劇場公開日 2019年2月8日

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ちいさな独裁者のレビュー・感想・評価

全81件中、41~60件目を表示

4.0演じる

2019年2月27日
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鑑賞方法:映画館

他の方も書かれているが、主役の微妙なニュアンスを表す顔
非常によくできている。
ぐろいと言いながらも、そんなにぐろいシーンは多くないのではとかきながら、やっぱりそこそこあったかもな、、、
戦争中は命の値段が安くなる良い悪いでは無く。
エグいことをしたあとはやはりそれを解消するために馬鹿騒ぎしたくなる
人間なんて弱いものね、、、

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なかわんくま

4.0唯一度だけ

2019年2月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

会議は踊る、の挿入歌は秀逸。
結局おとぎ話だったんだ、悪い方への。

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こおで

4.5とても面白かった

2019年2月25日
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はりお

4.0これが制服効果というやつ

2019年2月24日
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悲しい

知的

一枚の制服が一人の青年の運命とこの世界の歴史を変えた物語。
観賞後、やりきれない思いが残りました。

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やす

3.5「ヘロルト」という青年の人物描写が嘘くさい。

2019年2月24日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

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突貫小僧

4.0現在と過去を考えさせられる実話

2019年2月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ナチスドイツの実在した人物の実話。
軍服を手に入れたことで、脱走兵から大尉に、そして偶然にも、奇跡は続く。信じがたい事だが実話!?ほんの2ヶ月間の出来事。
軍服の威力は凄い!そのパワーを存分に発揮させ、始めのうちは自分の身を守るためだったが、その権力に味を占め、段々と放漫な振舞いがエスカレートしていき、大量虐殺(しかもかつては自身と同じ立場の脱走兵)まで行ってしまう。
人は見た目と巧言(言葉巧み)で騙される。現代の世の中の歪んだ権力構造の闇をうかがうことができる。(議員バッチの威力等)
「彼らは私たちで、私たちは彼らだ。過去は現在なのだ。」というロベルト・シュベンケ監督の言葉の意味が分かる作品。

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クララ

4.5人間が作った虚構に

2019年2月22日
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鑑賞方法:映画館

人間自身が翻弄される。
主人公は自分が周りを振り回していると感じていたと思うが、感情や思考をマヒさせていく。

制服もナチも、さらには国家も人間が作った仮定のお話なのに、人を支配している。

もちろんこの時代だからこそこんな極端な話になったけれど、今もずっと続いていることだ。

ドイツの俳優さんの目ヂカラが素晴らしい。
音楽、演出、エンドロールも素晴らしい。

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Momoko

3.0消化できない。

2019年2月21日
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終始、胸は強く打っていました。
何も生産しない虚しくなる映画です。
胸糞悪くなります。
こんなに大きな損害が出たのに、得たものは何だったのだろう。

映画を見終わった後の、へし折れた気分。
それぐらいにまで凹ませた監督の手腕は、悔しいけど凄い。

エンドロール。
他の方のレビューを見て意図を見出しました。
が、さすがに現代であれをやってはいけないでしょう。
ユダヤ人をはじめ、虐げられた方々への配慮が必要かと思いました。

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ハクタカ

4.5タイトルなし

2019年2月20日
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鑑賞方法:映画館

ナチ映画に外れなし!

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うんこたれぞう

4.0制服と権威になびく小市民

2019年2月19日
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悲しい

怖い

興奮

 制服を着て信用させるというのは、人間の社会的心理を利用した詐欺ですが、今でも行われています。警察官の制服をきた人が何か言えば、皆従うでしょう。帝銀事件は「白衣」と「腕章」が信用されました。

 制服の権威で権力を得た小人はやがて、怪物へと変化していく。
 他のレビューアーが指摘されているように、この小国の総理や取り巻きの政治家、高級官僚に通じるものがあります。権力の快感と執着!
 やがてトランプやプーチンが英雄に見えてくる……。恐ろしいことですが、現実。

