殺さない彼と死なない彼女のレビュー・感想・評価
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言葉のキャッチボール
「殺すぞ」が口癖の男と「死んでやる」が口癖の女、こんな高校生のラブストーリーがメインだが、きゃぴ子と地味子、大和撫子と八千代のお話が添え物以上に面白い。
終盤はガラリと雰囲気が変わり、とても切ないお話になるのは見事。
キラキラしていない青春、恋愛映画(褒めてます)
高校生達が主人公の恋愛映画には珍しく、みんなキラキラしていない。
登場人物全員が色々拗らせてて面白い。
悲しい話だけど観終わったら少し前向きな気持ちになれた。
好きっていいなぁ
3組の高校生2人を描いた作品。
最初から見ていてテンポはいいが不思議なお話みたいねーと思って見ていたら、ええ?!ってことになって、最後はなんてせつないの、、、みたいな映画でした。
3組共に面白かった。
間宮くんが演じるレイ君は、口こそ悪いけどこういう男子はなかなかいなくて、でもいたら好きになっちゃうだろうなーって男子。
口が悪いのに優しいっていうのは、the少女漫画ですが、そんなわけでもないような、そんなような話w
とにかく、人を好きになるっていいなぁ。
好きだと言葉に出来る事って幸せだなと思いました。
すっげえ、いいじゃん!!!!観られてよかった!
映画.comのレビューで、「泣ける」「前知識なしで観ろ」とやたらと評価が高かったこと、ハズレ続けてきた(失礼!)桜井さんがとうとう傑作映画に出たという噂を聞いたこと。そんなことで、観ようとは思っていたのだが、残念ながら見逃していた本作を、キネカ大森が名画座で拾ってくれました。おかげで、漸く観ることができました。
レビューに従って、前知識なしで観たよ。偉いぞ、俺!
そして!
傑作じゃん!! 俺、大好きだよ、この話!!
前半は、彼(小坂)と彼女(鹿野)、キャピ子とジミ子、八千代くんと撫子さん。この3組が、同時並行で、なんとなく微笑ましく感じる高校生活を繰り広げていく小品、と思って観ていた。前半の内容、3組がそれぞれ醸し出すお互いの関係だけでも、「自分はけっこう気に入ったぞ」 とこのレビューに書こうと思っていたんだ。
それが、ある瞬間から、一転の、驚きの展開で、どうなるのか全くわからなくなった。いったい、どんな話なんだと。それが、きれいに着地するんだ、これが。
いやあ、よかった。ぜひ、みなさんも観てみてください。前知識なしで。
間宮さん、桜井さん、恒松さん、堀田さん、箭内さん、ゆうたろうさん、ほんとにありがとう。おかげで、123分、堪能させてもらった。あ~、気持ちいい。 こういう瞬間があるから、映画ってやめられない!!!
あちゃー、宝塚歌劇団しか許されない~愛と死の輪舞~の反則やっちゃっ...
あちゃー、宝塚歌劇団しか許されない~愛と死の輪舞~の反則やっちゃった。タイトルからミステリ要素ありかと勘違いしたけど、ただの恋愛オムニバス。3組の高校生の恋愛模様は、口ぐせが「死ね」「殺す」など、ややネガで情緒不安定トーン。変にきゃぴっとしてないのはいいけど、どうみてもアラサーの間宮翔太郎が高校1年はないない~というかダメ!どっちが先生かわからないレベル。他も20代女子がなんちゃって制服きてるみたいで、夜の街自粛しないとムード。ただ肝心のお話や演出はしっかりしてて、反則はあるものの3度くらい涙腺にグッとくる。最後にちょっとした結末もあって、後味としては桜満開🌸未来の話をしましょう🌸。老けキャスティングにさえ目をつぶれば実は良作。憎まれ口も愛の裏返しってことで。
未来の話をしましょう
未来の話をしましょう。
撫子が八千代にこう語りかけ さっちゃん達とピクニックに行きましょうと言った時、不意に涙がこみ上げてしまった。
なんて
素敵な愛の表現だろう!
