劇場公開日 2019年3月15日

  • 予告編を見る

「ヒーロー映画のお手本のような作品」キャプテン・マーベル andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ヒーロー映画のお手本のような作品

2019年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

マーベル・シネマティック・ユニバース作品は単体で観ても面白さはあるのだが、やはりシリーズを通して観ないと分からない伏線が色々あるのが難しい。(すみません、アベンジャーズを1作も観ていないのです)
ということはさておき、「キャプテン・マーベル」は割とど直球のヒーロー映画としてのカタルシスを与えられる。自分を探す直情的な女性(この性格が完全にヒーロー)が自己を探し、とんでもない力を解放する感。
物語自体はそこまで難しいものではないが、「何が善で何が悪なのか」「なぜ戦うのか」といったテーマが埋め込んであり、単純にヒーローすげえな映画ではない深みを与えている。敵と思っていた存在の真意を知った後、敵と見えていた者の表情も明らかに変わっていて興味深い。
戦闘シーンのハラハラ感、かつポップな感じもよい。ちょっと強すぎるだろ...という気もしなくはないが。
全体的に女性が強い、というのも昨今の流れというのであろうか。主人公だけでなく大体女性強い。
そしてちょいちょい挟まるコメディシーンもちょうどよい息抜きというか、緩急があり。
ヒーロー映画としてとてもバランスが取れた作品と感じた。
でもやっぱりアベンジャーズは観ておいた方が良いですね。
あ、あとオープニングクレジットのスタン・リー愛には感動しました。

andhyphen