 でも本当に怖いのは、権威に追従する部下=われわれ小市民の心理です。残虐なことも「総統が憂いておられる」と言われると、いともたやすく受け入れていく。

 我が国でいえば、15年戦争のときには「天皇陛下」の名の下に全てが正当化されていた。
 今やそれも過去のことではなく、それは、天皇という言葉への日本人の過剰反応を見てわかります。

 エンドロールでトランジットモールに乱入した「ヘロルト即決裁判所」部隊の姿は、正に今ここにある危機の象徴。映画の恐怖ではなく現実の恐怖に目を向けろと監督に言われている気がしました。
 我が国の沖縄辺野古基地周辺では、すでにああいった怪物が出現して市民に暴力を奮っているのを直視することが、求められています。

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abukum

3.0役職者は人格を変える

2019年2月19日
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怖い

偶然拾った軍服を身にまとって大尉に成りすまし、道中出会った兵士たちを言葉巧みに騙して服従させていく作品ですが、どんどん主人公が傲慢且つ残虐になっていく姿は、現代社会の構図と全く同じなだぁ~、と思いながら鑑賞していました。
特にエンドロールの現代に置き換えて、主人公たちが一般人の手荷物を検閲する姿を見ていると、今の世界もすぐにでもこういう事が起こりえる危険を孕んだ世界なんだと、改めて恐ろしくなりました。

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aki007

3.5現代のパワハラにもつながる、笑えないブラックコメディ

2019年2月18日
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Naguy

4.5文句なしの傑作

2019年2月18日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

 権威とは何か。何によって担保されているのか。当方と同じく気の弱い一般人が畏れる権威や権力が、実は薄氷の上に建っている砂の楼閣かもしれないと思わせる映画である。
 兎に角主人公の奸計が凄い。軍隊はヒエラルキーの組織だから上官の権威はほぼ絶対である。最上位の権威はハイル・ヒトラーでおなじみの総統だから、総統の名前を出せば大抵のことは通せる。首相案件という呼び方で国の基本である資料や統計を捻じ曲げる極東の小国にそっくりだ。
 権威を証明するものは何かというと、これが意外に難しい。もしかしたら上級将校の軍服だけでも権威を得られるかもしれないというのがこの作品の設定である。必ずしもその人物が何かに優れている必要はない。権威に相応しい威圧的な態度や、横柄な言葉遣いがあれば、権威と認められることがある。
 ナチスは役人でできた組織である。役人の基本は昔から自己保身と既得権益への執着だ。それは恐怖心の裏返しでもある。つまり、役人が権威と権力に従うのは恐怖心のためだ。もっと言えば、権威や権力は人々の恐怖心の上にかろうじて支えられているのだ。
 主人公はナチスという官僚機構のそんな構造を知ってか知らずか、修羅場をくぐってきた老練な詐欺師のように、軍服ひとつで権威を獲得していく。最初は主人公の嘘がいつバレるかと思いながら観ているが、そのうちにナチスドイツという巨大組織そのものが、ハリボテの巨大な人形のように思えてくる。こんな嘘のかたまりが世界大戦を始めたのかと愕然とする思いだ。そしてそれを支えたのがドイツ人の恐怖であり、保身であり、既得権益への執着であったと考えると、同じことが世界各地で起きていることにも気がつく。現代にナチスがいたらチンピラに過ぎないが、それが虚構に膨れ上がると戦争を起こしてしまう可能性を持っている。人間はどこまでも小さく、そして愚かであることを改めて突きつけられた気がする。
 全編にわたって綱渡りを観ているかのような緊迫感があり、目の覚める映像や衝撃的なシーンもふんだんに鏤められている。日本語訳詞の「さらばさらばわが友♪」ではじまるドイツ民謡が歌われるシーンでは、その歌が「わかれ」というタイトルだけに、いろいろな比喩を想像させる。最期の字幕で主人公のモデルとなった実在の人物の年齢を知って心底驚いた。文句なしの傑作である。

