mid90s ミッドナインティーズのレビュー・感想・評価
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最後
涙出るとこじゃないのに映像見て涙してしまった🥲
90年代の少年が大人になっ行く過程でのストーリー。
いいね、素晴らしい演技で引き込まれていく。
ルーカスの出演シーン短いながらも弟の暴行とか病んでいて友達も彼女も出来ない役。素晴らしい。
何処かで憧れた風景の記憶
JBLのウーハーが轟き、鼓動を加速させた館内にて。同世代だから純粋な共感、あの純真な衝動は、まだ傍にあったかな。悲惨だと思っていた自分達の生活よりも、周りの不幸せが際立つ社会… 狂ってるとレッテルを貼られた反逆児は、真っ当な主張をボードで切開いている、今日現在でも。その初期衝動は初々しく、ぼんやりと見据えた未来の手前で、バラバラにならず絆を癒す姿には、忘れかけていた匂いがした。
死ななくて良かった
あの4人のスケボー少年と比べて、スティーヴィーが幼すぎるとは思ったが、四人とも意外に優しいんだよなぁ。
ファックシット(金髪チリ毛の女好き)とレイ(四人で一番大人)、フォースグレード(撮影オタク、優しい)、レーベン(四人では一番年下、生意気盛り)
それぞれの関係性が危うく変化していくので、見てるこっちはヒヤヒヤする。
酒飲んでタバコ吸って、女とあそんで、母ちゃん怒らせて…。
誉められた事はしてない…けど、あんな奴らなりに友情めいたものがラストに炙り出される。
観てる側としては、あいつら皆、上手くいってほしいと願ってしまう。
ちょっと観るのに尺も短く、程よい作品だった。
彼らのその後は分からないけど、酒とクスリは止めてほしいなぁ。
若者を興奮させる映画
星取りは苦手。
何か書きたくさせてる時点で★5つ!
画郭、スタンダード!好き!😆
90年代半ばのお話。
空気感、音楽、
私にとっては「キャー!懐かしいー!」
という時代じゃないけど、
うん、うん、て観た。
13歳のスティービー(演じてるのは聖なる鹿殺しのあの子!)
近所のスケボーショップを
たまり場にしている
レイ、ファックシット、
フォースグレード、ルーベン、
そしてきっと母も兄も…
それぞれが、脚本そして監督をした
ジョナ・ヒル自身なんだろうなぁ、と
それぞれに思いがある。
男子ワールド、よう分からんけど、
切なさが女子とは違うよね。
それにしても、
なんですぐ殴ったりするかね…
んで、
「ほとんど喋らない」フォースグレードが、唯一スラスラ話すことは、
映画を作りたい、てことだけで、
あとは、いつだってホームビデオで
撮影している。
最後の最後に、
レイが超かっけぇ一言を放った後、
フォースグレードが「見てよ!」て
自分で編集した仲間たちの
映像を見せる…
ぱっと淡い光が未来を照らす気がする。
あぁ…ええわ〜若者…
ええわ〜、映画♡
わたし的な胸キュンは、
スティービーがあどけない顔で
大笑いしながら
「あんなに下にあるとは思わなかった〜」てとこ(🤭)
シアターから出ると、
若者5人組が
「まじ、すごかった」
「これ、渋谷版作れるって!」
と興奮しながら口々に言ってたのが
またよかった😊
思春期を迎えた厨二病少年の成長物語。全編16mmフィルムで撮影され...
思春期を迎えた厨二病少年の成長物語。全編16mmフィルムで撮影され、90sのノスタルジックな雰囲気を再現。あの頃に欲しかったゲーム、CD、スニーカー、スケボー等盛り沢山で青春の記憶が蘇る。「A24」制作らしい音楽と映像が融合した作品。エピローグもカッコ良すぎてリピート必至
あまりスッキリしない映画 飽きずに楽しめたけども、消化不良に終わる...
