蜜蜂と遠雷のレビュー・感想・評価
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ピアノの演奏に(´Д⊂ヽ
原作がとてもよかったので映画も楽しみにしていました。 小説とかなり設定の変えてあるところもありますが とにかく、本では聴くことのできないピアノの音や 素晴らしい演奏を聴くことができたことで 映画を観てよかったと感じました。 松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士の配役も かなり自分のイメージに近くて、しっくりと来ました。 (ちょっと桃李クンはかっこよ過ぎかな(*´▽`*)) おそらく、原作を読んでから映画を持たほうが 楽しめる作品だと思います。
天才が努力したら叶わない現実がリアル
フリーパス7本目は、直木賞と本屋大賞受賞作の実写映画『蜜蜂と遠雷』 毎度の事ながら原作未読鑑賞です(^◇^;) スポーツの実写映画のように、ピアニストが観ると苦笑いなのかは分からない!? 演奏シーンの大半は、吹き替えだと思いますが、松岡茉優さんの背中の筋肉の動きは、ホアキンと同じく凄かった。 松坂くんが自然体だったので、チョッと演技しすぎ感はある。。。 今年は、この作品から主演女優賞と新人賞出そうな感じ!? どんなに努力しても、持って生まれた才能を持つ者が、良き指導者に出会って、直向きに努力されたら絶対叶わない。 それは、どんな世界でも共通ですね。 それがリアルにシビアに表現されてたのが良かった。 ただこの映画のイメージワードが出てこない^^;;;
原作は不在
映画と書籍どちらにも触れていない方は先に映画を観ることを強くお勧めする。 若いピアニストの内心を描いた映画として楽しめるでしょう。 他方書籍に感動を覚えた方には苦痛以外の何物でもない。原作に有ったはずの設定を削って監督の想像で穴埋めしたかのようだ。 監督が実は原作を読まずに人伝にあらすじを聞いただけで作ったと言われても納得出来てしまう。
素晴らしい!
音楽▪クラシックの良し悪しはわからないけど、とてもとても良かった。要所要所の演奏シーンに心奪われる。 映画館で観るべき価値充分だったなぁ。 わがままを言うならば、演奏シーンが素晴らしい分、それぞれの人物像をもっと知りたいなぁ。原作を読もうかしら。
中盤から面白くなる映画❗
星🌟🌟🌟🌟松岡茉優、森崎ウィンの二人が主役のような作品でした❗その二人を松坂桃李、斉藤由貴らが上手に助けて良い作品に仕上がってます❗正直中盤まではちょっと退屈していたのですが…予選、本戦に進むにつれ面白くなって行きます❗ちなみに新人の鈴鹿央士くんが凄く存在感があって彼が裏の主役では⁉と思ってしまうほどでした❗魅力のある彼なのでいろんな作品で活躍して欲しいです❗
ピアノもクラシックも興味はありません。
あるのは松岡茉優さんのみ(笑) 期待通りの演技と可愛さ! これに加え皆さんの演技も素晴らしかった。 特に森崎ウィンさんと鈴鹿央士さん。 メッチヤ楽しそうにピアノを演奏するシーンが印象的。 松坂桃李さんはもはやオッサン(笑) 加賀丈史さんは本物の指揮者の様相。 皆さんエアーピアノだろうけどカメラが上手いのか違和感も無し。 決勝のフルオケでの演奏も迫力があり見応えがありました。 所々でドキュメンタリー風の描写も良い。特にインタビューのシーンはリアル感があり皆さんの演技に脱帽。 クラシックなんか聞かないので観賞前は不安がありましたが楽しめました! それにしても女性ピアニストの方は衣装代が大変そうですね( ´∀`)
天才を描く