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耶馬英彦

1.5愚痴

2019年2月17日
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未だヒトラーだのナチスだの、戦後は続くよ何処までもと宣う事をマスターベーションのオカズにしている連中が作り、学生の思い出作りに最適な政権批判をして夢精している連中が評価をしているという可能性をどこかに感じながらチケットを買ったが、明確な意思を感じる画面に杞憂は吹き飛んだ。

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たろっぺ

4.0とても良い映画

2019年2月16日
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原題は、"Der Hauptmann"…英語で The Captain。日本語で「大尉」の意。

心理的な狂気が上手く描かれていて、2時間ずっと目が離せなかった。傑作。

*ラストの主人公のしぶとさには笑った。

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stoneage

4.0人の壊れる音

2019年2月16日
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実話ベースだったのですね…知らなんだ。観終わって知ったけれども、知ってたとしてもピンとこない。そのくらいに、快楽的転落が見事にはまる主人公。これの邦題に関しては「お見事!」と言いたい。少し経って考える程にそう思う。
終戦間近の敗戦濃厚なドイツ。そのなかでも、情報が錯綜する前線と占領地の微妙な地域。そんな所で、「生きたい!」という渇望にもがき、偶然手にしたアイテムにより、加速する甘い絶望。戦争という業とともにしびれます。特にエンディングロール。ある種の爽快感すら感じる作りはお見事という他なし。

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lynx09b

3.5人は、服装に騙される!

2019年2月16日
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怖い

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大阪ぶたまん

2.5胸くそ悪い

2019年2月15日
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これって実話?
実話を基に少し大袈裟に描いてるのかな?
脱走兵がナチスの大尉の軍服を偶然拾って成りすまして傍若無人に振る舞って行くんだけど、殺戮がひどい。
20歳前後で大尉とかあり得るのかな?
周りが疑わないほど口がうまかったのか?
いくら戦時中とはいえ、とても残虐で見ているのが辛かったです。

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DAI

3.0ちいさな独裁、大きな迷惑

2019年2月14日
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 昔、お坊さんが法事に呼ばれました。古びた袈裟で赴くと、今日は大事な法要があるから、托鉢に付き合う暇ないと、追い返されました。今度は豪華な法衣をまとい再訪。すると、丁重に奥座敷へ。そこでお坊さん、法衣を上座に供えつつ、皆さんが招待したのは、この法衣のようですな。ささ、よく拝みなされと言い残し、去ったそうです。この日、招待されたのは、晩年の一休さん。細川たかしも、びっくりな頓知話ですね。

 問題だらけの映画ですが、最大の問題は、エンドロール。我々は、あの時代より、少しでも進化したのかと、問われているようです。満席近い劇場の御見物も、結構、引いてました。
 指導者は、大きな嘘をつけ!。群衆は、大きな嘘に酔い痴れ、小さな嘘は見抜く…。(誰の迷言かは、探してね。)を、地でいくような話。ヒトを騙す方も問題ですが、嘘と知りながら、彼を利用する輩も問題です。
 戦争の負の遺産と云えば、それまでですが、劇場でドン引きされた御見物の皆さんも、何かそれ以外に思い当たることが、あったのでは?。法と秩序を濫用する輩には、ご用心。

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機動戦士・チャングム

4.5内なる残虐性

2019年2月14日
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万人にオススメしたいけどオススメ躊躇しちゃう映画。
狂気と嘆きって違うようでもの凄く近くて似てるんじゃないかって思えてくる。

何年か前に観たサウルの息子って映画を思い出す。衝撃が恐ろしさが凄すぎて脳がフリーズ状態。

己が置かれている状況と立場によってまたは損得によって内なる残虐性が顔を出す。感情の麻痺… 自分がそうならないとは言い切れない。かといって「戦時下のあの状況なら仕方ない」で済まされるのだろうか…
現在にも通じ一石を投じているかと思います。

いくつもの屍を踏みつけ闇に消えていく…
衝撃の逸品です。

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豆