八千代の心にどれだけ光が差したことだろうか。
この可愛い二人に幸あれ❗️と心から思えた。
ラストで ななは大学生となり 悩んでる撫子に話し掛ける。れいがそうしてくれたように 気になる他人に寄り添う。
そして
未来の話をしましょう。
と言う。どんな話かはわからなかったが ななの言葉で撫子は八千代への好きという気持ちを諦めずに表し続けたんだろうな。
ななは れいが生きてる間に好きと言えず 好きと言ってもらえなかったから、、、、
切なくて衝撃的な展開だけど 静かなジワジワと湧き上がる感動がある 素敵な物語だ。
未来の話しをしましょう。
良い言葉だなぁ。前 向かなくちゃ。
間宮祥太郎さんが静かな抱擁力をとても良く表現していた。
桜井比奈子さんはママレードの時から成長を感じた。今 ママレードを撮ってたらなぁ、、、(´ー`)
レビューの高評価は間違ってなかった。
ありがとう😊。
「死ね」が多すぎる。そして冗長・・・
原作未読
無駄な群像劇
原作は全く知らないが間宮も桜井もしっかりと役作りしたんだなと感じさせてくれた
役者なんだから当たり前なんだろうけど
ダブル主演
間宮の高校生役にはたしかに無理があるかもしれないが自分はそういうことに関しては柔軟な脳を所有しているので容易に受け入れることができる
主人公に共感できないと芝居が楽しめない人には向いていない
多くの人々が共感できるようなキャラではない
2人中心のストーリーにすればシンプルでコンパクトな話になったはずだがそうはしなかった
その点では『桐島、部活やめるってよ』とか『アイネクライネナハートムジーク』に似ているがそれらとは違う
『君の膵臓を食べたい』のような展開になる
最後の方で繋がるがだからどうした
原作ではこういう話だったのかもしれない
原作に忠実にしたかったのだろう
でもこの内容ならやはりもっと要点をまとめ簡潔にもっと短い映画をつくるべきだった
惜しい
なぜこんなふうな映画を作った
タイトルに関係ない必要ないいらないキャラが多い
昔あったファミコンソフトの抱き合わせ商法を連想させてくれた
冗長という言葉が相応しい作品だ
「感動しますよ」「泣けますよ」というものに限って自分は泣けない
若い一般女性が数人出てくる一時期流行ったタイプの映画のテレビCMには毎回毎回興醒めしていた
涙が溢れるどころか潤んでもこなかった
ちょっとしたサプライズから悲しい展開になるが感動はしなかった
きっと僕は平凡な女性とは共感できないサイコパスなんだろう
レビューを読むと全体的に過大評価だと感じた
一般大衆とはずれていることは自覚しているので仕方がない
逆にいつもの人が極端に過小評価しているようだがそれはそれで全く共感できなかった
あと石原裕次郎の物真似をするゆうたろうは最後まで出てこない
別人のゆうたろうである
マギー以上に紛らわしい
久々に感動した
何が特に良いかと言えば、まず、脚本。
会話のキャッチボールが絶妙で、これだけでも凄い。
性格描写が細かくて、それにキャストの演技がついて行っている。
こんなに高品質の学園ドラマはめったにないな。
感動は君膵に匹敵する、結末も微妙に似ている。
タイトルの本当の意味。
Twitterで世紀末さんの4コマ漫画を少し拝見していて
気になっていた映画。やーっとレンタルしました。
4コマ漫画なのでテンポよく物語が進みますが、
それほど急展開というものはありません。
高校生の日常生活を見せられている感じ。
しかし、終盤になるにつれいままで別場面で
登場していたキャラクターとの関係性が
現れてきます。
正直、4コマ漫画が原作の映画でここまで
泣くとは思わなかった…。
学生でも大人でもじゅうぶん楽しめる映画だと思います。
良い意味で裏切られた〜
口癖のように「殺す」と口にする男と、「死にたい」と口にする女。毎日、「好き」という女と、好きが分からない男。派手な女と地味な女の3つの物語が進む。
出てくる高校生達は、表に出す態度や言葉とは裏腹に、様々な思いや悩みを抱えている。
自分の事で精一杯だった若者達が、相手の事や未来を考える事で、少しづつ大人になっていく様子が、とてもかわいくて微笑ましい。
演技や、セリフ回し、演出が物語毎に違っているのも面白くて、単純な青春ラブコメだろうと思って観だしたが、良い意味で裏切られた。
意外な繋ぎ会わせ
主題歌が気になり観賞しました。皆に言えますが他の映画とは別人になっています。堀田真由さんは『あの日のオルガン』では保母さんでまあまあしっかりしていたイメージですがこちらではメンヘラかまってちゃんを上手く演じていました。あと3つの話を時間差で描きちゃんと伏せんとかもあり上手く仕上がっていました。
