「Find a Blockbuster girl. 最強!(ネコも!)」キャプテン・マーベル アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Find a Blockbuster girl. 最強!(ネコも!)
何だかちょっと久しぶりに感じるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の21作目はついに「キャプテン・マーベル」の登場です。
キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースと言えば、原作アメコミの中でも人気のキャラクターで、「シヴィル・ウォーⅡ(邦訳早よ!)」ではアイアンマンを相手どり対抗チームのリーダーになってるぐらい人気のキャラクターです。きっとアメコミ・マニアな方達の中ではキャロルと言えばミズ・マーベルの印象が強いと思うのですが、本作ではいきなりキャプテン・マーベルになってます。キャプテン・マーベルの名前継いだのも、今の(映画の)コスチュームになったのも2012年からなので長いアメコミの歴史の中ではまだまだ新しい感じがするんですよね。ちなみにキャロルのコミック初登場は1968年だそうです。古っ!
さて、そんな人気のキャラクターの映画化だったのですが、正直意外と普通でした。IMAX で観た事もあって映像はすごぶる綺麗で見応えありましたし、ここまで強かった?と思えるぐらい最強キャラクターだったのですが、全体的には割りと普通な印象でしたね。どうしても中継ぎ感が否めない作品です。
それでも人が宇宙船ガンガン壊してたりするシーンって他ではなかなか見れない戦いですよね。さすがに迫力ありました。もう根本的にここまで強いキャラクターはいないのではないでしょうか?それこそDCのスーパーマンぐらい?覚醒した後はホントに強すぎて、これからのサノス相手にも不足なしですね!
そうそう、内容で言えば原作アメコミではよく地球征服とか企んでたスクラルが味方ポジションになったのは意外な展開でした。スクラルはヴィラン(悪役)のイメージが強すぎて、味方になった後も「どこかで裏切るのでは?」とかなり警戒しながら観てたんですが、そのまま味方だったんで逆にビックリです。マー=ベルが女性に変わってた事といいアメコミを知ってる人をかわす展開になってましたね。
90年代カルチャーも見所でした。もう小ネタが多すぎて!レンタルビデオショップの「ブロックバスター」に始まり、そこでキャロルが手に取ったビデオが「ライト・スタッフ」だったり、壁にスマッシング・パンプキンズのアルバムのポスター貼ってあったり、グランジ・ファッションであったり、更にニルヴァーナの曲流れたり、テレビの「フレンズ」が会話に出てきたり、ダイヤルアップのパソコンであったり・・・監督のアンナ・ボーデン、きっと90年代に青春を過ごしてたんだろうなぁ。
何はともあれ、これで役者は揃いました。最後に顔合わせも済んだ事ですし・・・さぁ、お次は一年待ったよ、いよいよ来るよ、「アベンジャーズ エンド・ゲーム」だぁっ!!!
追伸
冒頭のマーベルロゴになってたアメコミ原作者のスタン・リーにはジンっときました。やっぱり皆に愛されてたんだなぁっと改めて感じて。パンフレットの杉山すぴ豊さんの寄稿にあったスタンの言葉
「この世界は、本当はどんな人間でも受け入れてくれるぐらい広いんだよ。」
Thank you, Stan R.I.P.