さらば愛しきアウトローのレビュー・感想・評価
全111件中、101~111件目を表示
忘れかけていること
「楽にではなく、楽しく生きたいんだ」
間接的に語られる、フォレスト・タッカーの言葉だ。
僕たちは、楽しく生きているだろうか。
仮に、そうでないとして、それを誰か他人や、社会のせいにして、自分から楽しむための何か行動を起こしてるだろうか。
ロバート・レッドフォードも、銀行強盗を肯定してるわけではないが、フォレスト・タッカーの生き方に、共感するものを見出したのではないか。
そして、それを最後の作品で伝えたかったのではないか。
どの程度の割合で、世の中の人々が、楽に生きるより、楽しく生きたいと思っているかは分からない。
だが、今、周りを見渡してみると、楽しく生きたいと思う人が多い方が、健全な世の中のような気がするのは、僕だけではないように思う。
フェイク・ニュースだ。印象操作は止めろ。悪夢のような民主党。忖度だ。ネトウヨにパヨク。
まあ、誰彼構わず、相手を否定するのがセオリーのようで、頭をよぎる罵詈雑言が、思考のフィルターを通さず飛び交うような世の中で、出来れば、楽に生きられる方が良いような気もする。
でも、せっかくだから、楽しむ努力は惜しまないようにしたい。
タッカーのように、銃は持っても使わず、周りに気遣いを欠かさず、スタイリッシュに紳士的に、そして、楽しんで生きようとするのは決して簡単ではないが、やりがいはあるような気がする。
画面もちょっとセピアがかって、カー・チェイスも鈍臭くて、でも、なにか痛快で優しい映画だ。
ロバート・レッドフォードならではの映画だ。
タッカーの脱獄の回想シーンに、ロバート・レッドフォードの過去の作品が散りばめられていた。
明日に向かって撃てと、スティングを初めて観た時の、ワクワク感がよみがえってきた。映画は良いもんだと思った作品たちだった。
きっと、楽しく生きようとする人が増える世の中が待っているような気がする。
老練で品のある銀行強盗と徐々に彼に惹かれていく若き刑事の姿が去り行く名優が若き名優に託す思いと重なって見える
銀行強盗の話なのに、ほっこりとした気分で観れたのは、ロバート・レッドフォード演じるフォレスト・タッカーの爽やかな笑顔と紳士的な佇まい、振る舞いに依るところが大きい。
デヴィッド・ロウリー監督が拘ったというスーパー16のフィルムで撮ったセピア色の1980年代アメリカの田舎の風景もほっこり感を後押ししている。
ロバートとケイシー・アフレック演じる刑事との粋なやりとりなど、心に沁みるシーンでした。
老いらくの恋も交えながら、タッカーは最後は静かに余生を送るのかなあなどと思いながら観ていたらいやはや、病膏肓に入るとはこのことか。
<ロバート・レッドフォードも、あの実在の銀行強盗に自らと同じ匂いを感じたのではないかな、とふと思いながら劇場を後にしました>
悪くはないけど
ロバートレッドフォードの引退作という事で初日に見てきました。
ドキュメンタリーの犯罪クライムアクションではなく
淡々としたファンタジーの感じです。
ロバートレッドフォードに思い入れがないと多分物足りないです。
若い頃の2枚目の彼をワンシーン見れたのは良かったですけどね^_^
やっぱ上手いなあ
レッドフォードの黄昏強盗最高。
あの明日に向かって撃ての強盗たちの遺伝子がそのまま1980年にタイムスリップ。
人生、やりたいことを楽しいことをやり通すことがどれほど幸せなことか!
たとえそれが強盗であっても。
ありがとう
96本目。
最後の作品と言う事で邦題は、それを感じさせるタイトルだけど、アウトローかと言われれば、俺が思うアウトローとは違ってかなと。
まあ今で言えば依存症なんだろうね。
でも会話の間が心地良かった。
お疲れ様でした、そしてありがとう。
タイトルなし
誰ひとり傷つけることなく
銀行強盗を繰り返した74歳
フォレスト・タッカー
彼のほぼ真実な物語
銀行強盗が楽しくて堪らないらしい
最後に捕まったときも
「He was smiling」
この紳士な強盗をロバート・レッドフォード
刑事ジョンをケイシー・アフレック
強盗仲間をダニー・グローバー トム・ウェイツ
そしてシシー・スペイセク と
出演者それぞれ皆が魅力的😊
.
強盗も会話もスマートで楽しんでいる😏
1980年代初頭のなんだかよい時代を
素晴らしい俳優が演じた
セクシーで憎めない強盗のお話
試写会会場は優しい笑いに包まれました
.
ロバート・レッドフォードの引退作
寂しいけど最後を飾る素敵な作品です
.
アウトロー
アウトローお爺さんがニューシネマっぽく描かれていたので、ニューシネマ好きの私からすると懐かしくもあり嬉しい作品でした。こういうはみ出し者の描写が妙に人情味があるというか、作り手たちの愛情を感じます。
一瞬ロマンチックなラストかと思いきや、最後まで懲りずに強盗を続けるところがニューシネマっぽくもあったので、引退しても気持ちはずっと俳優と言われているように感じました。強盗で始まり強盗で終わる。ロバート・レッドフォードの最後にはふさわしい作品なのではないでしょうか。
銀幕で観る最後のロバート・レッドフォード
レッドフォードと主人公タッカー、二人の生き様が重なる。楽しい映画だけど、そういう映画の向こう側を想って泣けてくる。眩しいのは、彼らのキャリアじゃなくて輝ける魂だ。そこに痺れる、憧れる!!
The Over-the-Hill Gangがわかれば
TO JOHN HUNT
GOOD LUCK
SINCERELY
THE OVER THE HILL GANG
この映画の評価が☆0.5なんてありえない。とそう思いの方が多いと思うが........?
以前のアメリカのエンターテインメントの世界では、映画俳優、TV俳優はくべつされた時代があった。つまり、トップを走っている映画スターがテレビドラマにはでないのがあたりまえの時代に彼は、映画を作る立場いわゆる映画監督となった先陣である。
その最後と言われた映画に共演者が誰なのか興味があったのだが、最初だれだかわらなかった。すみませんミセス・シシー・スペイセクさん。彼女は、アカデミー俳優という立場だけでなく、Sci-Fi小説家をこの世に出した女優さんです。
それでなぜ評価が異常にかたよっているのか?それはケイシー・アフレックという奴がでているので.........映画の世界では人非人
ロバート・レッドフォードは、アメリカ国内だけに発信したかったのかもしれない。
全111件中、101~111件目を表示