泣かせに来てるのを凄く感じる
映画タイトルからあーってことはこうでこうなるのかな。なんて軽く予想を立てながら見ていたら、ほぼその通りのストーリーで予告映像に対して「思いがけずじゃねぇじゃねぇか!」と思わず突っ込みたくなってしまいました笑
”思いがけず!”と言う点では君の膵臓をたべたいに近いものを感じました
自然光で撮影しているらしく、映像のこだわりを感じるのですが、如何せん私が普段見る大抵の映画がライトを使っているので目がなかなか”自然光の映像”に慣れず見にくかったです。これは本当に個人的な感想なので、あんまり参考にしなくていいと思います。
でも何より残念なのが中身に隙があることです。なぜ彼女はそんなにも死にたいのか、何か大きい理由はあるの?彼はどうしてそんなに構う?きゃぴ子はそんなに愛を求めて地味子はきゃぴ子に構うのはなぜ?幼馴染って理由だけで?キャラクターのそういう所にもう少しスポットライトを当てて欲しかった。そしたらもっと感情移入できたなーと思いました。
でも役者さんはみんな演技が上手で、高校生に違和感がなかったです。すごい。
予告でも「91%の観客が泣いた!」と謳っているだけあってとても泣かせに来ているのを感じながら見ていました。
でもこんな偉そうなこと言いつつ、嫌いになれなくて、むしろもう1回最初から見たい。そう思える不思議な映画です。
愛から学ぶこと
やはり、映画を観るにあたって先入観や偏見を持ってはいけないとつくづく感じた作品だった。SNSコミック原作、キャストなどでイメージを作ってしまうのはよくなかった。もっと、本当に早く観とけばよかったと思った。
3組のストーリーから物語は始まる。共通のテーマはそれぞれが人を好きになることだ。人を愛することで、人は変わることができる。愛には喜怒哀楽の全てが詰まっているのだ。
コミック原作だからこその、きゃぴ子と地味子という名前の設定。でもそれを普通にニックネームとかではなく、自分の名前として使ってることに驚いた。
八千代くんと撫子の関係性もなかなか特殊だけど、なんだかほんわかしててステキな2人だった。撫子の言葉使いがとても上品なところも好感が持てた。
そして、れいとななの2人。「殺すぞ」「死ね」「死にたい」が口癖。かなりのネガティブでリスカ常習のなな、留年して1つ年上の全ての物事に冷め切ったれい。そのれいがはじめて唯一興味が持てたのがななだった。
「私が死んでも世界は何も変わらないよね」と言うななに、れいは「少なくともお前が死んだらオレは変わる」と言った。大切な人の死は突然と思いがけずに訪れる。亡くなった本人だって、未来の話をしたばかりなのに、これからも一緒に生きていこうと思っていたのに、運命は切ない。生きることと死ぬことは隣り合わせだ。命は儚く、そして尊い。
ななはれいと出会ったことで、今までの自分を変えることができたのだ。れいがいなくなることが運命だったとしても、ななは今まで知らなかったたくさんの事を知ることができたのだ。
きっと、人が生きていくことに無駄なことは何もないのだと思えた。
衝撃的なラスト30分と、タイトルの真意。予想外の感動を生む群像劇。
【賛否両論チェック】
賛:高校生達が織り成す青春模様の数々が、観ていて感慨深い。そして油断していると、ラスト30分の思わぬ展開に、ショックと感動が押し寄せる。タイトルの真意も印象に残る。
否:セリフの言い回しなんかが結構小説チックで、現実感はあまりないかも。
「殺す」が口癖でも心優しいれいと、そんなれいに出逢って変わっていく死にたがり・なな。全人類から愛されようと懸命なきゃぴ子と、そんな彼女を近くで見守る地味子。そして告白が日課の撫子と、彼女からの告白に戸惑う八千代。そんな6人がそれぞれの生活の中で織り成していく人間模様・恋模様に、観ていてどこか心温まったり、逆にちょっぴり切ない気持ちになったりします。
そして何といっても特筆すべきは、ラスト30分の衝撃的すぎる展開でしょう。完全に予想外といいますか、油断していると、思いもよらないショックと感動に、不覚にも心が激しく揺さぶられてしまいます。同時に、本作の特徴的なタイトルが持つ本当の意味に気づかされ、それもまた感動を深いものにさせているようです。
登場人物達のセリフの言い回しなんかがやや小説チックで、どことなく説教臭く聞こえてしまう部分もありますが、「生きるいうこと」や「本当の愛」について、不思議な角度から思わず考えさせられるような深い作品ですので、是非チェックしてみて下さい。
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