劇場公開日 2020年3月6日

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「個人的には評価したい」Fukushima 50 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5個人的には評価したい

2020年3月9日
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題材からいって、どういう描き方をしても賛否の声が極端に分かれるのは致し方ないだろう。
ただ、事故から9年が経過して風化しつつある今このタイミングで世に出すのならば、こういうエンタメ色の強い方向で良かったのだと思う。
プロローグもなく、いきなり地震発生の瞬間から始まる間延びのない展開、専門用語を極力排し平易な表現に努めていること、時系列に沿って大事な局面だけ抜き取っていること、善玉と悪玉の色分けをしたキャラクター設定・・・
これならば、当時の記憶の無い子どもたちの鑑賞にも耐えうる。
子どもたち世代には、まず関心を持ってもらうことが重要だ。

個人的には本店の指揮官・小野寺常務(篠井英介)が、ぽつりと発する「みんな死ぬぞ」というセリフが真に迫ってて心に刺さった。

藤崎修次