あまりスッキリしない映画
飽きずに楽しめたけども、消化不良に終わる
若いときの感覚を思い出して、キュンとなるような甘酸っぱい気持ちになる
心地よい青春時代への旅行
90年代をスケボーとヒップホップにハマった自分と同世代のジョナヒル初監督作品。ストーリー上で特に大きな事件が起こるわけではないが、スケボーにのめりこみ享楽的な毎日を過ごす事と大人になることの間で揺れる若者の心情にリアリティを感じた。主演のサニースリッチの演技も素晴らしく14歳という大人になっていく絶妙な年齢設定が映画を心地よく見れた大きなポイントだった。映画館で見ると大音量で音楽も楽しめるので2時間弱の青春時代への旅行ができた。
コミュニティで育っていくということ
自分の直感とセンスで、お兄ちゃんに殴られてんのに、勇気を出して、家をとびだし、家族を離れ、ストリートに出て、そこに受け止める仲間がいた。年齢とか属性とかそういう既成概念やルールを信じてないコミュニティというから個の集まりだから、そのセンス直感勇気で仲間として受け入れられる。
どっちにいったらよいか、スケボーで自分の人生変えようとしてるレイはわかって行動してる。4th grade はわかってないなりに自分がやるべきことを直感して黙々とやってる。スティ ービーはどっちにいくべきか、勇気とやる気で間違えたり痛い目にあったりしながらそれを修行してる。、
ステービーのママもたぶんお兄ちゃんよりスティ ービーみたいなタイプだったのかなと思う。
スケボーシーンがとてもよい。広い車道をスケボーで下る、風を切り万能感じる瞬間がある人生って大事だ。
子供扱いされるのを拒絶する少年の揺れ動く心情を見守る90‘s青春譚
タイトル通り舞台は90年代半ば、ロサンゼルス。13歳のスティーヴィーはいつも高圧的な兄イアンを見返してやりたいと思っている普通の少年。ある日立ち寄ったスケートボードショップでスティーブは店にたむろする少年達と出会う。スケートボードに夢中で誰にも縛られず自由な彼らに憧れたスティーヴィーをリーダーのレイは快く仲間に迎え入れ、スティーヴィーは毎日彼らと過ごしながらスケートボードにのめり込むが・・・。
『40歳の童貞男』、『スーパーバッド』他主にコメディ映画で俳優として活躍するジョナ・ヒルの初監督作品。舞台となっている時代が近いせいか映像のトーンがジョン・シングルトン監督の青春譚『ボーイズ'ン・ザ・フッド』に何となく似ています。子供扱いされることに忸怩たる思いを抱きながら大人の世界に足を踏み入れることにもおよび腰、そんな微妙な年頃の主人公の心情が揺れ動く様を自身の少年時代に重ね合わせて優しく見守る丁寧な描写が切ないです。特に印象的なのは夕暮れの坂道を少年達がスケートボードで下っていく姿を正面から捉えたカット。行き交う車の間を優雅に滑っていく姿は自由そのものですがその時間には限りがある、その儚さを無言で語る美しいシーンで同じ時期に公開されることになったドキュメンタリー『行き止まりの世界に生まれて』の印象的なカットと表裏一体になっている偶然も伴ってどこまでも切なくて美しい青春譚となっています。
あー夏休み
ストーリーは超単純、少年の夏物語。何でガキは悪い奴に憧れるんだろうね😃音楽は90年代のヒット曲満載、最高、文句無し。女の子、パーティー、酒、ドラッグ?夏の夜、中身の無い会話、仲間、つまらない現実と未来。スケボー、hip-hop、スニーカー、あの頃、欲しかった物、全てに乾杯🍻
もっと見ていたい
スタンダードの画面に展開される家族・友人・時代。大きな筋などないけど目が離せないのは、それぞれの登場人物の気持ちの揺れが丁寧に描かれているからだろうか。いくらでも長くできるこの話を短く収めたのは何だろう。自分としてはもっともっと見続けていたかったのだが。
【思い返すこと】
90年代中頃のアメリカ。
確かに差別はあった。
でも、融和は、少しずつだが進み、今のような分断はなかった。
Windows95は出たてで、SNSはおろか、スマホもなかった。
日本で買う携帯も高額で、サイズもデカかった。
考えてみたら、この時代も、そして、きっといつの時代も、若者には鬱屈した何かがあって、自分が何者かでありたいと、見えない何かに抗っていたのだ。
そのなかで時には集い、時には反目し、だが、それは誰かに言われたり、指示されたものではなく、省みることも、和解も自らの責任や判断によるものだった。
人は、この時代、貧しくても、もっと幸福だったのかもしれない。
それに、今のような分断は大きな問題ではなかった。
日本は……。
90年代中頃の日本。
様々な事件、出来事があった。
細川内閣誕生で、55年体制に終止符を打ったかのような感覚を覚えた。
Jリーグが発足した。
しかし、
アメリカで開催されたサッカーのワールドカップに残念ながら日本は進出できなかった。
ドーハの悲劇だ。
Windows95が初めて会社のPCで使われるようになって、Excelの使いやすさは、Lotus123の比ではないことに驚いた。
阪神淡路大震災。
オウム真理教によるテロ。
バブルの残り香がほのかに香る中、調和と革新と、閉塞感と不穏な空気が入り混じって、世界がこれまでとは違うものに変化する予感もあった気がする。
そんな中でも、僕達は、集い、時には争い、時には皆で抗い、傷つき、涙を流し、絶望を感じながらも、助け合い、立ち上がって、生きてきたのだ。
争い、抗っても、それは分断とは違っていた。
それは、90年代も、本当は、いつの時代も同じはずなのだ。
人々は、きっと分断を乗り越えると信じたい。
どこか懐かしい
ジョナヒル初監督作品。ニルヴァーナ、ピクシーズ、モリッシー等、とにかく音楽が満載。
同じA24の「WAVES」がプレイリスト ・ムービーと言われていましたが、むしろこの作品の方があっていると感じました。それくらい歌が溢れてました。
楽曲もだけどカルチャーも拘っていて、見ていてわくわくします。
初っ端からTシャツがガイル(ストII)ですしね。
作品は少年の成長を描いたティーンムービー。
特に男の子はすっごいわかるエピソードが満載で、心の中で何度も頷いてしまうでしょう。(特にニルヴァーナがかかるシーンは久しぶりにドキドキしましたw)
何というかジョナヒルが自分の思い出を切り取ったような作品でした。
思春期特有の焦りや不安も垣間見れ、少しヒリヒリとした感じもどこか懐かしい。
そんなに起伏のある物語では無いのですが、何だか見ていて心地良い作品でした。
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