「わたしは原作のほうがいいかな」Fukushima 50 a.k.fさんの映画レビュー(感想・評価)
わたしは原作のほうがいいかな
まず、原作死の淵を見た男を読みました。
原作にも書かれているし、門田さんもおっしゃていましたが
まず私達は原発に賛成・反対とかいう問題ではなく、
これは現場で働かれた方がどのような思いで立ち向かったのか
死の淵に立ってでも闘った現場の方々に感謝するべき話だと思いました。
この映画、すぐに見たかったのですが昨今の状況でやっと昨日、貸し切りで
見てきました。公開日から昨日までの見れなかった間にネットで様々な
福島第1原発に関する動画、情報を貪りました。NHKであった、大杉漣さん
が吉田所長の役を演じるドキュメントドラマも非常にできが良く、専門用語の
多いこの話を理解するにはうってつけと思いました。
この映画は原作のエピソードがそのまま使われていますが、若干脚色されているので
まず、映画をみて原作を読んだほうがいいのかなと思いました。正直言えば、原作そのまま
の方が私は良かったです。あと、サントラも買って聴いていたのですが(笑)、その
サントラの一番いい楽曲をなぜ使わなかったのか?その2点が星1つ付けれない
理由です。おしいなぁ。映画は非常に緊迫感があり、セットにすごくリアリティがあり
素晴らしい。
首相がダメだというレビューも散見しますが、誰が悪かったと言えば社会全体の流れだと
思います。この社会にはトップに無責任な方がいるため、現場が苦労する。その社会を
作り上げているのは無責任を見過ごしている私達一人一人であり、そのような状況でも
苦労や莫大な費用、非難があってでも困難に立ち向かう思いの必要性がこの映画(原作)
のメッセージだと感じました。
原作のほうが10倍泣けたかな。
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