クロガラス1のレビュー・感想・評価
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上手くまとまっている!!
題材は好き嫌いがあると思いますが、中弛みなく展開して退屈しませんでした。少ないパイの取り合いだからホスト自体から搾取する、というのはコンビニオーナー等と同じ縮図だと勉強になりました。主人公は往年の尾崎豊や加納竜のようなキリッとした表情に惹きつけられるものがありますが、ストーリー上は最後しょうもない依頼者を助けたという事もあり、僅かに人間味のある表情も垣間見れるともっと良かったと思います。似たような美形主人公のテレ東のGIVERより面白かったです。やくざのおっさんが怖いです。演技は頑張っていましたが、舞衣が可愛くないので、今泉佑唯みたいな、男なら騙されるであろうピュア系女子だともっと良かったです。
ヤンマガとかのマンガでありそうな内容
ストーリーはベタな感じだけど上手くまとまってる。だが、主要キャストの演技が大根で残念。アクションもいまいち。裏社会系の映画だけどエグさも胸糞悪さもなく非常にソフト。
良くまとまった脚本
役者さんはみんな魅力的だけど演技はそんなにうまくないのね。それでもきちんと見えるように、脚本が工夫されてんの。
ベタなシーンとベタな台詞の連続でもってくの。それだとシラケちゃうはずなんだけど、組み合わせ方がうまいから大丈夫なのね。
脚本をビシッと通してベースがあるから、後はデフォルメされたキャラクターを楽しめて、そこそこ面白かったよ。
広がりに期待
他の方のレビューにもありますが、そこまで期待していませんでした。すみません。
導入は回想。
そこから今回の物語の動かし役となる依頼主、ホストの和輝が客からの売掛金の回収を解決屋に依頼する経緯が語られます。
この導入部がなかなかに上手く、話の流れと主役の解決屋のキャラが掴めるようになっているんですね。解決屋の社長黒斗、その側近の悠哉、日菜の立ち位置も分かります。
なのでその先へすんなり入り込んでいけます。
変装、潜入、ハッキング、ピッキングしての不法侵入にアクションと、このタイプの映画としての王道ではありながら、個々のキャラクターと相まって楽しく画面を追えます。
それぞれ個性の強い出演者たちですが、ヤクザ役の菅田さんは怖さとどことない愛嬌も持ち合わせているし、伝説的ホスト・翔を演じた南さんもクズ役でありながら最後まで憎めないなにかがあります。
悠哉役の植田さんの力を抜いた(ように見せる)演技が黒斗との絶妙なバランスで、日菜役の最上もがさんはともすれば暗くなる画面に華を添えるだけでなく、いろんな顔を見せてくれてストーリーに幅を持たせていました。
そして映画初主演と言う崎山つばささんは、画面にいるだけで目が吸い寄せられる圧倒感。
普段舞台での活躍が多い方ですが、 映画ならではの抑えた演技もまったく違和感などありませんでした。
寧ろ映像だからこその、崎山さんの視線が活かせた演技だったのではと思います。
この先2の公開も控えていますが、元警官という設定、悠哉と日菜との出会いなどがどう回収され物語が広がっていくのか楽しみです。
気になってる方は早めに劇場へ
公開初日9日と10日、舞台挨拶含めて観させていただきました。
ハリウッドだろうと邦画の大作だろうと、話の展開がまどろっこしい作品は途中で白けちゃうのですが、この作品は要所要所に見所があって上手いなと思いました。
素直に面白かったです。
アンダーグラウンド作品は苦手な方ですが、目を覆いたくなるような過激なシーンは控えめで、かといって物足りないこともなく、どなたでも楽しめる作品かと思います。
解決屋「クロガラス」のリーダーの黒斗(崎山つばささん)
右腕的存在で実務担当の悠哉(植田圭輔さん)
天才ハッカーの日菜(最上もがさん)
この3人組が高額な成功報酬さえ払えば、大小問わず歌舞伎町のどんなトラブルも解決してくれる、というのが大筋。
金や罠、脅しに暴力、犯罪スレスレ(アウト?)なことも、使えるものは何でも使います。
作中に登場するホストクラブやそこで働くホスト、小道具のチェーンソーなんかも本物を使用していたり、解決屋の事務所も廃店舗だそうで。
割りと生々しいところもしっかり描かれていて見ごたえありました。
演技も皆さんリアルで、特に崎山つばささんが演じる黒斗は、何考えてるか分からないくらい感情が見えないので、目や動作だけで演技されてたのは流石です。
事務所で依頼人のホスト和輝に600万を作る手段を迫るときの目や、ホストクラブ代表の翔に「一束足りないんだけど」と見上げた時の冷たい表情が特に良いです。
終わりの方で、逃げようとする和輝を殴る蹴るして止めるところなんかは、「うわー容赦な…」と思いました。
アクションシーンはかなり期待していたのですが、正直物足りなかった。もっと見たかったです。
予告見た感じEP2までお預けですかね。
クロガラスの3人には、まだ明かされていない過去がたっぷりあるようなので、是非その辺り続編やスピンオフで見てみたいです。
3月30日から公開となる「クロガラス2」にも期待大。
客も働くんですか?
