ゴーストマスターのレビュー・感想・評価
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百恵にも友和にもあやまれ!
ってのはさておき、カベドン映画だというからカツ丼食ってから観に行きました。シネコンで公開されたから満足なのでしょうけど、わずか1週間で公開終了ってのはどうよ?こうして駆け込み鑑賞となりましたが、個人的には“スクリーンの前に座る”側で満足です。出来れば死ぬ間際まで映画鑑賞していたいです… かなり色んなホラー映画のオマージュを考えた上での制作だったのでしょうけど、笑えたのはお腹に穴が空いちゃったシーンに『永遠に美しく…』を感じたとき。そして篠原信一のスカートめくりは大爆笑です。 タランティーノには謝らなくていいのなら、『キル・ビル』にも出演している森下能幸はどうなるんだ~てな感じで、彼の訴えてる下積み生活が本心なんじゃないかと疑ってしまうほど。彼がスカートめくりしてたら洒落にならないので、その辺りのキャスティングは良かったかも(なぜかそんなイメージが定着してるし。笑)。 スプラッターとか壁ドンとか、キラキラした何かが出てくるのは面白かったし、カメラと合体するところも素敵でしたけど、すべて予告とか写真に露出されてるのが残念でならない。「それなら見たよ~」といった感じで。 ホラー映画のオマージュって、案外難しいのかもしれません。口から口へと光がスパークするシーンも「あ、見たことある」って程度で、何の映画だったか思い出せません。
ホラーというより、圧倒的にコメディ。圧倒的なコメディ。 始まりから...
ホラーというより、圧倒的にコメディ。圧倒的なコメディ。 始まりからラストまで、非常に面白すぎ❣️ 大爆笑❣️最高❣️ 大々的に売り出している映画より、よっぽど面白い。💕 私としては、非常にお勧め。 笑ってスッキリしたい方向けです。💕 (※決して怖さはない。)
血を吸う台本
そして彼は映画となった。 好きなモノに執着してこ、抑えてきたモノ開放してこ、撮影してこ。 映画はもちろん、胸キュン、スマホ、金、スカートの中、偉大な父など、様々なモノゴトへの執着を混ぜ込んでぶつけてくれる。 快感たっぷりの愛しい映画だった。 「タランティーノはいいの?」「アイツはいい!」で全面に出てしまう厄介なオタク感。 不毛なキュンキュンに苦しみ、自らの立場に苦しみ、演技や作品へのこだわりに捉われ、遂にモンスターと化してしまう勇也、ああなんて切ないの。 「お前は俺の奴隷だ」のセリフや作品への熱い姿勢から、なんとなく中島健人を重ねてしまった。 ケンティーももがいているのかしら。 各キャラの死にっぷりとB級スプラッタ特有のゴツゴツした特殊造形にときめく。 お気に入りは究極の壁ドンと目玉ポーン。 あと血を吸った台本のピヨピヨ。これほんと最高。受精の瞬間みたいだった。 番外として、無残に殺されるでもなく自ら死んでいくとある人の死に様が実に素晴らしかった。 視覚的な楽しさには欠けていたけど、中身が面白すぎる。 もっとカロリー高くしてくれても良いのに、なんて思いつつ、その緩さも敢えてなんだろうな。 とにかく根本が最高なので好きになっちゃうやつ。 トークショーにて監督が言っていた、生き残りキャラの別展開の話も面白かった。このバージョンも観たかったな。 映画は夢に溢れているのか、現実は空っぽなのか。 諦めさせてくれない夢の引力は天使か悪魔か。 この作品は所謂「不健康なキャスティング」(監督談)も、量産される胸キュン映画も、別に否定していない。 たぶんちょっとバカにしている点は見られたけど。 いろんなことひっくるめて愛してくれる姿勢にホッとする。 なんだかリンクするような話を丁度し始めていたタイミングでこの作品を観てしまい、恐ろしくもワクワクが溢れてきた。 映画づくり、ハマってしまったらどうしてくれよう。 映画を愛する人が出てくる映画は楽しいな。 楽しいし、私ももっとたくさんの映画を観なければな、と思う。 新作はまあいつも通り観ていくとして、旧作をどんどん観ていきたいな。 まずはスペースバンパイアと、あとぶっ飛び少女漫画胸キュン映画も観てみようかな。 それにしても篠原信一が良すぎて目玉飛び出たよ。
