「最良のヒーロー」キャプテン・マーベル プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
最良のヒーロー
今回はマーベル初の女性ヒーローが主演の作品。
まずオープニングが、今年亡くなったスタン・リーのみで構成されており、ここの時点で感動したのは僕だけではないはず。
舞台は1995年、アベンジャーズ結成前。とあることから地球に落ちたキャロルが出会ったのが、既にシールドで活動していたニック・フューリーだ。今作での彼がとてもお茶目なんだ。若さ故の未熟さとかはないんだけれど、猫ちゃんにメロメロだし髪の毛あるし(笑)テンション的に若い。
彼以外にもみんな大好きコールソンも新人として登場!ニックも言っていたけれど、心で動く彼の正義をまた見られて良かった!
話が進む中でついに記憶を取り戻したキャロル。その直後のマリア宅外でのシーン。辺りは森で蝉(?)のような声が聴こえて来て、音による空間の奥行き演出がこの手の作品で初めてだったのでとても印象的だった。
敵との交戦。倒されても何度でも立ち上がる彼女の強さ。
それは今まで女性だからと周りから限界を決めつけられて来た悔しさからのモノ。誰かの為に戦う強さもあるが、キャプテン・マーベルはこっちの方がビシッと決まるね!(もちろん前者も兼ね揃えていると思うけれど)
ラスト、クリー帝国の援軍が地球に向かって爆撃を始める。それを宇宙まで飛んで行き宇宙船ごとぶっ壊すシーンが『AKIRA』と被って見えて面白かった。
身1つであれだけやってしまうなんて、デタラメな力もいいところだよ(笑)
しかし、最後は力に溺れず終戦させる。あれは彼女であったからできたやり方だろう。
そしてついに自分が由来となったアベンジャーズと合流!!!
キャプテン・アメリカたちとどう共闘するのか?
サノスを倒すことはできるのか?
まだ観ていない人たちは絶対に今作を観てから『エンドゲーム』に臨んでもらいたい!!!!!