「スラッシャー映画の中で、出色の出来映えだった!」ハロウィン 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
スラッシャー映画の中で、出色の出来映えだった!
といってもスラッシャー映画は対して知らないですwオリジナルとリメイク版の『エルム街の悪夢』だったり、『フレディVSジェイソン』だったり、『13金』リメイクだったり(あ、あと『テキサス・チェーンソー』ぐらいかな)、とにかくこの手のジャンルについては知識がそこそこ程度です。
ですがこれは面白かった!結構しっかり練られてました!
大まかな情報程度は覚えた方が良さそうですが、マイケル・マイヤーズという殺人鬼に40年前襲われて、辛くも危機を脱することが出来た女性ローリーと、その殺人鬼マイケルの因縁が再び交わる。一見シンプルなんですけど、細かな余波が内包してある、とにかく非常に多層的な映画になっててビックリでした。
殺人鬼に襲われたことで、人はどう変化するか?
殺人鬼を知ろうとすれば、どんな深みにハマっていくか?
物言わぬ殺人鬼とは理解可能な存在なのか?
大体スラッシャー映画ってお粗末話の印象ですが、これは中々心理学的(?)アプローチも感じられて、関わって影響されてく姿が非常に強烈でした。だからこそ渦中の側のローリーの戦いには、大袈裟に飾り立てないエモーショナルが詰まってました。正直そんなスラッシャー映画は初めて見れました!
正気も狂気も表裏一体。誰もがマイケル・マイヤーズへと歪む率はゼロではない。狂気の根源とはどこか?とか、そんなことも考えました。
とにかくメチャメチャ良かったです。
続編はスクリーンで見よ!
怖いのダメですが…