劇場公開日 2020年3月6日

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「☆☆☆☆ 追記 3/9 午後 映画は素晴らしかった。原作にあたるド...」Fukushima 50 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆☆ 追記 3/9 午後 映画は素晴らしかった。原作にあたるド...

2020年3月8日
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☆☆☆☆

追記 3/9 午後

映画は素晴らしかった。原作にあたるドキュメントルポも読み応え充分だった。

でも…。

SNSで発信する原作者の過剰なネ◯◯ヨ振りだけが残念だʅ(◞‿◟)ʃ

↓ 以下、映画のレビューになります。

原作に於けるドキュメントルポは読了済み。

簡単に。

とくダネ!でオズラ………ゴホン💧小倉智昭が絶賛していたが、どこか信じられなかった。
その理由として…。

この監督に対して(個人的にではありますが)全く信頼をしていなかったから(´-`)

原作ルポは、最近に読んだ本の中で1番読み応えのある本でした。
もしもこの通りに製作したならば。(かなり多くのCGを加えたり等)難しい部分はあるものの、まずまず悪い作品にはならないだろう…と、思わせるくらいの本でした。
…がしかし、そんな予想の上を越える作品になるとはまさに青天の霹靂(゚o゚;;

その理由として考えられるのは。話自体はあの異常な事態の中で、命を投げうって働いた多くの人達が居たとゆう事実。
そして、映画は中盤から。その中で2人の中心的な人物にフォーカスし、バディー映画の様に撮っている事。その2人こそは、後に色々とメディアに取り上げられる事になるが。それを演じているのが渡辺謙と佐藤浩市の2人。
お互いに信頼を寄せているからこそ醸し出される、この2人による空気感。
この2人を中心として、あの原発事故による絶望の淵の中。ほんの小さな希望の光を求めて奮闘する全員の姿は本当に感動に値する。
(多少は演出的に物足りない部分がないとは言い切れないものの💦)

原作ルポには、《あの時、一体何が起こっていたのか?》原発内で起こった事象にのみ詳しく書かれている為に。映画化に際して、当時の日米間の空気感であり。近隣の避難民達の事、海外マスコミ等の報道等。いくつかの事が付け加えられていた。
その中でも、米軍によるあの【トモダチ作戦】
原作ルポの冒頭の場面を、ここに繋げるとは思いもよりませんでした。
当然、映画化に於けるオリジナルストーリーなのでしょうが、これ程までに上手く繋げるとは…。
何よりも、〝 あの山形弁男 〟でこんなにも泣かされるとは(^^;)

その様に、映画の後半で何度か泣かされてしまうとは嬉しい悲鳴。これは秀作だと思います。

2020年3月8日 イオンシネマ板橋/スクリーン8

余談ですが、映画本編を観終わって思った事を。

今年の東京五輪は復興五輪と意味付けており、日本の聖火リレーは福島県から始まります。
そのコースは、テレビ画面を通して世界中に伝わって行く訳ですが。実は今日、自宅を出発する前にその様子をテレビで放送されていました。
原発事故により避難を余儀なくされ、全く住めなくなってしまった地域のそのコース。
そのコース近辺だけが整備され、テレビ画面に映らないであろう周辺は、未だに手づかずの状態であるのを。
インタビューを受けていた住民の方々は「政府の宣伝に利用したいんじゃないですか?」「何が復興五輪なんですかね!」…と、語っていたのが忘れられない。

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松井の天井直撃ホームラン