ビール・ストリートの恋人たちのレビュー・感想・評価
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しんみりとした良い映画
ムーンライトが本当に心に刺さったので鑑賞しました。
地味ではありましたがとても染み渡るように感じる良い映画でした。とにかく演技が魅力的です。
丁寧すぎて少しテンポが悪いように感じます。
その時代に翻弄された人々の悲哀と信念を感じました。
きっといい映画なんだとは思う
ごめんなさい途中で寝てしまった…
語り口が淡々としているのと、ラブストーリーとしての振り幅が大きすぎて、私はあんまり入って来なかった…
ラストまで厳しい現実をきちんと描いているのは良かったです。
人種差別、純愛
人種差別をテーマに「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督が描く切ないストーリー。無実の罪で刑務所にいるファニーの無実を証明しようと、ティッシュや弁護士、家族が奮闘する姿に胸を打たれる。レジーナ・キングがティッシュの母を熱演。アカデミー賞とるのも理解できる迫真の演技でした。最後は明るい未来が待っていると期待できる終わり方でよかったです。
人種差別の日常
アメリカの闇の部分、黒人の日常を切り取ったリアルなドキュメンタリーのような作品、あのムーンライトを回想させる 感情を純粋に表す黒人社会の日常と若い2人の純愛は何か懐かしい感じがして 美しく見えた
ただ白人からの差別を感じながら生きなければならない世界は残酷
冤罪で収監されながら 時には拷問を受けただろう顔の状態も純粋な愛と人としての尊厳を失わない2人の生きる姿が切ない。
生まれてくる子供との幸せを夢見て強く生きていく姿とティッシュのキュートな愛情表現に救われる。
娘のために戦う両親も黒人社会の強さとしたたかさも感じた。
Killing me softly with his song
場面展開が冗長で眠かった。勝手に起承転結があるのだろうと思い、期待して観たが、そこはハズレだった。予告編でロバータ・フラックの"Killing me softly with his song"が流れていたので、どのシーンで流れるだろうと思っていたら、一切流れなかった。思い入れが多い曲だったので、配給会社には文句を言いたい。映画を観ずにサントラを買う人だっているだろう。
映像は「ムーンライト」と同じく綺麗でした、コダックかな。
こんな事がまかり通っているとは?
もっとラブストーリーかと思って鑑賞したのですが、この切り口ですか。悲しいと憤りしかないですね。大坂なおみさん級にキュートですね。そして年若いのに逞しい。
頑張って。音楽がフィットしてるしグッドです。
信じること
人種差別をとらえながら、信じ抜く愛がテーマで、凄いなぁ〜って思いました
普通なら途中で諦めて離婚!ってなるけど、
信じ抜く愛の深さに感動しました。
2019, アカデミー賞(academy)🎉
レジーナキング 助演女優賞 おめでとう👏🏻👏🏻
愛を信じるなら、未来をおそれるな
ムーンライトを見てないので、まるで、傍観者に訴えかけるようなワンショットシーンも良かったし、ティッシュの衣装が可愛いかったし、男女2人の淡い距離感がロマンティックだったし、セリフも粋だったし、BGMの使い方も情緒が出てて、この監督の素晴らしさを実感が出来た。
確かに監督のやりたいことはわかったけど
あまりにテンポが遅すぎるのと静かなシーンが多過ぎでかなり眠たくなる作品。話の時間軸が進んだり戻ったり、仕方ないかもしれないけど何も物事は解決してないし。主人公たちの社会的、地理的な背景もあまり説明がなかったような。
人種問題の映画を作るのはいいと思うのですが、興行的にイケてるか、面白いかは別の話ですよね。公開規模の小ささが物語ってますね。
静かに静かに迸る怒り
愛する者を救済するために
奔走する家族の姿に心がひりつく。
「俺をかばうな」と言って
白人警官に目をつけられたファニーを
牢から出そうと活躍する女性たち。
愛を力とする逞しさを
感じずにはいられない。
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2019.3.1 TOHOシネマズシャンテにて1回目
愛や家庭すら
人並みに営むことができない
