劇場公開日 2019年3月15日

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「日比谷のIMAXで観るならG-17かH-17がベストポジションかと」キャプテン・マーベル よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日比谷のIMAXで観るならG-17かH-17がベストポジションかと

2019年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

惑星ハラの特殊部隊スターフォースのメンバー、ヴァースは過去の記憶を一切失っていたが時折不可解なイメージが夢に現れる現象に悩まされていた。上官ヨン・ロッグらと共に仲間を救出する作戦に参加したヴァースだったが不意を突かれて敵対するスクラルに捕らえられ脳内の情報にアクセスされてしまう。何とか脱出したヴァースは地球へ墜落、ヨン・ロッグに救助を求めるがスクラルの魔の手が迫っていた・・・みたいな予備知識は全く不要。これは傑作です。というかオープニングでマーベル作品群を愛してやまない人は全員号泣です。

私は誰?というプロットはある意味鉄板で新味はありませんが、ヴァースが本当の自分に目覚める過程は実にエモーショナル。時代設定が1995年というのも白眉。昨今流行りの70、80’sオマージュに慣れてしまった身にはヴァースが着ているTシャツ他の小物類やホール、ニルヴァーナ、R.E.M.といったサントラにニヤリとしながら、いよいよ新たな時代を牽引する次世代の才能がまた一つ大輪の花を咲かせたなと嬉しい限り。細かいシャレをブチ込んだアベンジャーズ結成前日譚としても全然面白いし、『〜エンドゲーム』への見事なパス回しにも唸らされます。

そしてクライマックスの戦闘シーン、これはもう鳥肌立ちます。というか、まんま『宇宙の騎士テッカマン』なんですよ。何気に設定もちょっとカブってたりするのでオマージュなんじゃないかなと。ホンマ心の中でテックセッター!って叫びましたね。あとめっちゃキュートなニャンコ、グース君が大活躍するのでニャンコ好きはIMAXをチョイスするしかないでしょう。

ちなみにここのスクリーンはIMAXにしてはちょっと小さめサイズ。前方の座席だとスクリーンの凹面が気になると思いますのでG-17かH-17がベストポジションかなと思います。

よね