劇場公開日 2019年3月15日

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「ド迫力すぎるアクションと、種を越えた絆。戦うヒロインの真打ち登場!!」キャプテン・マーベル 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ド迫力すぎるアクションと、種を越えた絆。戦うヒロインの真打ち登場!!

2019年4月22日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:ド迫力のアクションの数々を通して、ヒロインの記憶の謎を解き明かす緊迫感や、自身の運命と対峙したヒロインの覚醒等、様々なドキドキを堪能出来る。種族を越えた友情も感動させる。
否:ヒロインの能力が強すぎるせいもあってか、ストーリーや演出は非常に荒唐無稽なので、好き嫌いは分かれそうなところ。最低限の予備知識も、あった方が楽しい。

 「アベンジャーズ」を始めとする一連のマーベル作品の予備知識は、勿論あった方が断然面白いことは間違いありませんが、最悪単体の作品としても、充分楽しめると思います。
 無限のパワーと可能性をその身体に秘めながら、記憶を失い、その謎を追いかけ続けるヒロイン・ヴァース。前半は彼女と同じ視点で、記憶の謎を追ってハラハラドキドキさせられます。そして後半は一転、明らかになった衝撃の真実に直面しながらも、己の運命と真っ向勝負を挑んでいくヴァースの姿が、非常に勇ましく爽快で、まさにカッコイイの一言に尽きます。
 アクションも当然ながら超ド級の迫力で、息つく暇もないくらいです(笑)。ただ如何せん、本当の力に目覚めた時のキャプテン・マーベルが強すぎるので、そのパワーバランスには思わず興ざめしてツッコみたくなってしまうのも、やや難点でしょうか(笑)。
 とはいうものの、佳境を迎えた「アベンジャーズ エンドゲーム」へと続いていく重要な作品ですので、アクション映画好きには必見の作品です。

映画コーディネーター・門倉カド