ばるぼらのレビュー・感想・評価
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ふみちゃん、頑張る!
書けない作家(稲垣吾郎)が、負の要素しか無い女(二階堂ふみ)と暮らし始め、書けるようになるのだが、社会的な規範からは外れていく。
この女、ミューズというには自堕落、魔女と言うには人間臭い。
観念的な映画だが、裸のシーンが過剰で、ふみちゃんが頑張っている。
面白くはありません
ファンタジックな映像美を愛でる作品
エロティックな前評判ばかりが目立っていたので観るまでに覚悟が必要だったけれど私はエロな印象を全く受けなかった。
初見の感想を一言で表わすなら大人向けファンタジー。
エロティックな表現や絡み合うシーンもあるのに全く脂ぎった感じと言うかドロドロ感がないのだ。
それがクリストファー・ドイルの映像美のなせる技なのか稲垣吾郎のイメージなのか今もまだコレ!と言うものが見つけられていないけれど、手元に置いて何度となく観たくなるような中毒性のある映画であることは間違いない。
退屈
漫画のシーンを映像的に再現しようとしたが、テーマや思想は再現してない。天才の親を持った凡人すぎる子供。
圧巻の二階堂ふみ
愛と狂気の萬話の映像化、原作者手塚治虫の実子手塚真が監督、海外との合作、クリストファードイルのキャメラ。これだけの条件が揃えば異質な作品ができるのは予見できます。さらにW主演がジャニーズ辞めて何でもやりそうな稲垣吾郎と今やNGのない天才女優二階堂ふみだから期待できます。この耽美的世界観は自分的にはOKでしたが万人に全くオススメできないですね。吾郎ちゃんはBKBのようなサングラスが似合います。異常性欲者の作家といった役でリミッターをふりきってます。二階堂ふみには頭がさがりますね。この作品だからちょっとは濡れ場はあるとは思いましたが、まぁ脱ぎまくり。国民的ドラマの主演女優が同時期に封切られている映画でここまで真逆の役を演じられるなんてすごすぎます。
大人のファンタジー?
女優は良かった。が、しかし…
二階堂ふみ、予想に違わず良かったのですが、本当は彼女もっと出来たはず。
このような官能系の破滅をテーマにした映画にしては、演出も脚本も振り切った潔さが無く、なんとも中途半端。
稲垣吾郎の方も残念ながら役不足な人物像になっていて、演技以前に脚本と演出の問題。
新宿のアンダーグラウンド文化から影響を受けた頽廃的なオマージュが、これも中途半端に展開されますが、そのような世界観の中において、ファムファタールに翻弄されて似合うのは、そもそも今のところ、大森南朋しか居ないようにも思います。
色々とツッコミ何処を言い出すとキリが無いのですが「二階堂ふみ」のシーンは期待して良いです。
オープニングタイトルが始まった時には傑作の予感が走って、橋本一子の音楽も良かったのですが、まあ色々と残念ではありました。
まだ原作の漫画は読んでませんが、より一層と原作は読みたくなったので、今回のアニバーサリー企画としては成功したのだと思います。
芸術的エロス!手塚眞の世界
2020年映画館鑑賞133作品目
原作未読
漫画の神様手塚治虫の作品は大好きだ
リスペクトしている
だけど息子の方はちょっと苦手だ
蜷川実花もそうだが映画監督というより芸術家だ
このての人の作品は脚本がどうのこうのではない
理屈じゃなく感じとるものだ
僕は残念ながらあまり感じとれなかった
原作を知らないから想像で書いているが二階堂ふみの役作りは見事だった
あと母親役の渡辺えりも
木村拓哉が太陽なら稲垣吾郎は月
吾郎ちゃん本人がだいぶ前にテレビ番組で発言していたがまさしくその通り
一番の見どころは下品だが二階堂ふみと稲垣吾郎の全裸だろう
あと無名な女性たちのオッパイがたくさん出てくる
オッパイ星人(オッパイ星ってどんな星だよ!)必見
想定内の凡庸
苦悩する芸術家の精神世界か、魔女に魅入られた男の地獄絵図か、どっちつかず!