手塚とおるが面白かった
「TSUTAYA CREATERS'PROGRAM FILM 2016」準グランプリ受賞作品。低予算感とエネルギーで押していくホラー(ゾンビ?)ものということでどうしても「カメラを止めるな!」が脳裏に浮かんでしまったが、脚本はわりとストレート。キャストが地味に豪華だけど描き方がイマイチ。
う〜ん...唸るしか無い
ストーリー、演技、映像、カメラワーク、全てが安っぽくB級。昭和の映研学生がコンテストに応募した作品、と言っても良い程の出来。『カメラを止めるな』劇中の作品(ゾンビ映画)にも劣るクオリティ。 目玉でありグロ場面でさえ、そのちゃっちさにガックリ。観る価値無し。映画ファンほどグッとくる、てキャッチコピーみたいですけど、全くきませんでしたけど。 トビーフーパーに謝って欲しい。 唯一『タランティーノはいいの?』『あいつは(入れなくても)いい』にはクスリと笑えた。
映画愛は感じる
たしかに映画愛は感じる。トビー・フーパーのことも好きなんだろうなと思う。「スペースバンパイア」は数十年前に観たきりでろくに憶えていないけれど… 「遊星からの物体X」などを思い出させる特撮シーンや振り切った人体破壊描写など見所はあるけれども、それでも90分を持て余しているように見えたのは、ビジョンが足りなかったのでは?と思わせられた。 どうしても撮りたいいくつかのシーン以外がスカスカだったのかな…? 成海璃子はさすがに画になるが、それに頼っていた印象。
成海璃子さん が ホラ- を 純愛 に変えた
公開記念舞台挨拶の後 映画を楽しみました。 カメラの前に立つか スクリ-ンの前に座るか 人生の選択 ・・・ 私は成海璃子さんの 壮絶なアクションを観る! を選びました。 三浦貴大さん 成海璃子さん 見事に ホラ-映画を LOVEスト-リ-に変えてくれました。 女優 柴本幸さん お綺麗でした。これからも沢山の作品で 活躍していただきたい。 楽しい 映画です。
情熱の空回り
観終わったら、猛烈に井●屋のあずきバーが食べたくなりました。 低予算な漫画原作アイドル邦画の撮影現場で、助監督の怨念のこもったボツ企画脚本が怪物化して、主演に取り憑き殺人を重ねる、古きタイプのスプラッタホラー。 キャッチコピーに「究極の映画愛」とあるが、「究極のB級映画愛」映画。 だって、主人公の助監督が目指しているのがトビー・フーパーの『スペースヴァンパイア』だもの。 とりあえず、一発ネタみたいな切り口ではあったものの、作り手の情熱は感じました。 ……でも、情熱の空回りというか、学生の作ったような妄想爆発な気恥ずかしさ満載の作品で、観てるこっちの顔が赤くなったりして。 特殊造型については、(なぜか)百武朋さんなのでよかった。
クソ映画、と思うけれどなあ
しがない助監督が書いてきたホラー映画のシナリオが、魂を持ち、俳優に取り憑いて大騒ぎ、という話。 …としか俺には思えなかったが。 ただ、低予算でも可能で、工夫できるホラー映画から生まれる監督も多いので、俺がクソだと言っても、次から次へと撮ってほしい。いつ化けるか、誰にもわからないのだから。 この映画も、観る人が観れば、たまらない楽しさがあるのだろうなあ。「タランティーノは?」 「アイツはいい!」でわかるように、タランティーノ的な映画に対して博学な映画なんだろうか。でも俺は、まあ、わからなくてもいいかな。 成海さん、今でもきれいでよかった。 そもそも、金曜日の疲れを癒すために、それだけを観に来ていたのでした。その割に、しゃべり過ぎなレビューになってしまった…
