「「エリザベス」シリーズをもう一度観たくなる」ふたりの女王 メアリーとエリザベス まおさんの映画レビュー(感想・評価)
「エリザベス」シリーズをもう一度観たくなる
メアリースチュアートについて知るにはいい映画。
カトリックとプロテスタント、イングランドとスコットランド、男と女、それぞれの対立は
権力を奪い合う人間の愚かさを感じさせてくれる。
ヨーロッパの歴史は、何百年も続いていた王家の争いの上に成り立っていると感じた。
ちなみにこの映画を観た後、ドラマの「エリザベス1世」前後編を観た。
ちょうど、メアリースチュアートが、イングランドで幽閉されるところからの
エリザベスが死ぬまでの人生を描いていて、面白かった。
メアリーとエリザベスでは、メアリーが不幸のまま死んでいったというところで終わるが、
その後のエリザベスもなかなか不幸。
女王という、孤独とずっと戦っていくのは、どんなに権力があっても幸せにはなれないんだなと思った。
そして、エリザベス自らが言っていたのは、国民からの愛はお金では買えないということ。
民主主義とか、選挙とか、そんなものがなくても
国民から慕われない王は、長くは続かないと歴史が教えてくれる。
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