蜜蜂と遠雷のレビュー・感想・評価
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鈴鹿央士の演技がすごい!
松岡茉優さんの迫真の演技にも驚きましたが、
鈴鹿央士の演技に度肝を抜かれました!
茉優さんのピアノ演奏の場面は心の感情に気づく前に
涙が出てました。
音楽っていいなって思える映画です!
沈黙からの大歓声
正直この映画の序盤私は飽きてしまっていました。
たんたんと流れる風景が頭の中でながれていってしまっていました。
しかし物語が動き始めたのは桃李くんのコンクールの二次予選です
(ネタバレをしたいためにいいません)
そこから物語は動き始めました。
なんで自分がピアノをやっているのかという各々の問いを見つける演奏を桃李くんはしてくれたのです。
人々の感情が揺れ動いた今物語は大きく動き始めます
様々な感情をそれぞれ持ちながらでも、結論に辿り着くのは優勝という言葉
コンクールの場面は自分がそこの会場にいる気になれました
凄すぎる最終予選の演奏は、息を飲む
空気が止まったような緊迫した演奏です
怖い指揮者と立ち向かいながら完璧な演奏
あの笑顔が見れた時ここにいてよかったなとほんとに思いました。
最後のエンドロールまで情景を思い出すことが出来るラストは素敵でした
ひどい
原作が大好きなので期待していきましたがいろいろ設定が変わってました。
それはまだいいとしても、塵くんがホフマン先生の送ったギフトの意味がほとんどなかったなあ、と。
あやが立ち直るための風間塵という感じで、塵くんファンとしては納得いきませんでした。
明石さんもなんだか引き立て役のようなポジションにおかれ、マサルに至っては成長も見せ場もないままなぜか優勝。
この本の見どころは風間塵の演奏を聴いた他の演奏者がいかに成長するかなのに、
あやにスポットライトを当てすぎ。
あやを主人公にするにしても、もう少しやりようがあったのではないかなあと思います。
この話を2時間に収めるのは難しいと思いますが、本選であやちゃんが逃げ出す描写、海の描写などをもう少し削り、必要な場面を入れて欲しかったです。
あとは指揮者役の俳優の演技が最悪。
ベルリンフィルで振っていた指揮者があんなテキトーな振り方するなんてあり得ないので、もう少し役作りして欲しかったです。
音楽の本質はどこに在るか。
あまり期待はしていなかったが、それなりに楽しめた。映画としては採点のとおり。脚本的には主人公にもっとフォーカスした方が良かったのではないかと思う。圧倒的なプロレス技が使える小説(このプロレス技が小説家の凄いところだが)のように、主人公を囲む主要人物たちの背景を判らせようと描いていくとどうしても焦点が合わない。天才たちの競演自体はもっと削ぎ落として鋭利に切り取ってみせて、むしろ主人公が、世界が音楽で満ちている様と、それを自然事象や母との想い出に重ね合わせたりすることで「音楽の在り処」を抽出し、そのことに全体の80%の体力を使って欲しかった。思い切った視点で描くことで、主人公と「音の世界」が際立ち、鮮やかな色を纏い、そしてその緊張感の中で映画が成就するのではないかと感じた。
製作陣は「指揮者」の役割を理解していたのかが疑問
大会本選のオーケストラの指揮者が演奏陣に対して全く「指揮」をしていなかったのがとても気になりました。
大物俳優を起用している様ですが、彼は指揮者の仕事が何なのか把握していないのではないかと思わざるを得ない程のメトロノーム振りでした。
利き手でタクトを振りリズムを取るのは分かるのですが、何故反対の手でハンドサインを出さないのだろうと鑑賞時終始疑問でした。
本物の指揮者の様にオーケストラの演奏陣全員の譜面を暗譜しろとまでは言いませんが「役者」ならそれこそ「演技」でハンドサインを出して指揮者を演じることができるのでは?と思いました。