評価の難しい映画だ。
美術性を好評価するか、劇映画としての内容を酷評するかだが、ヴィジュアリスト手塚眞の本領が発揮された作品だとは言える。
学生の頃、手塚眞が撮った学生映画の観賞会に行ったことがある。40年近く前の話。
上映前に手塚治虫が登壇し、その映画を製作中の息子(眞)との会話で、芸術家の言葉だと感心したというエピソードを語られていた。
大林宣彦に刺激を与えたほどのアマチュア映画作家だった。
映画の頭で手塚治虫生誕90年のロゴが映し出される(生誕90年は2018年)ので、記念作品なのだと思う。
その記念に手塚マンガのなかでも特異なこの作品を選んだのは、手塚眞の理知的で気取ったセンスなのだろう。
この摩訶不思議な物語を譚美的とも退廃的とも言える雰囲気で映し出しているのだが、都会の猥雑さの表現も、イメージショット的な編集も、前衛ジャズのようなBGMも、実は70年代に使い古された手法ではないか。廃材置き場のデザインもどこかの演劇で見たセットのようだ。
進化形の映像美で再構築してみせてはいるが、手塚眞と同世代にとっては既視感を抱くのは否めない。
流行作家である美倉(稲垣吾郎)が、街で拾った謎の女バルボラ(二階堂ふみ)との関わりによって人生を翻弄される。
美倉の幻想に現れるマネキン女に作家性を揶揄させたりして、作家としての迷いが美倉にあることを示唆してはいるが、彼の創作の苦悩はあまり重要視されていない。
バルボラと出会ったことで成功を得て、彼女を失ったことでスランプに陥ったという描き方ではなかったから、美倉自身がバルボラのことをミューズだと言っても、芸術の女神らしい効力は示されていない。
むしろ、美倉がバルボラの虜になったのは肉体的快楽によるものだと思える描写だった。
元々スランプ状態だった美倉の心の隙に入り込んだ魔性の女としてバルボラを描きたかったのだとしても、呪い人形やアングラな儀式などのせっかくのアイテムが未回収で、黒魔術的なバルボラの背後も説明がないから、二人の逃避行の理由も解りづらい。
…山道で車がエンストするなど、いつの時代かと驚いてしまった。
映画オリジナルでマネージャー(?)(石橋静河)の設定を追加しているのに、彼女の扱いが中途半端だった点も残念だ。
芸術家の創作の苦悩をテーマから外してしまっているので、原作の「大団円」(後日譚)はカットされているが、マネージャーを絡めれば、美倉が死の淵で書きなぐった遺作を活かしたエピローグにできたのではと思う。
二階堂ふみの裸に☆一つ献上‼️‼️‼️
ダメでした。
とにかく原作の漫画を読みたい!
理解しようと集中しまくってて、あっという間だった。
たぶん理解できていない。
だから漫画読みたい!!
でも、めっちゃ、面白かった。
また、別なところで、阪本 順治監督の「半世界」が大好きなんですが…
そちらに出ていたお二人(稲垣さんと渋川さん)が、まったく違う人間で
はぁ~、役者ってスゴいなぁ…て。
特に稲垣さん、どんどん役者になっていくなぁ…と感動すら覚えた。
が、しかし、その二人よりも、遥かに魅了されたのが、二階堂ふみさん。
ハンパないわー。
なんだろう、漫画的なの。
人間味溢れてそうで心のないようで、とても不思議で魅力的だったの。
手塚眞監督の映画は 本当に監督の個性が強くて、
好き嫌い別れるだろうけど がっつり飛び込むと面白いなぁ…。
後半にひきこまれる
音楽がイカしてる❣️ なんか皆,違った方向に背伸びし過ぎてイヤしませんかぁ⁈
誰もが?言ってる!二階堂ふみは,スタイルがいい❕と…。確かに❣️{さすが❕日本人初というヴェネチア国際映画祭最優秀新人賞を受賞した実績は,取りたくてもそうは簡単に取れるものでは無い事に上乗せして、彼女は見せてくれた❗️}
手塚治虫の“ばるぼら“の原作?は,殆ど知らない…。
勝手な私的な見解だが…チラッとだけ原作を見,アニメと実写化されたものは全然違うものになるのは,当たり前っちゃ当たり前だが、勝手なイメージで申し訳無いが,この大人向け⁈の手塚治虫の作品には、かなりの熟練されたダンディーな渋めのナイスガイ?と,経験豊富そうなアネゴ風な女性での仕上がったものを期待せざるを得ないシナリオではないのかなぁ〜(・・?)なんて感じた今日この頃という処…。
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