劇場公開日 2019年3月15日

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「王室はスキャンダルまみれ」ふたりの女王 メアリーとエリザベス コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5王室はスキャンダルまみれ

2019年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

16世紀、スコットランドの女王メアリー・スチュアートとイングランド女王のエリザベスⅠ世の物語。
主にメアリー視点で進み、メアリーが19歳でスコットランドに戻り、女王の座についたところから、イングランドで処刑されるまでを描いていました。

メアリー役のシアーシャ・ローナンも、エリザベス役のマーゴット・ロビーも、すさまじい演技力。
あと、残っている肖像画からすると、シアーシャがそっくりすぎて不気味レベル。

史実をベースにエンタメに振り、ふたりとも悲劇の女王扱いする作劇は、なんだかNHK大河ドラマっぽかったです。
いつの世も、権勢欲に振り回されて、政治家や王族というのは破滅していくのだなぁ、と思わせてくれます。
出てくる男が、どいつもこいつもクズなのに苦笑いしつつ。
王室って長年スキャンダルしかないんだなぁ…と思わせてくれて。
ダイアナ妃を思い出したりして。
実にイギリスらしい、皮肉まみれな映画でしたよ。

この時代の歴史が好きor少し知識があるなら、観ても損はないと思います。
全然詳しくないなら、人間関係や血筋、宗教対立が複雑すぎて分かりにくく、避けた方が賢明かも。

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コージィ日本犬