ハンドサインを出さない指揮者はリズムを取るだけのメトロノームで代用できます。
彼の存在のみが一番の疑問です。
ピアニストの方々は皆さん素晴らしかったです。
重箱の隅を突つかせていただくなら、ステージを歩いてきてピアノの前に立ち、お辞儀をしてから椅子に座って演奏を始めるシーンですが、小ネタ的な感じでどなたか一人でも良かったので(それこそ端役の方など)椅子の高さを調節するシーンを挟んでいただけたら「クスッ」とできました。
映画だけだと難しそう
原作を読んで、とっても感動して、いつか映像化したらいいなぁと思っていたので、嬉しくて観に行った。
本の詳しい内容とか忘れかけてたけど、見てるうちにいろいろ思い出して、あーあのシーンは端折ったのか残念、ってのがいくつかあったな。ま、たしかにあの本の内容を2時間に収めるならそうなるよねぇ。しょうがない。
その中で。
子供の頃に母親と2人で、ピアノの前に座って、世の中に溢れている音を聞いて、ピアノを鳴らして、それが音楽になっていくシーン。ピアノを弾くことが好きで好きでたまらないのが、セリフなんて無いのにどんどん伝わってくる感じ。その時のことを思い出した亜夜が、いったん背中を向けた舞台に戻っていく姿。すごく良かった。
本を読んでなかったら、ここまでの感動は無かっただろうなぁとおもうので、原作を読むことをオススメします。長いけど(๑ ́ᄇ`๑)
蜜蜂誰やねんw
4人の優秀ピアニストが、将来をかけてコンクールを争うお話。決して4人がバチバチメラメラではございません🔥。
原作を買おうと思いましたが、上下巻で長くなりそう=億劫に。読むと情景が浮かぶらしいですが、私眠たくなるのがオチなので原作ネタバレサイトを映画鑑賞後で見ました。そうでもなきゃ、これレビュー出来んわwクラシック好きでも無いし。語る事少なすぎる。
映画内容としてはさほど主役4人が言葉として語らず。
クラシックや自然な音で物語を奏で、情景を追加する様なスタイル。余計なものは極力避け、それぞれ違う4人の音の魅力をシャープに伝える映画と化していました。
けど、原作として思い切りバッサリ切った様な語らないこの構成比率でいいの?状態。ある人だと「演奏会だった」と一言の感想になるだろう。
あまりにも人物設定語らなすぎて、特に風間塵君を調べるハメに。
思う事は「この子の内容もうちょっと語ろうや〜」でしたね。(小説では語っているらしいから)
そしたら、タイトルも納得出来るし、映画としても納得です。
クラシック素人でもクラシックは楽しめました。
「春と修羅」シーンが1番楽しめたかな。
後半少しダレた感はあります。
内容しっかり掴み重視の方には勧めませんw
最後は自分の我を出さず、しっかりオーケストラに合わせる人が1位って事でいいのかな?w
人物像と緊張感
えっ、これってドキュメンタリー作品?
と、勘違いしてしまうようなカメラワークと人物像の掘り下げと緊張感ある展開。
とても面白かったです。
松岡茉優さんの素晴らしい演技力と臨場感のある良質なクラッシックも楽しめるお得な映画でした。
とても楽しめました^_^
原作は長編小説なのでストーリーはかなり省かれてる気はしますが、とても心地よい2時間でした。
クラッシックの世界は知らない私でもとても見やすく監督の技量はかなり評価できます。
小説の中での音楽の微妙な表現を具体的にするのは相当大変な作業だったと思いました。
出演者の皆さん適材適所ですがやはり松岡茉優は鼻につくほど上手(褒めてます)
後新人の天才ピアニスト役の鈴鹿央士も光ってます。
ピアノのテクニックや細かなミス云々の方向にしなかったのが個人的には良かったです。
原作ファンの人間描写を知っていればもっと名作になるという意見や物足りなさは理解できますが、
上映時間の制限の中では十分楽しめる作品でした。
幅広い年齢層の方にお勧めします。
音のパフォーマンスの高さに圧倒!
