劇場公開日 2019年3月1日

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岬の兄妹のレビュー・感想・評価

全170件中、121~140件目を表示

3.5悲しかった

2019年4月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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吉泉知彦

5.0噛み付き攻撃vs必殺うんこ攻撃

2019年4月10日
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鑑賞方法:映画館

 こんなタイトルを思いつくなんて、自分も頭のどこかがおかしいのかもしれません。そんな頭の悪さを「お前は足が悪いんじゃない!頭が悪いんだ」という言葉がぐさりと胸に突き刺さりました。が、しかし。あんたも警官なんだから、もっと前向きにアドバイスするなり、援助するなり出来るだろ!と、一生懸命ハジメくんには腹が立ちました。まぁ、ちょっとの間、妹を預かってくれたから許すけど・・・。

 足が悪いからと一方的にリストラされた兄ヨシオ。時間の流れは描かれてなかったものの、すぐさま金欠、極貧生活。自閉症の妹マリコのために故郷に戻ってきたヨシオだったが、世間の風は冷たい。ボロボロの一軒家の家賃が3万。それすら払えなくなって寒い中電気も止められてしまう。そんな時、怪しげな釣り人に連れていかれたマリコが犯された上に1万円をもらったことを思い出すヨシオ。「マリコは金になるかもしれない・・・(心の声、想像)」と売春を思いつくのであった。最初はトラック運転手中心、やがて夜の繁華街へとマリコを斡旋する。

 かなりの“痛み”を訴えてくる問題作だ。『万引き家族』という暖かいホームドラマとは比べ物にならないくらいに“痛い”のです。借家と思しき彼らの住居は段ボールや新聞紙で窓をふさいであり、部屋は散らかし放題の汚さ。ピンクのチラシによってデリヘルのように商売を始めるヨシオ。買う側の男たちの住む家も彼らの家同様に散らかしてある日陰者が多いのも面白い。特にコビトくんのアパートも窓にはすべて新聞紙が貼られているのだ。寂しい男が多い町。「チェンジ」を繰り返した男以外はみんな心に傷を持ってる者ばかりのように思われた。

 「戻ってきてくれ」と言われたヨシオは罪悪感で頭がパンクしそうなくらいになっていた。今さら元には戻れない。いや、仕事は復帰できたとしても、罪のなかった純粋な自分に戻れることはできないのだ。短期間で妹に対する罪、自分自身の罪、捕まらなかったからOKなのではない。彼が一生背負っていかなければならない贖罪なのだ。しかし、自閉症のマリコはたぶん許してくれるのだろう。彼女の最後の笑顔がそう語っていた。でも、電話の呼び出し音によって「仕事する」と言いそうな雰囲気も・・・

 このような兄妹を特殊だと簡単には言えない。現在でも生活保護受給者数は200万人前後。去年放映されていたTVドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』でもその審査やケースワーカーの難しさが描かれていたが、切羽詰まったまま生活保護を受けられない人も相当多いはず。今でこそ申請する人は多いが、昔ならプライドが許さないとか、やせ我慢する人も多かった。そして、自殺者も・・・。

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kossy

4.0生きていくため

2019年4月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

なんとも言えない痛々しさ…

生活のため 生きていくため
カラダを売る事やポケットティッシュの内職やビラ作成(3色w)をする知恵はあるのに…

それ以外に方法がわからない
生活保護とか施設に預けるとかあるんだけど、その知識がない

でも実際に沢山いるだろうな、こういう兄妹(家族)

妹に石をぶつけようとするシーン、世話や介護に疲れ追い詰められて精神的にヤバくなってしまう事は、きっと誰にでも起こり得ると思います

ただ、見終わって凄く重い気持ちになるかと思いきや、この映画はどこか和む要素があるような気がします

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H1DE!

5.0本当に見て良かった!