冒頭、説明が始まった時点で嫌な予感。 全編通して思わせぶりなカットが続いてそのまま終わった。 原作は未読だが、こんなもんなわけないだろうから脳内補完して見る。 コンクール数日間の話。 話がない。 凡人が天才を描くはずが、 天才を凡人の地上まで下ろしてきてた。 主人公のトラウマしかドラマがない。 しかも幻のピアノと馬でトラウマ乗り越えるとか意味不明すぎた。 森崎ウィンの役は背景描写すらない。 あれでよくあの役出来たな。 あ、原作読んだからか。 最高のオーケストラを映画館の音響で聴く幸せ。
語りすぎない邦画がやっと…
邦画を観ていて一番うんざりするのが、登場人物たちが語りすぎるところ。この作品は役者の力を信じて、台詞でなく表情・演技で語らせる。そこが素晴らしい。 音楽の力も信じていて、「それがどんな演奏だったのか」を語らせない。ただ、私のようなクラシックに不案内なものにとってはちょっと飲み込みづらかったのも事実。 この監督が他のジャンルを題材にした作品を観てみたい。 役者陣の素晴らしい演技のなか、事実上の主演の松岡茉優はちょっと「芝居しすぎ」ではないかと思わせられたが、ラストですべてを帳消しにしたね。良かった。
世界はね、いつだって音楽に溢れているんだよ
原作未読。それゆえの不明な描写はいくつもあった。そこは問わない。それよりも、三人の若き天才たち(つまり明石は彼らを引き立てるための駒なのだろうと思うが)の、天才振りを堪能することにおいては十分すぎるクオリティだ。これから先、ピアノ協奏曲に対する興味も増した。文字だけじゃ表現しきれないものは必ずある。だけど、文字だからこそ伝えられる機微も当然ある。映画鑑賞を機に小説の読者が増えれば、映画は成功なのだ。そう思ってクレジットを見たら、監督は「愚行録」の石川慶。なるほど、東欧に精通していることもあり、クラシックも範疇なのだろう。 台詞にもあるように、現実社会にはいろんな音が溢れている。それを音楽ととらえて自分の世界を広げられるのは才能だ。その才能を乗りこなせず足踏みするのは辛かろう。そんな亜夜は、本番前に関わらず、「私は・・、」と言葉を詰まらせて、自分の苦悩を処理しきれずに思い悩むのだ。彼女はその言葉のあとに、どんな言葉を飲み込んだのだろうか? それでもピアノが好き、か。 やっぱり怖い、か。 たぶん、彼女の感情の中にはどっちの言葉もあったんじゃないだろうか。錯綜する思いの大きさに押しつぶされそうになっていた彼女は、それでも自分自身で乗り越えた。だから、最後のシーンが美しいのだ。彼女の笑顔がまぶしいのだ。彼女が欲していたのは結果じゃなくて、ピアノが好きだという感情だったのだろうから。
音楽は素晴らしかった!
原作は読まずに行きました。 ピアノのシーンは素晴らしかった! あれは映画館で味わうべき音色だと思いました。 ただ、音楽にフォーカス当てすぎてて、人物の描写や説明が足りなさすぎ。感じ取ってね、というメッセージなのだろうか? 映画館出て本屋でちょっと立ち読みしただけで、「あ、そこはそう意味だったんだ」とかいっぱいありました。原作読まないと理解はできないかも。 役者さんたちの演技は素晴らしかったです。 それだけにもうちょっと丁寧に描いた作品にしてほしかったです。
悪くはない。が、原作のダイジェストのよう
原作がとても良かったので期待膨らみながらの鑑賞。良かった。途中何度もうるっと来たり、ピアノの演奏に合わせて体が動いたり。物語に入り込んだ。 でもそれは、原作の感動を思い出したからなのかもしれない、と思ってしまった。説明や背景描写が足りないと感じた箇所もいくつもあったし、原作読んでない人はこれ見て内容理解できたのか、感動できたのかが逆に気になったくらい。 それとは別に、松岡茉優さんは素晴らしい女優さんだと改めて思えました。演技の上手さはもちろん、表情がどんどん変わる。くしゃっとした笑顔に魅了されました。
ラスト圧巻!
