パピヨンのレビュー・感想・評価
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オリジナル版に負けていない
オリジナル版は高校生の頃に見て以来なのでもう45年近く前になるかな。そんなわけでストーリーの大半は記憶が薄れていて、今回のリメイク版はハラハラドキドキと最初から最後まで息が抜けずに思いっきり楽しめました。
スティーヴ・マックイーンが演じたパピヨン役をチャーリー・ハナムという俳優さんが演じたのですが、この俳優さん知りませんでした。おかげで話が進むにつれてマックイーンかと見まがうほど似てくる感が凄い。まるで乗り移ったかのよう。
そしてダスティン・ホフマン演じたドガ役をラミ・マレックが演じているのですが、フレディ・マーキュリーの印象が拭えないのではという心配も杞憂。彼の才能を再認識できる素晴らしい演技でした。
実話ベースのためストーリーはほぼ一緒で特に奇をてらった演出もなく、映像の新鮮さが目を引く点と俳優の力量の見比べ以外は大きな違いはないけれど、オリジナル版には代えがたい味があり、そこには勝てないながらも、リメイク版も決して引けを取らないほどの出来映えにはなっていると思います。
とにもかくにも見応えあり見て良かった映画であることは間違いない。
絆は感じるけれど。
友情と希望
オリジナルをご覧になられた方の評価はそんなに高くないですが、私はまだ観てないせいかとても良かったと思います
そんなに遠くない過去にこんなひどい刑務所があった事にまず驚きました
犯罪を犯した人たちが行くところだから当然だけど、あの頃はちゃんとした裁判もないだろうし、冤罪も多かったのでは
人として扱われない絶望という世界の中で、人が希望を失わず生きていけるのはやはり仲間なんですね
チャーリー・ハナムがインタビューで答えてた友情を超えた兄弟愛、ずっとドガと呼んでいたパピヨンがラストにルイと叫ぶシーンはジーンときました
チャーリー・ハナムのだんだんと痩せこけていく肉体改造もすごかったし、チャーリー・ハナムが共演をこだわったラミ・マレックも素晴らしかったです
よかったのです。
本作品も名作であり、大満足作品
1973年公開、スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマンの「パピヨン」のリメイク作品である「パピヨン」(2017年版)を見てきました。
前々から本作品の存在を知っていて大変に楽しみにしていました。「パピヨン」(1973年版)の方も、中学生の頃見たきりなので、今回のリメイク作品は、見直す事でも大変に楽しみにしていました。
で、本作品、正直に結論から言えば、本作品も名作であり、大満足作品です。
リメイクやリブートって、どんなに良く出来ていても、作り直す必要があるのかと思う作品も沢山あるけど、本作品は、大変に良く出来ていて、「パピヨン」を知らない人で、初めての人も本作品を満足して貰えると思います。
本作品で、スティーヴ・マックィーン、ダスティン・ホフマンの代わりをしたのが、チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、ラミ・マレックに関しては、「ボヘミアン・ラプソディ 」で絶賛されましたが、本作品でも、素晴らしい演技です。
チャーリー・ハナムに関しては、「マッドマックス」のマックス役にしてもいいかな、前作品に負けない演技力、また演出で、大変に素晴らしい。
本作品を監督したマイケル・ノアー監督も他の作品データがみやたらないので、本作品がデビュー作品なら、本作品を撮り上げた技量は凄いとしか言いようがないな・・・・
実際「パピヨン」(1973年版)を見た事のある人は、内容を知っているので、ある意味、ハラハラドキドキ感は、オリジナルで経験をしているので、本作品ではおもいきり味わえませんが、それでも、こちらは楽しめるな、「パピヨン」(1973年版)も名作なら、「パピヨン」(2017年版も名作の1本だと思います。
強いて難を言うのなら、パピとルイが友情を深めて表現が少し甘いかな・・・・ま、オリジナルと比べて上映時間が短いので仕方がないかもしれませんが(このような解釈でいいのかわかりませんが)しかし、本作品もあっと言う間だったな、オリジナルの「パピヨン」をもう一度見直したい、また、「ミッドナイトエクスプレス」を思い出してこの作品ももう一度見たいと思った。
マックイーン懐かしい
『自由・平等・博愛』の国での出来事
1973年製作の「パピヨン」のリメイク。実話に基づいている。
刑務所脱走ものの映画と言えば、1963年の『大脱走』、1979年の『アルカトラスからの脱出』、1996年の『ザ・ロック』、2013年の『大脱出』など、数多ありますが、この作品も、それらに勝るとも劣りません。あ、最初の『大脱走』は、“刑務所”ではなくて、捕虜収容所からの脱走ですね。
刑務所脱走と言うと、やっぱり、執念、我慢なんですね。この作品でも、何があっても我慢して、捉えられても何度でもトライすると言う、執念深いともいうべき行動が、脱走に繋がっています。
それにしても、この様な人権を無視した刑罰が『自由・平等・博愛』を国の標語とするフランスで行われていたとは驚きです。しかも、19世紀の話なら分かりますが、20世紀の話。年で言うと80年ほど前の話になるので、「意外に昔」と感じますが、第二次大戦直前の頃と言うとどうでしょう?意外に“最近”の出来事に感じませんか?インターネットの巨大百科事典サイトに寄れば、悪魔島の監獄施設が廃止されたのは、何と!!1953年。そんなころまで有ったんですね。それが一番この映画で印象に残った所です。
旧作を知らない人向け
ベストセラーになった自伝小説の映画化で、しかも映画としてはリメイクという。
うーーーーん。
悪くないんだよ。
フラットに観れば、いい映画。
実に頑張ってる。
特に、ドガ役のラミ・マレックなんか熱演。