2019年4月9日
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自閉症の妹を兄が売春させる話しと聞いて、評判はいいけれど、日本で見落とされている底で生きる人を生々しく描く話だと勝手に想像して暗くて重い話かと思って二の足を踏んでいたら、それを軽々と乗り越える笑える映画だった。

ポン・ジュノ監督や山下敦弘監督の元で助監督をしていた片山慎三監督の長編初監督作。

自閉症の妹真理子を養っている片足の不自由な良夫は仕事を首になってしまい、生活に困窮してしまう。食べるのにも困り良夫は真理子を売春させる…

とあらすじを聞くとかなりキツいが、良夫のダメだけど憎めなさ、真理子の天真爛漫さが飄々と辛い現実を乗り越えていく。

とにかく真理子役の和田光沙さんの演技がいい。
タケシ映画だと神聖化してしまう妹を、「ギルバート・グレイプ」の時のディカプリオのように超現実的に演じその上で純真さを見せるという神業をやっている。

キム・ギドクの映画やミヒャエル・ハネケの映画のように生きる事に対して毒を持つような映画だった。

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Ishikawa Pero

4.0せつない映画❗

2019年4月9日
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星🌟🌟🌟🌟あんまり期待してなかったのですが…最初から最後までスクリーンに釘付けでした❗現実に実際どこかで起こっていそうな出来ごとなので見終わったあと凄くせつなかったです❗妹の真理子を演じた和田光沙さんが本当に障害者のようで彼女じゃなかったら作品が成り立たなかったのではないでしょうか?人糞や高校生とのシーンなど笑えるところもあり面白い作品でもありました❗さらにラストの海岸のシーンが凄くせつなかったのですが…この兄妹はこの先どうなるのだろうか…映画とはいえ心配になりました❗ちなみに警官の肇は口じゃ心配してるけど警官だったら施設とか生活保護とか紹介するんじゃないの⁉見殺しにしてるみたいで凄く腹立った❗

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ミリン一番搾り

2.5絶賛の嵐

2019年4月4日
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観れるし、そんじょそこらの若い子たちがチヤホヤされるのとはわけが違うと思う。

でも、なんかね…

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ビビ

4.5平日午後でも結構な客入り

2019年4月2日
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笑える

悲しい

年寄りが声を上げて笑っているの聞いてジェネレーションギャップを感じた。
神奈川県の三浦半島他、三浦市・横須賀市・川崎市で1年かけ四季のあるロケ撮影
クレジットは一切なし。
ラストシーンは鳥肌立った。
ノブさんを演じた巨漢のジャックが気になる(シルエットと背中の刺青のみ)
お前は足が悪いんじゃなくて、頭が悪いんだよっ!!
足が悪い演技にばらつきがあるのは撮影期間が長かったせいでしょうか

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消されるので公開しない

4.5タイトルなし

2019年4月1日
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こんな兄妹は嫌だ

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うんこたれぞう

4.5俳優!

2019年4月1日
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鑑賞方法:映画館

俳優の芝居を見ることの楽しさを思い知る映画。主演二人の演技は、本当にそこにいる人物のようでずっと見ていたい。ラストはもっとはっきり完結させてほしかったとも思う。でも飽きずにずっと集中して見ていられた。

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dubsake

4.0観ていてつらい

2019年3月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ポンジュノの助監督をされていた監督の作品ということで観たかった映画ですが、公開当初は満員で入れず、公開拡大されてやっと観られました。

観終わった感想はやや露悪的という印象でした。妹に売春をさせて生計を立てているという設定はなかなか受け入れがたいものでした。しかし、ただ単に露悪的というわけではなく、貧困や売春などについて考えさせられます。
監督のインタビューでも、売春がそこまで深い罪として問うことはできるのかという問いかける意図があるようです。
うんこがでなくて段ボールで窓を塞いでいる生活よりも、うんこが出て窓が見える方がマシということでしょうか。考えさせられます。

