蜜蜂と遠雷のレビュー・感想・評価
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がっかり
原作に感動して映画があることを知り鑑賞しました。
悪い意味で驚きです。
・人物設定が原作と変わっている
・重要な人物・シーンが省かれている一方不要な(と感じた)シーン・人物が存在する
映画化とはそういうものなのかもしれませんが期待しただけに落胆も大きいです。
ラストで本選の亜夜の演奏シーンが非常に長く描かれており、復活劇の位置づけなのかもしれませんが、1次2次3次予選全てあってこそ、むしろ予選での心の動きが重要なのでここだけ延々と見せられても…です。
風間塵がギフトたる所以などは一切伝わってこず、先生の格好つけた推薦状にしか見えませんでした。
原作を先に読んだので映画も観ましたが、映画を先に観ていたら原作を読みたいとは思わなかったと思います。
高評価のレビューを読んで原作未読なら楽しめたのかと自問しましたが、やはり人物描写が薄っぺらいので退屈しただろうと思いました。
どう終わらすのか気になり最後まで見ましたが、楽しめず残念でした。
細胞レベルで感じる音の世界観!
演者さんのプロのピアニストかと思い込んでしまうくらいの指使い、演技力が素晴らしいです。
特に松岡茉優さんの涙、スイッチが入った時の心の変化が伝わってくる演技。鈴鹿史士さんの心からピアノを弾く事が好きな無邪気な表情と演奏が素晴らしかったです。
雨の溢れ落ちる音色、海のさざ波の奥で光る遠雷の美しさ、馬の雄々しい描写…。映像も、音楽も、クラッシックの選曲も素晴らしいです。
映画館で観たいと感じました。
見ても、目を閉じて耳で聞いても、全てにおいて美しく最高に酔いしれる映画でした。
“世界が鳴っている”
細胞レベルで震える感動を是非あなたも。
「60歳でまた観よう」
芸術というものは一部の優れた「天才」にはどうやっても一般人が努力して勉強したり磨いてもある程度までしかいかない。
原作は恩田陸の小説なことは知っていたが どうやって文章だけで表していたのか。 やはりこれも「天才」だからできたことなのかもしれないと思った。
とりあえず説明は全くないといっていい。
演奏シーンがかなり多いので 音で 登場人物の心情を紐解いていく。
これはかなり映画上級者か人生経験をかなり積んだ人にしかわからないのかなと感じた。
もしかしたら30年後くらいにもう1度観たら••• という期待を込めての評価。
個人評価:3.7 音が聞こえない小説。それも直木賞をとった原作を実...
個人評価:3.7
音が聞こえない小説。それも直木賞をとった原作を実写化し音を出す意味。とても困難な挑戦と言える。吹き替えとはいえ演奏の描写が素晴らしく、とても真面目に丁寧に見せてくれる。松岡茉優の最後の演奏も素晴らしく、演奏時の視線や動きなど目を見張り、感動的だった。
また雨音から雨だれの演奏に入っていくシーンなども素晴らしく、まさに音を楽しみ、世界から音が運ばれ、それを受け取る様がよくわかった。
4人のピアニストの配役も素晴らしく、いいキャストの布陣だ。
ピアニストを馬鹿にしてるだろ。 あの指でピアノが弾けるはずがない。...
ピアニストを馬鹿にしてるだろ。
あの指でピアノが弾けるはずがない。
すべての仕事人は、それに沿った身体を持つ。持たざるを得ないからだ。
その基本対する意識があまり希薄なのに驚く。
その時点でアウトだろ。
演奏シーンとても素敵
原作未読で観賞。
ピアノコンクールに挑むそれぞれのキャラクターや背景はやや薄いのかなと思ったけど、見せ場となる演奏シーンは映画ならではという感じで見応えがあった。映像も綺麗。
俳優さんが素敵で良きキャスティング。後に原作を読み、イメージに合った演技をされていてよりそう感じた。特に塵役の鈴鹿央士くん、とても良かった。
やはり少し物足りなさを感じてしまったのは、それぞれのキャラクター。
原作ほどの濃密さはないにしても、葛藤や成長をもう少し描いてもらえたらもっと共感し感動が出来たのかな、と思った。
全てが美しい映画
演奏も含む全ての「音」「光」「影」「色」「配置」「声」の大きさ、「表情」と「演奏」の躍動感。
全て完璧。
個人的に今年一番の邦画!
原作未読で鑑賞しましたが、気づくと自然に涙が溢れてました。
この迫力は映画館で無いと絶対に堪能できません!
