殺さない彼と死なない彼女のレビュー・感想・評価
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よくこんなもん送り出したな
製作陣に問う。このいい歳こいたオッサンを制服着せる意味はなんだ?
あと、女子高生そんなに見たいか?ちゃんと考えて映画作ってほしい
スッキリした感じでした。
中盤までバタバタした感じで忙しかったけど、後半とてもよかったです。小坂の事件にはビックリしましたけど、ななちゃんの夢のシーンはとってもよかったです。
観終わった後、とてもいい気持ちになりました。
生きる意味と死ぬ意味
タイトルからは、まったく内容を想像できずに時間つぶしのつもりで観たら、まさかの事態に動揺するほど心に残る映画だった。
高校生たちの青春とか、ただの恋愛映画ではない。
誰もが抱えているような、生きる意味とは、誰か1人でも自分の存在を認め、許してくれる誰かと出会うことなのかもしれない。そしていつか死にゆく時に、自分を思って泣いてくれる人が1人でもこの世の中にいたら、それは幸せなことなのかもしれない。決して言葉では説明しないけれど、痛いくらいに伝わる思いと、不器用で独特なセリフが、余計に泣ける。
特に桜井日奈子の今までのイメージとは真逆の役で演技だったことに驚いた。
純粋な心を持ち、生き辛さを感じながら、間宮祥太朗に向ける彼女の眼差しが本物な気がした。そして他の2組の話が、繋がっていると気づいたときに、人は自分の知らない間に、誰かの人生に影響を与えているのかもしれないし、誰かを救っているのかもしれない。
自分が生きている意味は、もっと目に見えないところで、あるのかもしれないと思わされた。
今度は原作を読んで、もう一度観てみたい。
映像の光が綺麗で、良質な映画を観れたこの喜びは本当に久しぶりだ。友達とでも恋人でも家族でも誰とでも観れて、語りたくなる。
そして1人で観るのは一番似合っている作品でもある
序盤ほのぼの…
予備知識も余りなく、俳優さん女優さんの事をまったく知らなかったのですが、タイトルに惹かれて衝動鑑賞。
鑑賞した感想としては、原作4コマ漫画三編の話を綺麗にまとまってて、メインの『殺さない彼と死なない彼女』のストーリーの魅力を十分に味わえました笑
BGMや映像も口説くなく、ストレス無く話を楽しめたのも良かったです。
3編の話はどれも良く、主要人物達はそれぞれ葛藤を抱いており、皆んな人それぞれ悩んでいます。
その中で自分はやっぱり、小沢と鹿野ななのストーリーが、一番好きです笑(他2つのストーリーも良いです!)
ネタバレになりますが、最後に死にたい子が小沢のお陰で生きる希望を持ってくれたのは嬉しかったです。
映画本編では語られていませんが、鹿野ななの死にたい気持ちは理解出来る気がします。(原作では語られているのかな?)
人の感性はそれぞれで、悪口言われたら泣く子もいれば、絶対に少ないかもしれませんが喜び子だっている気がします。
だから、死にたいなんて気持ちは自分は間違いじゃないと思います。
でも、絶対に多少なり悲しむ人がいます。
鹿野ななは、最初それに気づいていていなかったと思います。
それを、小沢に気付かされて生きる希望が出来た。
鹿野ななの事を小沢は思い、鹿野も小沢の事を思う。
鹿野は虫にまで感情移入出来る優しい子です。
そんな子が思い詰めるのも仕方がない。
だから、気遣いも無く、礼儀は無いけどとても優しい小沢に希望貰えたと自分は思います。
そして話は変わりますが、2人のイチャイチャが見てて微笑ましかったです笑
そんな時間が、永遠に続けば良いなと思ってました泣
書き出したらきりが無いので、この辺で辞めときます。
最後に、『殺さない彼と死なない彼女』自分は見て損は無かったです!
俳優さん、女優さんの演技もとても良かったです!
