「お手玉」ちいさな独裁者 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
お手玉
1945年4月のドイツで脱走兵の主人公が大尉の階級章が付いた軍服一式と車を偶然手に入れて巻き起こる話。
ズボンの丈は合っていないけど、軍服を着てはしゃいでいたら、隊とはぐれてしまったという兵士に勘違いされ行動を共にし、その後会う人全てに嘘を重ねて行くストーリー。
どんどん増長していく様子や増えて行く部下や他の将校とのやり取りは、ヒヤヒヤしつつも可笑しさがつきまとう。
結構エグい行いを繰り返したり、徐々に品が落ちて行きやりたい放題からの落としどころも皮肉で、紙一重で怖い部分を持ち合わせたなかなか面白いブラックコメディだった。
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