「ハマってしまった、なんて面白いシリーズなの、名作だよね!!!」特捜部Q カルテ番号64 クラウディア🫶さんの映画レビュー(感想・評価)
ハマってしまった、なんて面白いシリーズなの、名作だよね!!!
主人公のカールほか登場人物の描き方が秀逸すぎる。
カールは武骨で笑わないし(檻の中の女で一回だけ笑ったかな?)、偏屈で頑固でツラい過去も抱えていて、精神的に少し依存症っぽいとこもあって、ワーカホリック刑事バカなんだけど。作品を追っていくと、なぜかどんどん好きになっていく。髭のアサドと赤毛のローセも、たまらないくらいいい味出している。最強の三人組だよね!
犯行内容や犯人や被害者の描き方すべてが、陰惨で暗いよね。それがダークな画面を基調に、時系列を無視しながらも、完璧な脚本でいっさいの無駄がなく物語が進行していく。そこにハマるよね。
あの名作『セブン』のドラマ版と言ってもいい。犯人の動機?そうしたものが理不尽なところがあろうとも描き切ろうとしているところがいい。いわゆる単純な勧善懲悪の反動みたいなドラマで、そこが好き!
認めたくない人は認めないだろうけど、コメディ要素と不思議な救い(達成感?)があるよね。すごくわかりにくいけど、四作をちゃんと観ればひしひしと伝わる。とっても誠実で良心的???サイコっぽい犯罪ドラマでここまで描けるとは???人間の本質的な悪や嘘のない弱さにも、ちゃんと向き合っているよね。
で、唯一納得いかないのが、なんで5作目からキャスト一新したの!!!カールが、はげチビでぶのおっさんにいきなり変わって、アサドもローセも消えてしまった!!!
これ、怒っているファンは世界単位で、たくさんいるような気がする!!!
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