バイスのレビュー・感想・評価
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チェイニーおじさん最高(最悪)
チェイニーのキャラが面白過ぎる。それが全てでしょ。
こんな超俗物キャラ、そうそういない。それを見事に実写化…いや劇画化した手腕に感服。
ラムジーもパウエルもライスもジュニアも皆、「想像通りに」キャラが良い。明るく、楽しく、醜過ぎる政権闘争。
凡百の政治コメディは、この割り切りが出来ないから面白くないんでしょうね。ジャパンじゃ絶対無理ですな。
マイケル・ムーアとか、こういう悪フザケが出来ないからいつまで経っても野党なんだよ。
映画でアメリカを丸裸にしていく
内容は難しい。
しかし、この映画を通して、私たちの国のことをものすごく考えさせられました。
アメリカ合衆国の治世者って、本当に馬鹿しかいないのかと錯覚してしまうくらいの皮肉たっぷりな内容になっています。
私欲まみれ。
「犠牲」というのが、彼らには見えていないかのよう。
でも、ラストに副大統領が「私は絶対謝らない。なぜなら 自分がやってきたことは 国民が望んだことだから」と述べたシーンでは、心が揺れました。
一概に彼を非難することもできないかもしれないなと。
選挙で彼を支持した人々がいるんですものね。
アメリカ政権の内部を暴露する映画をここのところ見たこともあり、アメリカのことをたくさん知ることができました。
当国民だったら、そういう映画を見ることにより危機感を抱き、より真剣に政治について考えるのだろうな、選挙に確実にいくのだろうなと思いました。
映画を通して 国が変わっていくのかもしれない。
さて、我が国日本ですが。
なかなかこういう映画はありませんよね。
国民が政府を監視するように仕向ける映画は。
受けが悪いからでしょうか?
つくろうとする監督をほぼ知りません。
商業目的ばかりの映画が流行るこの国、この国民へ警鐘を鳴らしてくれる映画として、この映画の評価を高くしました。
日本人まずくないか?
普通の日本人にはピンとこない
ダメ人間だったチェイニーが突然政治界に入り、うまく地位をあげ、法の解釈や組織をこねくり回して絶大な権力を掴んでいく…
という話なんですが、その時々において当然強く影響したであろう「世論」や「政治的事件」等の描写が皆無で、基本チェイニーの周辺のことしか描かれてないので、なんでチェイニーだけこんなトントン拍子なの?ってのがかなり分かりにくいです。
とはいえその辺は当のアメリカ人や、当時のアメリカの情勢に詳しい人ならわざわざ説明されるまでもない話なのかも知れません。本作はそもそもそういう人向けなんでしょうね…
まぁ情勢知ってても、最初の「ロクデナシが突然真面目になった」理由だけはさっぱりだと思いますけど。
俳優陣はみないい仕事してます。
クリスチャン・ベールは若い頃のチェイニーはまだベールの面影がありますが、中年になるとルパンの変装なみに面影ゼロ!役作りのレベルが違いますね。
_φ(・_・映画と現実
クリスチャンベール演技がチェイニーそっくりでしたし熱演。すごく良かった。というかラムズフェルド、ライス、ブッシュ、パウエル全員そっくりでした。本当にこの人達は悪いことしたんだなぁ、、、とつくづく呆れました。あのイラク侵攻は私欲のためだったのでしょうね。戦争やりたかっただけだったのでしょう。石油の利権が絡んでその利権に自分がCEOしていた会社が絡むとクソみたいなことになるんでしょうね。9*11も描かれていましたが本当は起こることを知っていたんじゃないかな?そこまで描いていなかったが。しかしながらこの人達が究極にお馬鹿なところがあるのに気づきます。お金や物は死ぬとき持っていけないこと。だから使えない以上のお金を貯めるのは意味がないこと。
どんなに金持ちでも権力を握ったとしても人には等しく死がやってくる意味を考えたほうがいいでしょうね。そしたらこんなくだらない戦争だって起こらないでしょうに。人類はいつまでお馬鹿なのでしょうか?
みんなそっくり
出てくる人がみんな本人にそっくりで、違和感なく見れました。でも、こんな人だったのですね。よく映像化を許したなあという感じです。少し場面が落ち着いてくると、大きな爆発音でビックリさせるのは、どうかと。
言い忘れたがエイミー・アダムスが良い!
