「現在と過去を考えさせられる実話」ちいさな独裁者 クララさんの映画レビュー(感想・評価)
現在と過去を考えさせられる実話
ナチスドイツの実在した人物の実話。
軍服を手に入れたことで、脱走兵から大尉に、そして偶然にも、奇跡は続く。信じがたい事だが実話!?ほんの2ヶ月間の出来事。
軍服の威力は凄い!そのパワーを存分に発揮させ、始めのうちは自分の身を守るためだったが、その権力に味を占め、段々と放漫な振舞いがエスカレートしていき、大量虐殺(しかもかつては自身と同じ立場の脱走兵)まで行ってしまう。
人は見た目と巧言(言葉巧み)で騙される。現代の世の中の歪んだ権力構造の闇をうかがうことができる。(議員バッチの威力等)
「彼らは私たちで、私たちは彼らだ。過去は現在なのだ。」というロベルト・シュベンケ監督の言葉の意味が分かる作品。
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