「ひどい」蜜蜂と遠雷 渡部なつみさんの映画レビュー(感想・評価)
ひどい
原作が大好きなので期待していきましたがいろいろ設定が変わってました。
それはまだいいとしても、塵くんがホフマン先生の送ったギフトの意味がほとんどなかったなあ、と。
あやが立ち直るための風間塵という感じで、塵くんファンとしては納得いきませんでした。
明石さんもなんだか引き立て役のようなポジションにおかれ、マサルに至っては成長も見せ場もないままなぜか優勝。
この本の見どころは風間塵の演奏を聴いた他の演奏者がいかに成長するかなのに、
あやにスポットライトを当てすぎ。
あやを主人公にするにしても、もう少しやりようがあったのではないかなあと思います。
この話を2時間に収めるのは難しいと思いますが、本選であやちゃんが逃げ出す描写、海の描写などをもう少し削り、必要な場面を入れて欲しかったです。
あとは指揮者役の俳優の演技が最悪。
ベルリンフィルで振っていた指揮者があんなテキトーな振り方するなんてあり得ないので、もう少し役作りして欲しかったです。
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