ここまで読んで頂き、有難う御座います^_^
〝感情移入〟というより〝同期〟
泣けるからいい映画とは限らないけれど(愛くるしいワンちゃんとの交流と別れとか、前後のストーリーと関係なく映像的に刺激されてウルっときちゃうことがよくあります)、この映画は登場人物の出会いと心の交流の過程が丁寧に描かれていて、〝感情移入〟というよりほとんど登場人物の気持ちと同期する感覚になります。なので、全ての大事な言葉や傷みや一緒にいる時の幸福感がストレートに自分のことのように感じられます。
思春期に、自意識過剰でウジウジ悩んだり、気持ちがうまく言葉にできなかったり、相手に伝えるのが不器用だったりする(伝えたい気持ちと正反対の言動をして後悔したり)のはいつの時代の若者も変わらなくて、昔の自分の面倒くささやウザったさなども思い当たるところがたくさんあって恥ずかしさを覚えるほどでした。
鑑賞後、原作の4コマ漫画の内容が気になってシネ・リーブル池袋を出た直後、ルミネのくまざわ書店に寄って購入(税込1100円)。
驚きました。サイコキラーも含めて、3つのカップルのそれぞれのキャラクターの独特な味わいの映画における再現率が半端ありません。ラストにそれぞれの物語が繋がるのは映画オリジナルでありながら、原作のキャラクターを少しも損なうことなく、映画としての完成度も高いという離れ業をやってのけてくれてます。
原作と映画、どちらも素晴らしい点、『愛がなんだ』や『この世界の片隅に』などと比べても全く遜色がありません。
(どうでもいいことなのですが、どれほど感動したか、将来自分で思い出せるように追記します)
鑑賞後2日経ったのに、八千代くんと映画館(イクスピアリ)で再会する短いシーンだけの端役のさっちゃんのことまで、鮮明に思い出せるのです。そして、彼女のこれまでと現在の心のありようのことまで想像が膨らんで泣けてきそうです。これだけすべての登場人物に等しく、必要以上に寄り添いたくなる映画って、凄いと思います。ついでに言えば、小坂くんにライン🆔を拒否られてた女の子のこともなんだか愛おしく思い出せます。
すべてにおいて最高な作品
最後の最後まで、え、、?こういうこと、、?
て飽きさせない、涙が止まらないし奥華子さんの歌もさらに良かった!
色々悩んでる中学生、高校生にはぜひ見てほしいな、と思いました。
「死ねっ」「殺すぞ」が最後あたりには笑えるくらいまで馴染んで、こういう人て絶対殺さないよね、て安心感さえありました。
小坂が死んでしまってからは「死ね」言わなかったですね。
あれが本当の小坂の姿、本音なんでしょうね。
遺影を見ての、ナナの、「おまえリボン似合わねーな」泣かせられてるのに、なぜか愛情のようなものまで感じて笑い吹き出しそうでした。
予告の仕方も映画の流れも役者もすべて最高!
正直、桜井日奈子さんは今まで良いとは思わなかったけど、この作品にはすごく合ってるし、桜井日奈子さんしか出来なかったんじゃないかなー。
本当にこういう子いそう、、て思えました。
間宮さんも最高でしたよ!
いや、出てくる人みんな良かった!
観てよかった!
映像美と青春
よかったです。物語がとても厚くて3組の高校生たちが皆主人公として映画の中で生きていました。どのシーンも作り込まれているように感じて素敵でした。自然な映像美と高校生たちの掛け合いにとても惹かれました。くすっと笑えるシーンがたくさんあります。しっとりとしたなかにきらっと輝く普通の学生生活がとても尊くてかけがえのないものだったんだと感じました。
ネタバレになりますが、小坂の母親が息子を呼ぼうとするシーン、夢の中だから少し優しい小坂、この部分が特に胸が引き裂かれるくらい切なかったです。八千代カップルと違って小坂カップルはすきの気持ちをお互いに伝えられないままになってしまって、そこが切なさを強調しているなと感じました。君の膵臓をたべたいが好きな方にかなり好まれる映画だと思います。
こういう映画を待っていた
原作未読で俳優も一人も分からない状態で、楽しめるか不安でした。
ですが、終わった後には涙腺ボロボロになってしまい自分でもびっくり。
ラブストーリーや青春モノの映画は結構見てきたつもりでしたが今まで観たものと何かが違います。
細かい心情、描写にこだわられているのが観ていて伝わります。
是非映画館で観ることをお勧めします!
4コマの良さを生かしつつ、リンクする映画の物語
まさか、こんなに泣ける映画だとは思っていませんでした!
久々に目が腫れるほど泣いた(T-T)
とりあえず原作本を即買ww
もし私のように何も知らずに見る方は「原作は4コマ漫画」これだけは知っておいて観ていただきたいです!
