劇場公開日 2020年3月6日

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「これは点数がつけられない。」Fukushima 50 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これは点数がつけられない。

2020年8月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故の時に、最後まで原発の現場に残って被害を食い止めようとした人達の話。
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3.11の時まだ名古屋に住んでたから、揺れもそこまで大きくなかったし、原発の事故もなにか大変なことが起きてることは分かったけど、どこか遠い国で起きてることのような感じがして、ピンと来てなかったことは覚えてる。
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だからこの映画を見て、あの日あの原発内でこんなアルマゲドンみたいなことが起きてたことを知らなかった自分に恥ずかしくなった。
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それに実際にあった事件を映画にした中で、私が初めてちゃんと記憶にあることだから、すごい感動してしまった。
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警報が出て緊急避難した住民の人達がもうそこに戻れないこと、何度もニュースで見た原発所内の映像だったり色んなことを現実として見ているからこそ、刺さるものがあった。
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人によっては見れない映画だろうし、もっとこの事故に関わってた人はいて明確な悪者なんていない(映画内では総理が悪いみたいに見て取れる)から、ダメなところもある映画だとは思うけど、賛否両論覚悟でこの映画を作ったことに意味があると思うんだよな。
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私みたいなよく理解もしてない人間がこの映画についてとやかく言いたくないけど、私は良かったと思う。
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ちなみにマイベストアクターは本店の偉い人の中で1番右側にいたおじさん!文句のつけ方がやけに日本っぽくてリアルだった(笑)

せつこん