また、終盤で妹がこれまでの悲惨な状況に対する思いを爆発させるかのように号泣するシーンには胸が痛みます。ここまでで辛さがマックスです。

ただ、ラストのシーンで誰かから電話がかかってきます。他の方の投稿でもありましたが、電話の相手は客の一人である小人症の青年のような気がします。彼も新聞紙で窓を塞いでおり生活が満たされないものであることがうかがえます。
この青年も含めて彼らの未來にほんのわずかに光明が見えるかたちで映画が終了し、少し救われました。

この映画を観終わったあとに実際の上映時間よりも長く感じました。それだけ濃厚でエネルギーに作品だと思います。しかし『葛城事件』もそうでしたが、いい映画だとは思うものの、観ていてつらく、映画好きの人向けだと思いました。

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仮面貴族

4.0「海の匂いがしました・・・」

2019年3月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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いぱねま

5.0家に明かりが入る

Kさん
2019年3月28日
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難しい

売春という形であっても、これまで無かった人との関わりを得て、妹は生き生きと楽しんでいる。檻のようだった家のダンボールの目張りが剥がされ明かりが入るように。そうは見えないと言う人もいるかもしれないが、私にはそう見える。こんな現実を見せつけられたら、頭が悪くて体が不自由でも心は真っ当な兄は、駄々っ子のように他人を恨むくらいしかできないだろう。兄の妹を見つめる表情がやるせなさをとてもよく物語っている。どうすればよかったのかは、普通に知恵があればわかるはずだが、わからないものにとっては無限の苦しみだろう。

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K

4.0何が正しいのかね

2019年3月25日
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asm

4.0くそくらえ。

2019年3月23日
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港町、ドス黒い港町、黒い海、曇天。

貧しさの極限。絶望するような無知。

なのに、なのにちょっぴりエンターテイメント。

たくましい。食べる、食べる。
まぐわう、まぐわう。笑いもある。

生きようとする。生きる意思がある。だからズレる、生きようとするから、常識から逸脱する。

スクリーンに写し出されるのは、たくましい、いや、間違いなくたくましい兄妹。

社会的弱者?くそ食らえ!ほんとに食わせてるし!

生きようとする意思が画面にみなぎる。
食って食って、まぐわってまぐわって。
ジタバタジタバタする。

まったく困った兄妹。でも生命が生きようとうごめいている。

生活保護?ふざけるな。血の通わない制度で
この兄妹を抱えられるものか。

もうちょっと別の喜びも兄妹に伝えてやりたくなる。同じ人間として。限られた命を持つもの同士として。一歩間違えれば同じような境遇に陥りかねない暮らしを営むもの同士として。

貧困と無知と矛盾を題材にして、しっかりしっかり映画になっている。

すごい手腕だと思う。

衝撃の映画体験だった。

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エク

4.0ひと言で絶望、とも言えない

2019年3月21日
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前評判を聞いていて、かなりの重さを覚悟して行ったので、観た印象は「あれ、意外と優しい」だった。

もちろん扱ってる問題は重くて辛くてキツい。
ただ、この映画で特徴的だったのは、主人公がそれなりの優しさや葛藤を持っていること、ときどき明るさや、ほんのり愛情めいたものを感じるシーンがあること、ひとりは心配してくれる友達がいることなど、まだ共感できる余地があることだったと思う。

日頃ニュースを見ていて、ほんの数行の記事にめためたに絶望的な気分にさせられる時がある。
多分この兄妹と似たような状況で起こってる事件も沢山あると思う。
普段ならその数行で目を逸らしたくなってしまうけど、この映画はなんとか見ていられる形で(しんどいけど)その行間を埋めてくれていてすごい、と思った。