それを知らないと、エピソードがブツブツ切れる感じや、女子高生の独特な言葉遣いやモノローグが気になってしまうと思うので。
私なんて序盤から、ソフトフォーカスがかかったような画面が気になって、
「“殺す”とか“死ぬ”とか、とっかかりだけ過激な、いい雰囲気美男美女青春ラブストーリー映画かぁ?」と思ってしまいました。すみません;
それもこれも、4コマ漫画っぽさと、原作の持つ世界観を大切にした表現だったのだと思います。
しんどい物語を、みつはしちかこ先生のチッチとサリーをヘタウマにしたような絵柄で語る原作の魅力を映像化。すごいチャレンジです。
そしてラストの多すぎるブラックアウトは、4コマ漫画の読後感を表しつつ、映画としても観客が心で余白を補う間となっていて、より主人公の気持ちに寄り添えた気がします。
3組みのヤバくてクソ面倒な登場人物たちが繰り広げる、クソ面倒くさいエピソードを見せられるのですが、会話の中にハッと気付かされる瞬間があり…
いつの間にか、みんなが愛おしくなっていました。
そして、ちょっと唐突に思えるセリフやエピソードは、全てラストに繋がっていて…。
3つの物語が繋がることで、改めて語られるのは
誰かと一緒にいること。ただそれだけでお互いが影響しあって生まれる化学変化な気がします。
「死にたい」「愛されたい」「スキだと伝えたい」それぞれ自分の主観のなかで生きてきた少女達が、他者と一緒に時間を過ごすことで影響を受け、他者に目を向ける事ができるようになり
何でもないけど、かけがえのない時間だったと気づく日が来る。
彼から受けた影響で彼女は変化して、それがまた他の人に影響を与えていく。
絶望した人を救う希望の言葉となって、出会った人のなかで生きていく。
撫子ちゃんは、未来を作る為に何度でも八千代くんにスキだと伝えるでしょう。
私も彼女たちの青春と一緒に居て、彼女たちから影響を受けたと思えます。
追記:撫子ちゃんが超絶可憐で、八千代くんビジョンの連続告白シーンに悶絶(≧∀≦)
でも、自分に自信があるはずも無いのに、あんな可愛いコに告られたら、何かの罰ゲームかと思うわなσ^_^;
今一番大好きな人と一緒に見れたら幸せですね。
絶対ラブコメだと思っていたのに、全然違っていたという衝撃。
これは、なんと!
涙が止まらない。゚(゚´ω`゚)゚。
こんなに優しい映画だとは思わなくて、軽い気持ちで観始めた自分が申し訳なくなりました。
ごめんなさい。
この映画は、今一番大好きだと思う人と一緒に観てほしい。
そして、今その人と一緒にいられる幸せを感じられたら、さらに素敵(о´∀`о)
試写会では周りにいる高校生が、みんな号泣していたのが印象的でした。
私も本当は泣きたかったけど、やっぱり大人だからそこはグッと堪えてみました。
そして、一緒に行った友達とは「良かったよね」と一言いう…。
静かな感想(*'▽'*)
でも、心の中はすごく大興奮!
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
「良かった!良かった!切なくて泣けた!みんな可愛くて大好き!みんなみんな良かった!」というのが、正直な気持ち。
心を爆発させたいくらい、私の中ではどハマりした映画でした(*^o^*)
DVDが出たら買っても良いかもしれないと、ふと思うくらい私の心にしっくりと来る作品。
何がそんなに良かったかと言えば、やっぱりキャストの皆さんの独特な演技力。
ちょっと普段言わないような言い回しでセリフを言うので、まるで小説を読んでいるかのような雰囲気でした。
でもそれが逆にこの作品に合っていて、私の気持ちはストーリーにどんどん引き込まれてしまいました。
映画の中では3組のカップルが出てくるのですが、彼女側の気持ちがみんな可愛くて可愛くて…!
どの彼女も特徴的で、とにかく可愛い!
女の子が恋に頑張る姿を観ているだけで、心が幸せになるというか、ほっこりするというか、幸せな気持ちに包まれました。
本来なら、主役の間宮祥太朗くんと桜井日奈子ちゃんのはずなのに、観終わってみたら2人の話がメインじゃないことに気がついて…。
この作品は、それぞれのストーリーがちゃんとそこに生きているから、こそ完成されているんだなって実感しました。
キャストの人が若いからと観るのを躊躇している男性、そしてラブコメは観ないと思っている社会人の方々。
そう言う人にこそ、観てもらいたくなる作品。
高校生の心を揺さぶるのはもちろんですが、大人の人の心も十分に揺さぶってくれます。
始めはこんなもんかと思っていても、後からじわじわと心の中に響いてくるから凄い。
予想を遥かに裏切られる素敵な作品に出会えたことに感謝です!
急遽登場していただいた監督にも感謝!
素敵な試写会をありがとうございました。
未来の話をしましょう
照明をあてず自然光で撮影したという本作はすべてが自然体。
教室の空気や夕暮れの陽の光や、クラスメイトのざわめきなんかが何気ない日常の一コマとして入ってくる。
「殺すぞ」「死ね」が口癖の主人公と「死にたい」が口癖でリストカットを繰り返すヒロインと、そこに微妙に交差する他の登場人物とが織りなす青春物語。
空気を読んで周囲に合わせるJK像ではなく、ひどく孤立した立ったキャラの登場人物が物語が進むにつれ次第に愛おしく思われる。
後半の予想外の展開にすすり泣きの声がかしこに聞こえ、逞しくも未来を見据えるヒロインの姿にラストは鼓舞し、鼓舞される。
大切な誰かと未来(あした)の話がしたくなる観賞後です。
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