旧作を知らない人に、今の時代観てもらおうという意図としては、よく練られた作品です。
しかし、旧作を知ってると、比較対象が厳しい。
スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンが共演した1974年公開『パピヨン』だもの。
あれに比べたら、作品としても主役も、狂気が足りない。
全体にあっさり。
独房で発狂しない。
食い物が足りないのを、ムカデやゴキブリを食って2年間生き延びるシーンはカット。
島から逃げ出す潮流があっさり見つかる……etc
本作は時代的に表現できる範囲が狭められているように感じ、劣化版を見せつけられてる気がしてきて、もったいないおバケな印象になってしまい。
自分が、老害の一人になってしまった。
邦画の『椿三十郎』リメイク版を思い出したりして。
四面楚歌
1973年スティーブマックイーン版のリメイクで、フランス領ギアナの孤島にある刑務所に殺人の罪を着せられて終身刑で投獄された男の事実に基づく話。
1973年版を最後に鑑賞さたのは30年ぐらい前だと思われ、あらすじや流れは何となく覚えているし、かなり面白かった覚えはあるけれど、今作をみながら種々思いだしたレベル。
貧弱だけど金を持っている詐欺師のドガを取り込み再三脱獄を企てるパピヨンというストーリー。
原作は読んでいないけれど、そういえばただの金蔓として利用するだけじゃなくて男気あふれるし、出来る曲者というマックイーンらしい役どころだったなと思いだしたり、仕事や独房の凄絶さを思いだしたりしながら鑑賞。
Gも…wow.。
オリジナル版との比較が出来る程鮮明に記憶があった訳ではないけれど、看守や受刑者とのドロドロドラマや男臭さはそのままに、セットやギミックは現代の製作らしく安っぽさがなくなった感じなのかな。
73年版を見れば良いんじゃない?という感じや、これをみたらオッサン的にはマックイーンに浸りたいという思いが沸いてくるのは否めないけれど、これはこれで面白かった。
9割絶望。
脱獄のドキドキを感じられそうで、友達と2人でレイトショーに行って来ました。前作は観ていません。
出演されている俳優の方々の演技がとても自然で熱がこもっていました。その分良い映画ではあったのですが、この時代の囚人達に対して余りに人権の無さや、リアルな殴り合い殺し合いに段々と観るのが辛くなってきます(ーー;)
あの囚人達は殆どが本当に悪いことをしていた人間だったんでしょうが、ここまでの地獄だとさすがに同情してしまいます。
確かに辛いことが多いのですが、男2人の友情と絶望の中でも友を思いながら耐え抜く人間の強さが感じられます。人権や今の自分の環境について、自由についてを改めて考えさせられる映画でした。
レイトショーで観るには重すぎましたが、楽しむ映画というよりかは考える映画だったのかなと思います。
グロ、暴力、裏切り、残酷、多少のエロ、そして絶望に耐えられる方は観た方がいいです!
にしても、主人公のパピヨンは良いしr、、いや、良い身体でした。かっこよかったなあ(*´ω`*)
実話だと考えると…
前作も原作も知らないので、幸い?比較対象なく観ることが出来た
知っている人たちのレビューを見ていたから、いろいろと足りなさがあるのは理解していたけれど、知らない私は幸い?そこは気にせず集中できた
それでも、脱獄だから、ある程度は予想していたけれど、想像以上にしんどい監獄生活
絶望の中に希望を見いだすことの難しさ
ましてや、身に覚えのない罪でその監獄生活を一生送らなければならないとしたら・・・
私なら希望を見いだせるかな
見ているうちに、実際の体験を回顧録として書いた作品が基になっていることが信じられなくなってくるほどだったから
それにしても、孤島からの脱獄、しかも複数回
あんな感じのことを現実に実行したっていうんだから、驚きだ
そして、独房に入ったパピヨンを演じるチャーリーハナムの痩せ方がすごい
鍛えられた身体から、痩せこけた身体まで
毎回思うけど、俳優さんって本当にすごいわ
暗黒の独房から碧空の海へ。不撓不屈の男の唯一無二の物語
実話なんですね!
ラスト観るまで実話って忘れてた
鑑賞前に実話という予備知識はあったものの、信じがたいほどに酷い話だったの架空のドラマだと脳がマヒして観てました。
チャーリー・ハナムって、こんなに演技が上手い役者さんだと思ってなかったので、今後の彼の作品もチェックしていきたいです。
スティーブ・マックイーン&ダスティン・ホフマンの旧作を観たいなって思いました。
この壮大なサバイバル人生が実話だと
壮絶だ。絶対嫌だけど、ちょっと体験してみたいぐらいの冒険の物語。監督は欲張りなのか笑、すごい盛りだくさんで見応えはあるけどちょっと長かったかな。もう少しフォーカスを絞っても良かったかも。(試写会で未公開シーンも観せてもらったが、申し訳ないけどそこまではお腹いっぱいだった苦笑)
その割に、ふたりの友情が深まるストーリーが薄く、流れを追うより人間ドラマをもっと描いてほしかった。
独房での孤独を耐え抜くシーンにハイライトを持ってきていたが、主演のチャーリー・ハラムのどんどん衰弱していく身体と演技に役者魂を感じた。どれくらいの期間で撮ったか分からないが、筋肉質でシックスパックだった肉体が日に日にやせ細っていく姿は鬼気迫るものがあった。
脱獄シーンは『プリズンブレイク』に負けないぐらいドギマギさせてほしかった。あと、地獄島での生活に対するふたりの価値観の違いはもう少し具体的なシーンで伝えた方が最後締まったかも。(これは未公開シーンの農的な暮らしに少し現れていたと思う)
実話を大事に伝えたい気持ちは分かったが、サバイバルかアドベンチャーに振り切って緩急つけた演出も良かったかな。
でもしかし、これが実話とは恐れ入りました!
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