劇場公開日 2020年3月6日

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「日本人がこれから見続ける映画」Fukushima 50 でゑさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本人がこれから見続ける映画

2020年3月14日
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泣ける

悲しい

怖い

映画の出来は傑作とは個人的に言いたくない。
でも日本人はこんな国難があったんだよと言う事実を
未来の子供達に教えないといけない。
その為にも日本人全員が見るべき映画だと思う。

正直端折らなければいけなかったところはあるし映画だから多少の脚色はある。
でもネットで東電本社と現場のやりとりの通信記録は残っているし
映画制作ににあたって現場の人達にインタビューなどをして
出来るだけ事実に関しては客観的に汲み取ろうとしたのは分かる。

しかし。

恐ろしい事にこの映画はノンフィクションだと言う事に皆気がつかないといけない。
演者の演技でフィクションの様な気がしてくるが
実はこれリアルな現場で全て行われていたという事は曲げようの無い事実なのだ。
その事実を後世に伝える為にも
この映画は子供達にも見せ続けないといけない。
事実と違うとか現場と東電とのやりとりが違うなんて浅薄な事ではない。
この映画で最大の見所は…

「人間の力ではコントロールが全く出来ていなかった」という事と
「最後は大いなる幸運と言うラッキーな偶然があったからこそ助かった」

という事なのだ。

つまりもしその偶然が無かったら
恐らく今こんな風に自分が映画を見ていることさえ出来なかったと言う事なのだ。
つまり最悪な出来事があったのは確かだけど
辛うじて首の皮一枚だけ残して日本が助かったと言う事は理解しておかないといけない。
その為にもこの映画は日本が存在する限り見続けないといけない映画だと思う。
感情的に否定したい人もいるだろう。
事実と違うと言いたい人もいると思う。
でも少なくともこの映画は日本にまた「神風」が吹いたと言う話なのだ。
これを否定出来る人は誰もいないだろう。

故にこの映画を良かったとか悪かったとかは敢えて言わないでおこうと思う。
ただ最高評価は与えておく。
何故ならこの映画は未来に渡って見続けないといけない映画だと思うから。

日本人に幸あれ。

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でゑ