「ENDGAMEに向けて」キャプテン・マーベル kazu6279さんの映画レビュー(感想・評価)
ENDGAMEに向けて
MCU 第21作目となる本作は、CAPTAIN MARVEL誕生譚にして「 AVENGERS END GAME」への架け橋となる作品。
MCUファンにはすでに前者の過程が大前提なので大まかな構成から結末までは言わずもがな予想はついていたであろう。
CAPTAIN MARVEL誕生譚を中盤まで半ば逆説的に語る手法が今までのMCUとの違いで新鮮。
この作品の一番の見所はBrie Larson演じる、Carol Danvers(Vars)の人間性、能力などのキャラクター設定といえます。
MCU初の女性主人公作品であり、その性格は非常に感情的で好戦的且つ記憶喪失という新鮮さ。
強さも恐らく THOR と肩を並べる、或いはそれ以上であろう戦闘能力。
持ち前の熱いハートからくる多少の横暴さを持ちつつも物語が進むにつれ利他的な行動をとり次第に成長していく。
記憶喪失と引き換えに背負った悲しみもあり、全てを再び知った時、演じるアカデミー賞女優、Brie Larsonが醸す彼女の本当の「人間らしさ」を観ることができるので胸を熱くして下さい。
他にも彼女の代名詞、衣装、能力などの誕生のロジックを丁寧に描き、細やかな点でありながら蔑ろにしない所が監督二人の手腕の良さが伺えます。
誰よりも強く優しい彼女は自作「AVENGERS ENDGAME」でどのような活躍をしてくれるのか非常に楽しみである。
しかしニックフューリーの眼の理由だけは解せない・・・
いいのかそれで・・
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