懐かしい気分になった。お金に対する欲が少な区なってるなぁって改めて思った。でもやっぱり人間は何かを失うネガティブなことってすごい影響を受けやすいんだなーって思った。この映画では別に最後にお金を失ったけど、何かが残ったってことも別にないんだよね。
動画でもまとめた
https://youtu.be/p6TiDyNV61M
親が子供に残すものとは?
あと、十代の子供が敵のメキシコギャングにいたり、逃走経路の一つの農村で殺してしまったまだ若い子供達に対する主人公たちの思いとか、それによって最後にどういう意味を持たせたいのかっというあたりの脚本の完成度が低くい。結局お金あげるだけしか解決策はないんじゃんって思ってしまう。親を殺された敵のボスの息子とかの未来を想像させるストーリーとかもあれば、メキシコの十代の男子達がギャングの一員になるしか家族を支えられない現状だったり、その子供達を殺すことさえもギャングを潰すことになるのかという、受け継がれてしまう悪いかにたつかというテーマが浮かび上がってくるのにもったいない。
最後の方で死んでしまうメインにキャラがいるんだけど、その子供を紹介してる割にはそこの悲しさがあんまりない。自業自得やんという感じにまとめられているから、本人の後悔している姿を見せるわけでもないし。でも、残された子供達という映画全体で伝えられている共通項はあるが、少し味が薄いというか絵描写が少ない。
最初に見せられるけいさつの行動とかもあとでその残虐性を使うわけでもなく、ただ情報を得て終わりという、なんとも普通すぎる。まー別に気にしないけど。
割と戦いに行く前の時点で退屈だったんだけど、それは情報量が少なさすぎるというか、もっとバックグラウンド出してもいいんじゃないかって思う。というか、もう少し手際よく説明できる脚本を作るべきだったと思う。
あと一個一個の主人公たちに起こる危機の味が薄い。もう乗り越えちゃったよって感じ。一人打たれたのにもう大丈夫なんだとか。
ゴツゴツした岩の上での戦闘シーンがかっこよかった。
動画でもまとめてみた
https://youtu.be/p6TiDyNV61M
レビュー
期待を上回る作品ではないが…
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