劇場公開日 2019年2月8日

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「ちいさな独裁、大きな迷惑」ちいさな独裁者 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ちいさな独裁、大きな迷惑

2019年2月14日
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 昔、お坊さんが法事に呼ばれました。古びた袈裟で赴くと、今日は大事な法要があるから、托鉢に付き合う暇ないと、追い返されました。今度は豪華な法衣をまとい再訪。すると、丁重に奥座敷へ。そこでお坊さん、法衣を上座に供えつつ、皆さんが招待したのは、この法衣のようですな。ささ、よく拝みなされと言い残し、去ったそうです。この日、招待されたのは、晩年の一休さん。細川たかしも、びっくりな頓知話ですね。

 問題だらけの映画ですが、最大の問題は、エンドロール。我々は、あの時代より、少しでも進化したのかと、問われているようです。満席近い劇場の御見物も、結構、引いてました。
 指導者は、大きな嘘をつけ!。群衆は、大きな嘘に酔い痴れ、小さな嘘は見抜く…。(誰の迷言かは、探してね。)を、地でいくような話。ヒトを騙す方も問題ですが、嘘と知りながら、彼を利用する輩も問題です。
 戦争の負の遺産と云えば、それまでですが、劇場でドン引きされた御見物の皆さんも、何かそれ以外に思い当たることが、あったのでは?。法と秩序を濫用する輩には、ご用心。

機動戦士・チャングム