私は友達の警官役と同じような距離感で、大丈夫?と言いたくなった。

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motuni

5.0完成度高い作品

2019年3月20日
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面白かった。

人間存在の両義性というか、神聖と汚穢について、見る者の見方が試される作品。
障害、売春、堕胎、排便をどストレートで撮った作品。

「それでも人間か?」という問いは偽善的であり、「これが人間だ!」という叫び声が聞こえる。聖なるものだけが、この世界の成り立ちじゃない。

光と音へのこだわりが印象的。
部屋の明るさ(特に太陽光と照明)の表現の仕方や波、水道水、着信音、等々の溢れる音が効果的。

和田光沙さんの作品をこうして見れて良かったなぁ〜。

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そうたん

2.0テーマは重そうだけど

2019年3月20日
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これはシリアスな物語ではなくエロ目的の娯楽作品ですね!!!障害のある女性を裏風俗で買いたいとは思わないけどね!

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ゆたぼー

4.0殴られた

2019年3月18日
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鑑賞方法:映画館

頭をがつんと殴られた気分。長い映画でもないのに観終わったら疲弊しきっていた。
どこからどう見ても救いのない兄妹。所々のコミカルさが余計に殴られ感を増すというか、この兄妹を前にして私に何か言えることなんてあるんだろうか。何を言っても偽善者になってしまうのではないか。こうやってこの映画を映画館で観ていること自体に恐ろしい程の葛藤を感じてしまうような作品であった。
多分理性的な、穏当な意見はいくらでも言える。言えるけど、絶対にそれが届かない何かがある。それをものすごく怖いと感じた。新聞記事やWeb記事を読むよりも生々しい。怖い。
余りの映像、演技の生々しさと、音楽の哀しい美しさ。生きることの滑稽さ。恐ろしさ。無情。
多くの人に観てほしい。

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andhyphen

4.0あまりお薦めできないが傑作

2019年3月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

観たい映画がたくさんあるのだが、しょうがないので「岬の兄妹」を観た。去年が慎一郎で今年が慎三かよと思う。「カメ止め」と違ってあまり皆さんに薦めたくなる映画では無いのだが、観ずに通り過ぎることが許されない映画なのだ。81年生まれの若い監督である。自前の金で妥協をせずに2年間掛けて作ったというのだが、時代は変わった(良い時代になった)とつくづく思う。フィルムの時代にこんな自主制作映画は絶対に作り得なかったからだ。その意味ではSKIPのDシネを目指してこれからも才能ある監督がどんどん出て来るのだろう。主演の松浦祐也と和田光沙はもちろん良いのだが、撮影(池田直矢)が素晴らしい。冒頭の波止場の風景でまずグッとくるし、真理子が道に転がって泣きわめく二人にず〜っと寄ってく長回しには恐れ入りました。が、浜辺でずっと手持ちでトラックバックしていくカットだけが不満(寄るのはいいのだ。下がっていくとカメラアイを意識してしまうだけ)。間違いなく傑作なのだが、堂々とお薦めできる映画でないことがただただ残念!

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たあちゃん

5.0今までにないくらい強烈な作品

2019年3月17日
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笑える

悲しい

こんな劣悪な事柄ばかりを見せられて、受け入れられるかどうか、耐えられるかどうか─。差別的であり、インモラルであり、汚物のようなこの映画。敢えて言うと、暴力あり障害者がやりまくり小人と嘲笑したりウンコが出たり老人や未成年の性的欲求がリアルに表現されていたり・・・どこかで必ず目を背けたくなるところがあるはずだ。それでも、自分は受け入れる。そして、その衝撃はこれまでにないものだった。
ありがちな薬物や酒、殺しなどによる転落などとはまるで違った最底辺の人間模様が展開されている。あらゆるメディアで避けられてきたようなヤバイ表現を、この世の中を生き抜くという究極的なテーマのために、臆することなくストレートにぶちまける。あんなにまで悲惨な状況を提示されても、同情や悲哀といった感情を全く寄せ付けず、ただただこの文明社会での一種の命の形を見せつけられた。
この作品を受け入れられない人・もの・場所は、少なくないはず。内容は間違いなく酷い。しかし、衝撃や共感を受ける人もまた少なくないはずだ。

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SH