BEST
試写で観てから二週間。 結局ずっとこの映画のことばかり考えている。 〇〇愛、という、言葉があまり好きではない。 コンビ愛と同じくらいには映画愛という言葉にもピンと来ない。 この映画に似合うのは愛という言葉だろう。 いびつな、ともすると相手も自分もどうにかしてしまいそうになるようなへんてこな愛。 かつてあるバンドがソウルミュージックをサンプリングしたアルバムをリリースした際に、ソウルを愛してやまないミュージシャンが激怒して、「仏つくって魂入れず」という言葉を寄せたことを受けたべつの批評家が「仏壊して魂(ソウル)の在り処を探す」と言ってたことに痺れたことを思い出した。 ゴーストマスターには、映画愛も観客も抱き合わせでシーンをぶっ壊して、その残骸のなかに愛とか希望を共に探そうぜと言われた気持ちになっている。ビリビリ来てる。 成海璃子のあの真っ当な怒りは、なんてことだろう。 三浦貴大のあの惨めさの果ての再起動する姿震えるような美しさは一体なんなんだろう。彼が「アクション!」と絶叫した時、総毛立つ気がした。 間違いなく2019年のベストムービー。 美術をやってる自分にはアートを含めたベストピースが、この「ゴーストマスター」になってしまった。
熱血壁ドンホラーコメディ
熱血壁ドンホラーコメディ作品。 怖いシーンも何故か笑ってしまいました。 熱狂的なホラー映画ファンはどの作品のオマージュか見つける楽しみはあると思います。 冒頭の30分しか素顔が映らずその後の出番は特殊メイク姿にもかかわらず終始ノリノリだった板垣瑞生の俳優魂に脱帽。
B級映画として万歳!
頭空っぽにして、何にも考えなくても楽しめる映画でした(((o(*゚▽゚*)o))) 途中あまりにも暴走して、ついていけないところがあったけど…。 そこさえ飲みこんじゃえば、最後まで楽しく観ることかできそう。 これぞ、まさにB級映画って感じ。 監督の映画愛(特にSF)は凄く伝わってきたけれど、これが万人受けするかと問われるとかなり難しそう…。 ゴーストマスターって、なんのこと言っているかと思ったら…。 そういう意味だったのか、と最後の最後で謎が解けました。 映画が好きな人には、少しは理解できるかな? 三浦貴大さんの必死な形相が、シリアスな雰囲気を醸し出してくれて良かった。 けど、周りの人たちの演技がちょっと中途半端だったのが残念…。 特に篠原信一さんは、もう少し頑張って欲しかったかな。 成海璃子ちゃんは、やっぱり正統派な女優さんという感じで、最後の最後に素敵なお芝居を演じていました。 ただ、ラストがちょっと長くて途中で中だるみしてしまった感がありました。 もう少しキュッとわかりやすく終わった方が、盛り上がってよかった気がする…。 映画の愛は伝わったけど、心に何が残るかというとなかなか難しい。 まあ、一つ言えるのは、かなりグロいので要注意ということでしょうか? とっかかりから、ド派手に気持ち悪い描写が連発するので、ご飯後に見るのは避けて欲しい。 スプラッタとか苦手な人は避けた方が良いかもしれませんね…。 気持ち悪くて吐いちゃう可能性ありです。 最後のエンドロールで流れたのですが、これはTSUTAYA 準グランプリ賞作品らしい。 じゃ、グランプリ大賞は一体なんだったのだろう。 最後の最後に謎の残るマニアックな映画でした。 ありがとうございました!
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