夜と昼のレビュー・感想・評価
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絵巻物がポーランドで大戦前は女の一生
いや、のっけの一時間近くは、断片的な小エピソードを時系列ぐしゃぐしゃに並べてます。分からん。文法が無いですもん、多分。しかも台詞が殆ど無い。フランスの中世貴族風な出で立ちの人々が、飲んで踊ってはしゃいでいる様を眺めてるだけ。
二人が結婚した理由も、暫く考えないと分からない。封建的家長制度、と言うより、一族の長なのか「本家」なのかは不明ですが、そういう立場のワダ家の勧めには逆らえなかった、逆らうほどの理由も無かったのだと理解するのに1時間半掛かる映画。
逆らえなかった縁談を受けた時、誰も愛さないと自分自身に誓った女。愛されていないと知りながらも、女を愛し土を愛し、農業に身を捧げた男。を、3時間近い絵巻物にしてます。原作は4部構成のマリア・ドンブロフスカの4部構成の大作との事。図書館行ったけど、「マリア・ドンブロフスカ」なんてかすりもしない。4部作の2部くらいまでを映画にした感じなのかなぁ。終わり方が、やや雑だったから。
大作らしく、焼き払われる街から人々が逃げて行く様子は大仕掛け。金は使ってるんだろうなぁ、って思うが、主役女性の息子に対する溺愛ぶりが異様で、ドン引きしてしまう。場面場面でのセリフは文学的で、そこだけ見れば「痺れる」けれど....
感動には程遠い。正直、長くて長くて....まだ終わらんのか?と、スクリーン右斜め上の時計が気になる2時間40分でした。アベンジャーズ・エンドゲームの3時間は、あっと言う間だったぞ。
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