音の洪水に飲み込まれるかと思った…
ε-(´∀`; )
あっという間の2時間。
私の中では1時間くらいに感じました。
それほど音楽の海に溺れていたってことか…(°▽°)
流れ出るクラシックの旋律に、研ぎ澄まされて、ずっと音が頭の中で鳴り響いているかのようでした。
この感動は映画館でしか味わえない!
広いホールで音の響きを堪能できてよかったです(๑>◡<๑)
皆さんの感想にもあるように、この映画の半分はクラシックの響きのみ。
普段クラシックを聴く人はもちろんですが、全然聞かない人でも、彼らの演奏の素晴らしさに聞き惚れてしまうこと必須!
4人の弾き方がまるで違うので、それぞれの音の世界を想像しながら観れました(^^)
中でも、松岡茉優さんのピアノは素晴らしかった!
始めは、暗闇の中で1人でポツンと弾いている感じがイメージされたけど、後半で一気に花開いた瞬間、溢れ出る音の旋律に震えが止まりませんでした!
彼女自身が実際に演奏しているシーンもあるので、より一層リアルな世界を体感できたのは事実!
自分の過去に押しつぶされそうになりながらも、自分の中のトラウマとなっている殻を破ろうとする、その努力に拍手したくなりました。
感情の起伏が激しい難しい役どころでしたが、松岡茉優さんだから、ここまでのクオリティになったと思います!
普段おしゃべり付きでハロプロ好きなイメージが一切感じられない、その真逆な雰囲気が素晴らしかったです(°▽°)
そして、今回新人だった、鈴鹿央士さんの神童の役どころも素晴らしかった!
彼のクリクリとした目はまるで子ども。
でも、一度ピアノを弾いてみれば多彩な音の旋律が次々に生まれるという、予想を遥かに超えた奇跡の逸材を見事に演じています。
天才を想像させるような独特の雰囲気が、彼を覆っている感じ。
周りの役者の方に全く引けを取らない、その自由で幸せそうな世界観がとても良かったです(๑>◡<๑)
こうしてみると、音楽の映画って、その役者さんのパフォーマンスの高さが、演奏の巧さに繋がっている感じがします。
演技がうまければ上手いほど、ピアノの音もクオリティが上がってくるのかもしれませんね。
2人の話ばかりでしたが、もちろん松坂桃李さんの優しい雰囲気も、森崎ウィンさんの優等生な姿も役にピッタリ!
4人の役者さんの演技力の高さが、この映画の完成度をここまで高めているように感じました。
素晴らしい映画をありがとうございます!
久しぶりに、たくさんのクラシックが聞けてとても充実した時を過ごせました
(*´∀`)♪
魂を揺さぶるピアノの世界
恩田陸さんの原作は、単行本発売時に既読。本屋大賞にも選ばれ、ここ数年、ずっと読書メーターの上位に顔を出していた作品。いつか映画になればと思いながら、ピアノ演奏場面が難しいだろうと思っていましたが、待望の映画化でした。
一流ピアニストへの登竜門とも言える若手のクラッシック・ピアノ・コンクールが舞台。そう言うと少し堅い感じがしますが、そうした隙を与えない4人の個性ある登場人物とストーリー展開に思わず引き込まれます。
母のトラウマに苦しむ栄伝、天才ピアニストのマサル、破天荒な演奏をする風間、家庭持ちの明石、俳優陣も原作通りの配役でした。それぞれの立場で、コンクールにかける思いとお互いの演奏に魂を揺さぶられ、新たな感動を生みます。
特に、最後の栄伝が弾くプロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26 第1楽章は、凄まじまでの気迫が伝わり、それを演じた松岡茉優は、鬼気迫るものかありました。
全体的には、静かなストーリー展開の中にも、ピアノにかける、若きピアニストの熱き情熱がほとばしる作品に仕上がっています。
「狭い所の音楽を、広い世界に解き放す」それがこの作品の主題かな…。
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