ああ松岡茉優サイコー!末恐ろしい。
そして役者陣は全員良かった。新人の鈴鹿君は天才かも。
クラシック知らなくても良い
登場人物それぞれの楽しさと苦悩の両方、過去と現在が映し出されている。
主人公を軸にしつつも、ギフトの少年に影響を受ける登場人物たち。
この物語が小説だったことに驚き、映画として確立してることにも本当に敬意である。
不自然な部分はあまりなく、ピアノなどの楽器の演奏も心地よい。
ただ、これは映画館で見るべきと後悔。絶対に映像と音で圧巻されること間違いない。
個人的には松坂桃李の家族の音楽が好きでした。
良作に出会えたと思う。
雨音が音楽になる世界
天賦の才に恵まれ悩み葛藤しながら花開いていく若々しい「表現者」たちを音楽に包まれ堪能する。
とても難しい映像化が陳腐にならないのは音楽の持つ力なのか。最後の松岡茉優の演奏(?)にここまで揺り動かされ心震えるとは。
自分もピアノが弾きたくなる
音楽経験が一切無くても無性にピアノが弾きたくなる映画です。
映画自体は才能ある者たちの未来と限界、挫折そして復活を描いているわけですが、素直な感想はタイトルのとおり「これだけピアノが弾けたら楽しいだろうな~」でしたw
登場人物それぞれのキャラクターがしっかり分かれていて、音楽に疎くてもそれぞれの演奏の特徴や違いが自然と理解できる演出・構成になっているのは見事でした。
松岡さん、凄い。。。
原作(や脚本家)が素晴らしいのに、つまらない映画が出来る事は良く有るが?つまらない脚本(や原作)から素晴らしい映画化会社出来る事は無い、絶対にだ!と言ったのは?確かスピルバーグ。
素晴らしい。
本作は素晴らしい(=´∀`)人(´∀`=)
原作は序盤三分の一しか読まず、積読になったままだけど?
本作は、様々意見有るかも?だけど、上手く原作を映像化してます(原作の重厚さ半端無い!)。
最初から最後まで圧巻!!!
原作の中から飛び出で来た通り!の配役(斉藤由貴さんの役は、俺的に桃井かおりさんか秋吉久美子さんだった)。
ロングスカート/黒髪ボブ/タートルの長袖ニット!
そうそう、松岡さん、英伝さんイメージ通り( ・∇・)
ーーー
◯◯を辞める者は、ピアノ教室を開くか?趣味で楽しむか?全く辞めてしまうか?!
一音落とす者は去れ!てのは劇団四季主宰のお言葉だっけ?
音楽の世界で戦う者(と降りた者)のお話し。
素晴らしいです!!!
松岡茉優さんの代表作度】☆⑤
ピアノもオケも素晴らしい度】☆⑤
のだめカンタービレ見たくなった度】☆⑤
ミュージカル含めて俺は音楽映画好きですが、間違い無く!『俺の音楽系映画ベスト18』に食い込む一作。
素晴らしかった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
映画館の音響の中で素晴らしい
映画館の音響のなかで、素晴らしいピアノ演奏の映画っていいですね。能力のない私にはわからないレベルのたかみを感じました。評価されるためにピアノを演奏するとは?が私なりに理解できました。とっても良かったです。もう一度
いくらなんでも原作と違いすぎる
驚きました…
こういう映画になっていたとは…
原作そのままな訳はないと思っていたけど、こんなに違うとは予想してなくて。
これはこれで良かったのだけど、率直に言って、観たいと思っていたのは「これではない。」かな。
誤解されたくないのだけど、原作をなぞることを期待しないで観られれば、十二分におもしろい。
良い映画だったと思います。
(以下、ネタバレあります)
まず、キャラの性格ね。
監督の思うキャラ設定と私の主観が異なるのは、まあ、当然なのだけど、それを差っ引いても「亜夜が演奏を怖がりすぎ」と感じてしまった。
一次審査の演奏も、原作では、元.天才少女の面目躍如。
映画では「通過は確実だけど、かつての輝きはない」
明石は、(私の)イメージ通りだったけど、マサルは、思うより、ずっと庶民的だったし、塵は単なる「ピアノの上手い無邪気な男の子」だった。
何より違和感があったのは、指揮者。
原作では、懐の深い紳士だったのに、気難しいキャラに。
なぜか、ブラ1とか、モツレク演奏してるし。
原作通りだったのは、それぞれの「生い立ち」の設定と「風間塵が周りに影響を与える」という設定くらい。
あ、「月の光」の連弾は、数少ない共通エピソードか。
あのシーンは、良かった。
演奏も良かった。
繰り返しになるけど、原作に拘らなければ、とてもおもしろい映画だったと思います。
実際、今日の昼間に観に行ったカミサンと娘達は、とても良かったと言ってるし。
(3人とも、原作は読んでいません)
ただ、私は、松岡茉優に「原作通りの栄伝亜夜」を演じてもらいたかったのだと思う。