そんな状況に置かれても
折れることなく育まれていく絆
白人の有色人種に対する
理由なき悪意の底知れぬ恐怖。
面会室のガラス越しに写す
ファニーの表情のアップ。
語られる愛の言葉とは裏腹に
ティッシュをしかと見つめる
傷つきやつれた形相からは
不条理な拘束に対する
怒りや諦観が顔を覗かせる。
白人男性の黒人女性に対する扱いが
まるで選び放題の商品のようで
計り知れない嫌悪感が胸に溢れた。
観賞後に我々が味わう
遣り場のない様々な感情
おそらく彼らは
常にそれらを抱え生きている。
理不尽で訳の分からないこの話をどう・・・
カッコいい映像とイカした音楽が絡み合い、非常に質の高さは感じたけれど、あまりに理不尽で理解に苦しむこの物語をどう受け止めるべきなのか・・・正直、自分には分からなかった。
何も満たされない徒労感のようなものを感じるし、それがこの作品の本質なのかも─
見る人の姿勢によってどうにでも変化するような作品だった。それゆえ難しい。
とても良かった
カップルの話だが、ティッシュの語りが基調となって話が進むからなのか、ファニー側の立ち位置の登場人物達がことごとく途中でフェイドアウトしていくのが少し気になった。ファニー自身も被害者としての描かれ方が強くて、人間性を掴みきれない感じだった。その分ティッシュや彼女の家族の愛情に満ちたやりとりを情景として際立たせた、ということか。原作を読んでみたいと思った。アメリカの酷い差別を強く告発する内容であり、尚且つこんなに静かで綺麗なスタイルに作っているのが凄いと思った。劇伴音楽も良かった。既存曲のあれこれ、どれも良かったがニーナ・シモンが特に切なくて沁みた。
絆を持って生きる
オープニングの映像を見ながらカメラワークの美しさに心奪われました。全編通してあらゆるショットが印象的に捉えられていてアート性の高さを感じます。監督の前作「ムーンライト」でも同じような印象を持ったことを思い出しました。
そんな心地良い中で進められていく物語は、黒人の厳しい現実を描いているのですが、これは今までの映画でも多く語られていた事なので目新しさはなく、それゆえドラマ的には物足りなさもあります。
傑出したのはヒロインの母親の演技。飛び抜けて素晴らしい。白人警官の横暴で捕まった黒人青年。よくあるパターンのドラマが、この母親の存在で、事件の裏には多くの人々の苦しみ悩み、怒り悲しみが存在しているんだという現実が突きつけられます。ドキッとする瞬間。
そして時間軸を変えて描かれる “恋人たち” の初々しい恋愛シーン。目と目だけで十分伝わる無垢な演技がまた素晴らしい。そんなふたりが理不尽な運命の中でもしっかりと絆を持って生きるという設定はとても共感できます。
惜しむらくはその他の登場人物が一過性のもので終わってしまっている点と、淡々としてダイナミックさのないストーリーが見ている人の好みを分けてしまうのかなと感じた点。これは「ムーンライト」でも同じでしたね。
タイトルなし
ムーンライトも記憶にあったし、期待して見に行きましたが、中盤まさかの寝落ち。
ストーリーは単純で、各シーンにかなりの時間かけたスローテンポで進むし、盛り上がりもないのでそれが原因だったと思われる。
でも話は全然進んでないから寝ても分からなくならない!
美しさ。愛の強さ。
「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督が描くこの愛の映画は、非常に酷薄な状況に置かれる者たちが主人公であり、一見悲劇であるのに、なぜか常に暖かい。映画の色調の暖かさであり、そしてヒロインであるティッシュの強さ、家族の優しさ。
そんな暖かさに包まれながらも現実は否応なく進む。
原作は読んでいないが、「大きな物語」(法廷劇とかそういうの)のカタルシスが発生しない丁寧なつくりは、素晴らしくもやや単調でテンポが遅くもあり、その点は人を選ぶのかもな、と思ったり...。
しかしそういう細かいシーンの積み重ね(「人間違うのは母親だけ」)とか、ふたりの愛の軌跡の描写が美しく、感情を揺さぶられた。
淡々と進むティッシュの語りが過酷な現実を引き立てる。
しかし...予告編の音楽が本編で一回も出てこないってどうなの。そこは予告編の作り方考えろよ!!
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