新宿で「解決屋」と名乗る商売をするヤツらのもとに売れない新人ホストが600万の売掛けの回収を依頼してくるところから巻き起こる話。
若いビジュアル系キャスト主体の裏家業作品だしツッコミ無用ということで何とかこらえられたけど、色々と設定が甘いのと演技力の足りなさでオママゴト感がつきまとう。
こういう話好きなんだけどね…。
そういう意味ではクズというよりおバカさんな新人ホストは良いアクセントになっているのかな。
出来栄えの割には面白かったけど、もうちょい笑いを入れるか、もっとドロドロのシリアスだったらというのは色々制約があって難しいところなのかな。
短い公開期間だけど、1回は観に行ってほしい!
人気の若手俳優さんがたくさん出演されるということで観に行ってきました。
冒頭のシーンからキャラクターの魅力がずんずん伝わってきて、どんな話になるのかなってわくわくしました。なんか聞いたことのあるような、アンダーグラウンド系アクション映画、成功報酬5000万!みたいなキャッチコピーからイメージする通りの内容ですが、結構リアルに心に刺さる感情なんかも描かれてて、現代社会で生きてる人は共感する部分も多いのではと思いました。
私は今の仕事にやりがいや責任感をもって、お金のためだけじゃなく働いてる部分もちゃんとあるな〜なんて感じさせてもらいました。
予告編のチェーンソーのシーンを観たときは、苦手な描写ばっかりだったらどうしよう…と不安も感じていましたが、お話は分かりやすく、そして観終わった後はちょっとすかっとするような後味のよい締めくくり、さらに続編へ繋がるラストシーンもお約束をきっちり決める!っていう安心感で私はとても好きでした。
舞台挨拶もあり、撮影の裏話も聞けましたが、かなりの過密スケジュールで撮影されたとのことで、お話を聞くだけで白目を向いて寝てしまいそうなタイトスケジュールでした。映画の中のキャラクターはみんな生き生き?としてて、そんな過酷さは感じさせず、どの役もそれぞれに魅力がありました。
しかしあまりに過酷なお話すぎて、もっと余裕のある撮影現場だったらもっとレベルの高い作品が観られたのでは?!と期待をしてしまったため星4で評価です。みなさん本当にお疲れ様でした。
レイトショーのみ、劇場も少なく1週間の限定公開というかなりのレアっぷりですが、ぜひ機会をつくって1度観に行ってほしい作品です。
裏社会系の王道
正直あまり期待せずに観たのですが、想像以上に面白かったです。
内容は裏社会系の王道、ホストクラブでのお金問題にヤクザも絡んでくる感じなんだけど、派手なアクションやドンパチ血塗れが少なめなのは、ターゲットとなる客層が若者や普段アクション映画なんかを観ない方たちだからかな?
しかしながら本物のホストクラブで本物のホストさんたちがコールをしていたり、組長役菅田俊さんの迫力のあるお芝居など細かいところが丁寧に作られていているので、派手なアクションが無くともそれが彼らの仕事の仕方なのだと妙に納得させられてしまう。
謎多き解決屋の社長 黒斗役の崎山つばささんは殆ど感情を表に出さず何事にも動じない堂々とした佇まいで初主演ながらなかなかスクリーン映えするなと。
そして社長の両サイドで忠実に任務を遂行する2人の存在があってこそ成り立つ作品。
フットワークの軽く様々な実務をこなすあたり、まぁ少々ご都合主義な所もあるけど、こういう便利な駒があると物語が動きやすいし観ていても楽しい。
元警官だったらしい黒斗と、黒斗に救われた悠哉と日菜。3人の過去も気になるところ。
続編の2にも期待。
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