面白いとは聞いていたが、期待を全く裏切らないとんでも映画である。この映画の主人公はでたらめなイラク戦争にアメリカ(のみならず世界中)を導いたブッシュの副大統領ディック・チェイニーで、まだ存命中にも関わらずこれだけディスリまくりの、有る事無い事コメディーを作ってしまうアメリカはやはり憎みきれないロクデナシで、右へ左へと振れるだけ日本よりマシなのだろう。途中でエンドロールが流れるのはどう見ても「カメラを止めるな!」のパクリかと・・・。監督のアダム・マッケイはコメディ演劇出身の脚本家で、アントマンの脚本も手がけている。今作でクリスチャン・ベールに当て書きしたと思われるその手腕は素晴らしい。そしてサム・ロックウェルのブッシュはもう最高で、笑うしかない。チェイニーは権力を手にする過程でどんどん口元が曲がって行くのだが、日本にも似た政治家がいたように思う。
政治の世界を見せつけられる良い教材
これが事実だそうだ。
記事などで聞いていたが、映画で見せられると現実を見せつけられる。
たぶん本当なのだろう。
政治の世界は嫌いだったが、誰も避けて生きていける訳ではない。
政治的な人間の本性を学ぶには良い教材です。
エンドロールが出ても席を立たないで
途中で一回フェイクで流れる。
最後はおまけ映像ありなので。
プランBって感じ。
ディックチェイニーがまだ生きてるのによう作れたな
私はオープニングのフェスで享楽を貪り踊り狂い、最後にワイルドスピードを楽しみにする子達と一緒デス
一元的執政府論
拷問メモ
石油関連企業ハリバートン
USAと言う国
北米大陸は、カナダも含めてこれまで2回訪問した事があり、
勿論ハリウッドも。
SCなど商業施設や観光感覚は何ら日本と変わらないけど、欧米の方が先駆的で日本が影響を受けて居るのは事実で、普段の平和な生活は米国内でも何ら変わらない様に思えた。
911のあの当時、近隣国であるカナダにまで民間機の代替着陸空港要請?のセリフがでてくるが、合衆国本国だけでなくカナダまで大変な事になっていたのをこれまで気づかなかったというか初めて知った。米国のメデイア情報はカナダにも直に流れてくるから。
映画はどこまで真実かは知らないけど、当時の合衆国政府の裏事情の緊迫感を見ていると、日本には考えもよらない事ばかりで、戦後日本はどんなに平和ボケだったのか?と痛切に感じた。
現在、米朝交渉にとかく言われているが、この裏事情もメデイアを通して知る由も無いだろうか。。。
黒も白に変える権力
黒も白に変えてしまう権力の持ち主。彼には法律など無意味。アメリカの黒歴史とも言える副大統領の悪事を映画にしてしまうブラックユーモアには感心する。クリスチャンベールの七変化も凄い。そして副大統領を陰で操る真の権力者・チェイニー婦人のストーリーも面白さを引き立てていた。
2019-77
いろんな要素をごった煮
飾り物と思われている「副大統領」に焦点を当ててホワイトハウスを描くという、これまでにないユニークさ。伝記映画、再現ドラマ、コメディ、パロディ、プロパガンタといったいろんな要素をごった煮している。
映画としては、手を広げて盛り込み過ぎた感じも。そもそも、チェイニーとは一体何者で、なぜこうなったのか。優秀な妻に尻を叩かれ続けていただけのような。
それにしても、主人公をはじめ、主要人物のほとんどが存命中に、ハリウッドスターが参加して、こんな映画が作られ、公開されるアメリカは、やはりすごい。
liberal-biased
あの時代アメリカ政治の事なら舞台裏までほとんど知らない事はないニュースジャンキーたることを生業としてた自分がなんとか「ああ、あの時ああだった」「アレね」とニヤリとするくらいのかなりヲタッキーな作りだけど、テンポもいいしエンタテインメントとして成立させるためのデフォルメも効いてて、liberal-biasedだとdoesn't sit well ではない自分は楽しめた。プロデューサーにブラピ様まで名を連ねてトランプ政権下でこの映画をメジャー公開させるアメリカはまだまだしぶとい。
"Greenbook" "On the Basis of Sex"とテンプレ優等生的な「社会派」映画を立て続けに見て感動押し付けられた気分の後だったからなおさら。
主役のチェイニーとリンはともかく端役の議員やプレスに至るまであまりにもよく似た役者(&特殊メイク)で、SNLのコント並みのハイクォリティ。出来が良すぎてそっちに気を取られてしまうので-0.5。
政府役職の政治任用か日本の様な硬直した官僚制か
クリスチャン・ベールの怪演再び。声が齢重ねたバットマン(笑)。存命の政治家の評伝をエンタメにしてしまう手腕凄い。ハリウッド民主党リベラル支持者の共和党ネオコン攻撃映画。最後のシーンのメッセージはイデオロギー関係無く今の米国社会の現実を想起させる。最後まで席を立たないで。#バイス
何とこれはチェイニーのアンソロジー!
ザッツ・エンターテイメント!
今作にたどり着くまでに、このエリアの作品は結構観てきたつもりだったが、ディック・チェイニーのことは知ってるようで何も知らなかったことがわかった。
勉強になるし面白いし激賞いたします。
クリスチャン・ベールもエイミー・アダムスも楽しそうでいいじゃないですか。二人とも最高です。この夫婦の愛情が、そして彼らの娘たちへの愛情が、その人間として当たり前の感情が、権力を握りイラク侵攻の引き金を引く狂気を際立たせた。
その他、サム・ロックウェルのブッシュはそこそこだったが、スティーブ・カレルのラムズフェルドが私的にはツボだった。
2016年のマイベストテンに入れた「マネー・ショート 華麗なる大逆転」に続き、テン入リ確実の傑作。今年のアカデミー賞は星を分けた感じだが、メイクアップ&ヘアスタイリング賞のみというのが何とも渋い。
深みもエスプリも足りない
ある程度の知識のある人(チョムスキーやボブ・ウッドワード、バートン・ゲルマンなどを読んだことのある方)には深みがなく感じるでしょう。
マイケル・ムーアのような棘や皮肉も少ない。
人間描写も皮相的で、感動もなく感情移入もできない。
期待を裏切る残念な作品でありました。
男の人生は妻で決まる?
参戦しなかった独仏に納得。
合法的犯罪者と見るべきか・・・
途中、めでたしめでたしでエンディングになるのだが、人類のためにそのまま終わってくれればよかったのに・・・・と思えた。
上映館が少ないのが残念。
心臓に悪そうな演出があるので注意。
こんな映画を作れるのは、さすがアメリカ・・・だが、諸悪の根源もアメリカじゃないかと思える。
高速道路を飛ばして観に行った価値はあったと思う。
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