「義眼は気に入らん!」キャプテン・マーベル サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
義眼は気に入らん!
あまり期待してなかったんだけど、これはめちゃくちゃ面白い!アベンジャーズ誕生秘話として、素晴らしい出来上がり!キャプテン・アメリカ1作品目より、こっちの方が断然見応えあるじゃないか...。ここに来てこんな傑作を作れるの、すげぇなMCU。
単純に世界観が魅力的で、他には無いものすごいパワーを感じるというのもあるし、主人公・キャロルのキャラクター構築に力が入りすぎていて、めちゃくちゃ面白いってのもある。製作陣の、この映画にかける思いがあまりにも強い。登場人物は必要最低限で、重厚感を保ちながらひとりひとりをしっかり描く。ヒーロー映画としてはもちろん、サスペンス・アクション・ヒューマンドラマとしてビックリするくらい質が高いのです。
今までのMCUを追いかけ続けている者としては、ニックの過去がこんなにもしっかり見れることに興奮が抑えられない。意外とチャーミングで優しい人物なんだなって。司令官である責任感が強いがために、あんな怖い感じになってるんだなって。キャロルとの掛け合いには、笑えたりテンションが上がったりで、バディものとしても面白いのです。でも、SHIELDって名前、後に決まったんじゃなかったっけ?昔、めっちゃ長くなかった?笑
ストーリー展開は、もう言っちゃうけど衝撃的なもので、これまた、たまらなく興奮しちゃった。MARVELっていいなって思うより前に、映画っていいなって思っちゃう。あまり知られていないキャラクターの初出演&初単独作品なのに、こんなに面白くできちゃうなんて。何言ってんのか分かんないって部分はあることにはあるんだけど、そんなのどうでも良くなるくらい、身体が踊ってしまう。
ブラックパンサーとは打って変わって、このキャプテン・マーベルというキャラクターは、アベンジャーズと絡むよりも、単独作品の方が魅力発揮しそう。エンドゲームを前にして、大満足の映画でした。