「10年という節目に」Fukushima 50 おもちさんの映画レビュー(感想・評価)
10年という節目に
すみません。少し自分の事を交えて語ります。
震災当時、14歳。山形県に住んでいました。
福島第一原発で思い出した話題があります。
「今日は福島の方から風吹くからヤバいよ」という
根も葉もない悲しい風評被害があったことです。
でも、この映画を観て気付かされました。
今、自分が生きているのは、見えない所で
心臓を動かし続ける人達が居るのだという事を。
そして、その人達にも守りたい家族が居る事を。
誰もが悲観的になるあの状況下において心に火を
灯し続けて闘い抜いてくださった方達がいた事を。
「感謝」や「敬意」という一言では足りません。
「語り継ぐ」とか偉そうに言う立場でもありません。
でもこの映画を観て何も思わずにいられません。
だからこそ、3.11には祈りを込めて合掌します。
いつか、帰りたい場所に帰れる日が来るように。
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