「少し腑に落ちた」バイス akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
少し腑に落ちた
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息子のジョージブッシュ政権になって、9.11だのイラク戦争だのリーマンショックだのとんでもないことが連続して起きた理由が少しだけ理解できた気がする。
ディック・チェイニーという秘密主義の男を主人公に据えた伝記映画。私などには、この映画の製作者たちの言いたいことの半分も理解できていないけれど、9.11後の世界がこの男をキーマンにして回っていたことが分かる。数十年に及ぶ長い時間を映像化しており、説得力が半端ない。
9.11というとんでもないテロは、全く意味不明だった。アルカイダやイラクによるアメリカ合州国への復讐?銃乱射事件とは規模が違いすぎる。チェイニーがどこまでかんでいたかは描かれていないけれど、イラク戦争開戦の不自然さは、こういう経緯があったのだと解明してくれている。
実在する副大統領を演じるクリスチャン・ベイルがたまらなくいい。特殊メイクも違和感ない。
かなりむずかしかったけれど、世界について考えさせられる作品。
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