劇場公開日 2019年4月5日

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「チェルニーを通してみる私物、米国」バイス doronjoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5チェルニーを通してみる私物、米国

2019年7月12日
PCから投稿

怖い

釣り好き少年が、母に捨てられないことだけをモチベーションに感情を排除した人生を歩みだしてその結果…というストーリーと解釈した。

母の役割だったのは、妻のリン。
(それを明確にするためにチェイニー自身の血縁者を登場させていない)

工事現場の事故者=イラクの負傷兵
チェイニーの対峙態度の変化が少年の変化。


チェイニーがどうというよりは、世界最強の国が私情で動かせてしまうという米国のシステムのあり方への批判であり、トランプ政権への批判でもあったと感じた。

しかし、こうやって直接的に政治批判を表現できるのは日本にはない良さだと感じた。

doronjo