演奏から逃げたことがトラウマになっている亜夜ではなく、それは整理した上で、音楽との向き合い方に悩んでいる栄伝亜夜を見たかったの。
「音楽との向き合い方に悩んでいる」とか言いながら、ひとたび演奏すれば、さらっと周りを凌駕する。
それが嫌味にならない、天然の朗らかさのある亜夜。
私の勝手な希望ですけどね。
雨の音。うーん、良い音を拾ってきました
映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)から。
「ピアノコンクール」自体、私の知らない世界なので、
どこまで、興味を持って観続けられるだろうか、
そんな心配をしたが要らぬ心配だった。
この音楽の世界って、いくらフィクションとはいえ、
これに近い感覚で、葛藤があり、競い合うことだと理解できた。
だからこそ私の関心は、映画を離れ、ノンフィクションとして
どうしたらこんな感覚を持った子どもを育てることができるのか、だった。
もちろん、本人の資質・努力もあるだろうし、指導する先生方、
その他、いろいろな生活環境が、彼ら、彼女らを刺激していた。
いや、もっとその前に、初めてピアノに触れた頃の接し方が気になった。
それを教えてくれたのは、ピアノの楽しさを教えてくれて母の死をきっかけに、
ピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜さんの幼少時期の様子。
耳を澄まし、生活の中で感じたことを音に変えていくシーン。
「雨の音。うーん、良い音を拾ってきました」と我が子に伝える母、
何度となく登場する「世界は音楽で溢れている」よりも、印象的だった。
そして「あなたが世界を鳴らすのよ」の台詞がダメ押し。
自然の音(雨の音)をピアノの音階で表現するなんて、
考えたこともなかった私は、絶対音感ってこんなことなんだな、と
少しだけ、音楽の楽しさを教えていただいた気がする。
この原作って、文字でどう記されているのだろう・・・
う~ん早速、図書館・本屋で探さなくちゃ。
P.S.
エンドロールで見つけたフレーズ
「この映画の制作に際し、動物に危害は加えられていません」
この表現って、本当にいるのかなぁ。(汗)
養蜂家に訊きました
(URLを記載したためにレビューを削除されてしまいましたので短く再録。コメント下さった皆さんごめんなさい)
映画を観ていてふと思ったのは
・ブリ起こしの雷
・雷が鳴ると米が旨くなる
この二つの言い伝えです。
この二つには科学的根拠もあり、また経験値から来る 理由ある言い習わしもあります。
それでは「ミツバチ」と「雷」の関係はなんだろう?
養蜂家に問い合わせしました。
【蜜蜂の分蜂】について ―
ミツバチは、巣が大きくなると本能が働いて住みかを脱出し、新しい世界に飛び出します。
分蜂した群れは行き先を求めて、不安の中でとりあえず近くの木の枝や軒先に。
養蜂家はその新しい群れを捕まえて新しい養蜂箱に入れてやる必要があります。
分蜂した新しい群れを捕まえるために=大人しくさせるために、養蜂家はミツバチが嫌う「水」を撒き、一斗缶を叩いてミツバチが嫌がる「大きな音」を出すそうです。
そうすると新しい群れは一塊になって鎮かになるのだと。
【分蜂とピアノコンクールの類似・隠喩】
映画では、雨(=水)のシーンが多かったですね。そして遠くから近づく雷(=大きな音)も。
そして鍵盤にミツバチが止まるカットもありました。
若いピアニストたちの成長と脱出。そして彼らの旅立ちと不安を見ていて、どこか「分蜂の“儀式”」に似ていると思った次第です。
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以上、養蜂家のサイトに問い合わせをして、養蜂の本も読んでみました。
で、ピアノですか?
指先から血が出るまで練習したこともある 僕きりんです。
新しい自分を巣作ること、そして新しい世界を掴むための音楽家の挑戦は、心身の流血を伴う。
ゆえに、あれこれと不思議に想いは及び、こころに触れてきてくれる映画でした。
子供の頃、蜂蜜を取りたくてミツバチに刺された きりんです。
CDを聴いていいる感覚。
ピアノを弾いている筈なのにピアノ演奏よりも周りの風景 背景がピアノと合わさったイメージ。 そこはとてもよかった。
でも。ピアノニスト感が感じられない。
感動したのは背景にある音楽に対して感動なのかな。と 思った。
世界を音楽で表現できる人達
世界が音楽で溢れてる。
なんかそんなことを素人の俺にも納得させてくれる映画。
それぞれの天才達の音楽への取り組みかたがメリハリ効いてて面白い。
ピアノ、音楽が題材であるけれど、それを表現するのに映像がうまく活かされてる。
世界を音楽で満たすのは天才達。
映画館で見たかった。
全420件中、41~60件目を表示