劇場公開日 2019年3月29日

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「発見された大量破壊兵器、0個。」記者たち 衝撃と畏怖の真実 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5発見された大量破壊兵器、0個。

2019年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ベトナムの過ちを繰り返す政府と、その言葉を信じる大手新聞社とアメリカ国民たち。そこに疑問を持ち、「我々は、我が子を戦争にやる家族の味方だ」と、真実だけを追い求めるナイト・リッダーの記者たち。
どちらかの情報は、間違っている。もしくは誰かが嘘を言っている。その結論は、イラク戦争後に明らかにされたが後の祭りだ。

政府高官はオフレコでこう言っていた。
「大量破壊兵器を見つけることは、俺がジェニファー・ロペスと寝ることくらい不可能なことだ。俺たちはラクダのケツの穴まで探したんだぜ?」と。当事者が言う言葉でさえ、正しく伝わらず、都合のいい話だけが飛び交うのが報道だと改めて痛感した。

栗太郎