音楽の物語はいいです(*>д<) そして、天才の苦悩は多数。でも本物は悩んだりしないんですよね。 天才と回りが固め始めると、窮屈でのたうち回る。 今回敢えて原作なしで観賞したのですが、かっこ良かった🎵オーケストラの素晴らしさや雨の音、紙の上でどのように描いていたのか、逆に興味が湧きました。
芸術的な観点から見れば確かにいいが……
原作を読んで、今回の映画化を楽しみにしていた所謂原作ファンの感想です。 まず、原作との差異がほとんど見られなかった。登場人物は全員私が想像していた通りの人物像で、少しばかり安心していました。昨今の小説や漫画の実写化の風潮として、少し不安視している点があったために今作はその点、安心してみることができました。 内容としては原作を読んでいない初見で映画を見ている人にとってはよくわからない作品だったと感じました。本当は演奏中にその各々の心理や葛藤がまるで流れ込んでくるかのように見えるのですが、実写化に際して、監督は芸術的な美しさを追求したのでしょう、映像美だけをみるならばピカイチの作品だったと言えますが、物語としてみるならば……という感じです。 原作を見ている私からしても、今作はあまり感情移入がしにくいと言いますか、心理描写がないために全員が何を考えているのかがあまり理解できずにいたのを覚えています。
93歳の母が眠らずに観て満ち足りていた
93歳になる母と一緒に鑑賞。クラシックなど、殆ど聞いたことがない母が眠らずに観ていて、筋はわからないけど、いい映画だったと述べたのは驚きでした。音楽と映像を聞いて観ているだけで、満ち足りたのだと思います。 ぼくも、松岡茉優の背中がアップした演奏シーン以降から、身を乗り出すようにして見入ってしまいました。その理由は自分にもわかりませんが、これぞ、テレビでは不可能な映画の領域でしか、味合えない濃密な時間でした。 強いて言えば、世界が鳴っていることに気づけば、あなたが世界を鳴らしてもいい、という通低音がずっと4人のピアニストにあったということかな。
音楽未経験者にはもの足りないかも。
映像も音楽も演技も素晴らしかった。しかし、ストーリーにあまり動きがない為、音楽未経験者にはもの足りないと感じるかもしれない。逆に音楽やピアノに精通している人にはこのくらいのストーリーが奥深さをより良く感じるのだろう。
誰も寝てはならぬ
原作未読 小説は読んで面白かったものは映画化やドラマ化されてもなるべく観ない主義 がっかりしたくないからだ 心地よい音楽は眠気を誘うのかもしれない 眠らないように必死で起きてた 鹿賀丈史の声で脳がクリアになった ありがとう劇団四季 のだめのようなコメディー要素は全くない クラシックを聴くのは大好きだがピアニストの人間ドラマには興味がないようだ youtubeで毎日近藤由貴のピアノ演奏を聴いているが彼女のプライベートは知りたいと思わない だから自分のような人間にはこの作品は向いていない 斉藤由貴が英語喋っているのは新鮮 あとタバコも吸っているのも初めて見た モルモン教徒はダメだと記憶しているが 妖艶な雰囲気を醸し出している ピアニストたちの1人で新人の男の子の顔が可愛い ゲイじゃないけど好きなタイプ 上田慎一郎の短編映画で冴えない映画監督を演じていた俳優さんがスタッフ役として出ていて嬉しかった 片桐はいりは少ししか出てないが確かな存在感(笑) クライマックスでピアノを弾く松岡茉優の演技はダイナミックでカッコよかった 公の場で安藤サクラをライバル視しているだけあります 終わりよければ全て良し
天才が向こう側の人だとしても
原作未読。 真正面から骨太に物語を描ける、国内では希少な監督だと思います。役者陣の演技も素晴らしく、噛み応えのある作品。音楽そのものの描き方も、端折ることなく丁寧に感じました。 という良作だからこそ気になるのが、芸術における天才は、なぜ少し「幼く」「不思議」な存在として、乱暴に言えば「一部が欠けている」感じで描かれるのでしょうか。 恐らく時間の制約等もあるでしょうが、「ちょっと不思議な芸術的天才」のキャラクターにはめることで、キャラクター説明を省略できる、ということもあると思います。もしくは原作がそうなっている、事実芸術的天才はそういう人が多い、ということがあるかもしれません。 しかしその人物描写はどこか既視感があり、この監督だからこそ、皆がキャラクターに逃げることの多い芸術的天才という人物像を真正面から描いて欲しかった、という残念さもあります(この監督は「逃げた」のではないとは思いますが)。 高島が向こう側とこちら側に一線を引いた時、私は対象への理解を得難い観察者となってしまった、視線が一つ上がってしまったことが、少々哀しかった。もちろん「登場人物に共感できない!」「感情移入できない!」みたいな、クソみたいな意見を言うつもりはなく。 ただしそれでも十二分に良作。雰囲気だけではない、質実剛健で骨太な作品を今後も期待します。
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